Kids

2010.08.04

高校生のロケットプロジェクト

企業をスポンサーとする教育や、紙メディアやインターネットの記事に特定のスポンサーが付くことには賛否両論あるだろう。これについては、Make内部でも常に論議されている。同様に教育機関でも、よりよい学習プログラムの資金を得るために苦渋の選択をしているのではないかと思う。その金は、ブランドイメージ向上のために企業が喜んで提供してくれる。うまく利用されるだけかもしれない。ぎくしゃくすることもあるだろう。でも、適正にできる場合もある(と信じる)。うまくやれば、関係する人全員が得をする。

Science

2010.07.29

鳥と舞う羽ばたき飛行機

角田和彦さんは自作の羽ばたき飛行機の動画をたくさんアップロードしています。なかでも、もっとも美しいと思ったものをひとつご紹介。全幅105cm、全長63cm、飛行重量463gのKestrel F6が青空を力強く飛翔しています。映像では、本物の鳥(トンビ?)と一緒に舞っているように見えるシーンがあります。解像度をHDにして見ると気持ちいいと思います。

Science

2010.07.29

Liquid Galaxy – Googleのガラスの飛行エレベーター

Googleのソフトウェアエンジニア、Jason Holtとその同僚たちによる、かの有名な “20% time” プロジェクトのひとつ。Liquid Galaxyは、ユーザーをぐるりと取り囲むように配置した8つのフラットパネルディスプレイを同期させて、市販の6軸ジョイスティックを動かすと「Google Earth」を体感できるというもの。その効果は驚愕そのもの。Holtの解説より。……突然、Google Earthの中を飛んでいると、本当に飛んでいるように感じられるようになった。

Science

2010.07.26

ダイソン扇風機で風船加速器

僕は、エアマルチプライアー(ジェームズ・ダイソンが開発した羽根のない扇風機)を、まだあまり使ったことがないんだけど、これはすごい。倉庫の中に並べられた数十台のエアマルチプライアーによる「トラック」が、空気と同じ比重にした風船を次々と送り出す。こりゃまいった。
– Sean Michael Ragan
訳者から:そうか、あの扇風機はこうやって遊ぶものだったのか! ただし、これはダイソン社の研究者たちによるデモンストレーションで、オリジナルのムービーには、エンジニアが特別な環境で行った実験なのでマネをしないでね、と注意書きがある。

Crafts

2010.07.20

太陽系ネックレスのビーズひとつは2000万マイル

Chain of Beingという名で知られるLaura Cesariは、太陽系をビーズで作った。これはネックレスとして身につけることもできる。この作品は、先日、カール・セーガンのPlanetary Societyブログにも取り上げられた。数年前、友人のビーズショップで、木星に似たとてもきれいな瑪瑙をみつけた私は、それを使って、周囲に衛星を見立てたビーズを配置した「木星ネックレス」を作った。この太陽系デザインでは、もっと視点を引いて、小さめのビーズを使って惑星間の距離を再現するようにした。

Science

2010.07.13

生命の系図の印刷用巨大データを公開

オースティンのテキサス大学、Hillis/Bull 研究室より。この系図は、生命の系譜の中の約3000種からサンプリングした小サブユニットrRNA配列の分析から作られたものです。種は、現在手に入るものから選びましたが、主要なグループはなるべくすべてを含むよう努力しました。各グループからは、よく知られている種を、だいたい均等になるように選択しました(しかし、種によっては数に偏りがあります)。ここに名前が出ている種の数は、地球に存在しているとされる種の数の、ほぼ平方根になります(つまり、推定900万種のなかの3000種)。

Science

2010.07.05

OpenPCRプロジェクトが過熱(?)

先週紹介したOpenPCRプロジェクトの記事にKickstarterのリンクも付けておいたけど、それから1週間で、インターネットを通じた支持が集中して、目標出資額が一気に達成された。しかし、金曜日に問題が発生した。過熱した蓋によって、どうしても配管が燃えてしまうのだ。そこで、Tito JankowskiはO’Reilly Answersに助言を求めた。以下はOpenPCRブログからの抜粋。OpenPCRの蓋の過熱問題について、O’Reilly Answersでの意見が大変に参考になりました。

Science

2010.06.30

How-To:陽極酸化アルミの作り方

アルミのDIY室温陽極酸化に関するRon Newmanの驚きのページは、最後の更新が2007年となっているけど、もっとうんと古い感じがする。Ronは現在このページで、ハウツー本のほか、アルミの陽極酸化用品などを販売しているが、ここにはすでに、それなりの知識のある人にとっては十分すぎるほどの専門的な情報が無料で公開されている。上の写真にあるように、Ronの設備は大掛かりだが、高価な道具を使わなくてもできてしまうところがすごい。