Science

2010.11.02

ブルックリンの父子による宇宙計画

ニューヨーク市のブルックリンに住むLuke Geissbuhlerと息子のMaxは気象観測用気球にカメラをぶら下げて成層圏まで打ち上げた! 彼らはこれをブルックリン宇宙計画と呼んでいる。[FREEwilliamsburgより]
Make英語版本誌より

Make英語版 Vol.24には、文:John Baichtal、イラスト:James Provostによる「Weather Balloon Space Probes」という記事が掲載されている(54-55ページ)。デジタル版でも読めます。

Science

2010.11.01

1/10 サターンV型ロケット打ち上げに成功!

去年の4月、Steve EvesはサターンV型ロケットの10分の1モデルの打ち上げを行った。高さは4階建ての建物に相当し、直径は1メートル20センチ。発射台に乗ったときの重さは約740キロ。モーターは9つ。P-10,000が1基とN-3800が8基使われている。重量約1トンの発射台から打ち上げられた(設置には6トンのクレーンが使われた)。モーターの総出力は11万5000ポンド。打ち上げは見事に成功し、高度約1350メートルまで達した。ちなみに、モーターの価格は1基12,000ドル。

Electronics

2010.10.27

自家製高解像度DLP式3Dプリンター

このリンクはシンガポールのJunior Velosoから送られてきたものだ。彼は感光性樹脂を使った驚くべき自家製3Dプリンターを開発した人物だ。従来の光造形法では、紫外線レーザーでスキャンして1層ずつ樹脂を固めていくというものだったが、DLPプリンターも似てはいるが、図に示したように、マイクロミラーを使ったビデオプロジェクターで層に光を当てる。Junior が開発したのは、1層あたり4~8秒間感光させるため、全体のプリントには数時間を要する。また、感光層を透過した光の「シャドーイング」を防ぐために、不透明樹脂を使用する必要がある。

Science

2010.10.25

Flickrの写真からわかったクジラの記録的な大旅行

データはいたるところにある。熱心な市民科学者(citizen scientist)なら、目覚ましい発見をしなくたって、私たちが毎日その中を泳ぎ回っている未分析の公共のデータの海を知的に公開して結果を導き出す方法を会得することで「プロの科学者」に昇進できるのだ。The Boston Globeに掲載されたこの記事は、その素晴らしい一例だ。
写真共有サイトで旅行者が撮影したクジラの写真を徹底的に調査したメーン州出身の市民科学者が、メスのザトウクジラがブラジルからマダガスカルまで、記録的な6000マイル(約9700キロ)の旅を果たしたことを実証した。

Science

2010.10.22

プログラム可能なブロブ

Blob Motilityは、流動的なプログラマブル・マターを用いたインタラクションデザインの試みである。粘性をもった流体をインターフェイスとして扱うRheologic Interaction(レオロジック・インタラクション)のコンセプトの第一歩として,我々はpBlob(physical blob)と呼ばれる独自生成したゲル状の磁性流体を用いて,幾何的かつ位相的にその形態をプログラムできる環境を提案する。これにより、ユーザはCGにおけるメタボールのように、有機的な形状の変化を実空間で体験することができる。

Science

2010.10.18

モジュラー折り紙によるナノチューブ模型

MAKE Flickr poolで発見。美しいモジュラー折り紙は fdecomiteのメンバー、Tomoko Fuse(布施知子)の作品。正式名称はGiant short nanotube(巨大で短いナノチューブ)。ダブルで矛盾した実体を目の当たりにできる滅多にないチャンスだ。
– Sean Michael Ragan
編集から:こういった作品の折り方は、折ってなるほど! ゆかいな多面体(出版社の日本ヴォーグ社の書籍情報ページへのリンク。サンプルあり)に掲載されているようです(布施さんは、他にも著書多数)。

Science

2010.10.13

Arduino EEGで脳波をアートに

自分の脳波をモニターしてみたいけど、高価な機器を買う金も、それを使う専門知識もないというあなたへ。昨日、Jacob ShiachのArduino脳電図プロジェクトの情報を手に入れた。私がこのプロジェクトを最初に知ったのは、7月にカリフォルニア州バークレーで開かれたオープンソースサミットでのことだった。Jacobはこう話している。知らない人には、スパイ映画の拷問シーンのように見えるかもしれない。椅子に座ったForrestの側頭部には、金属のワッシャーを結びつけた電線がガムテープで貼られている。

Crafts

2010.09.01

本物そっくりキノコランプ

どう表現したらいいんだろう。このランプはGreat Mushroomingで知られる日本人クラフト作家の作品。ガラスで作ったキノコにLEDを埋め込み、流木の台に配置したもの。ちょいと目立つスイッチがある。これ以上なにも望むものはないね。[Inhabitatより]
– Sean Michael Ragan
訳者から:高野幸雄さんの作品。サイトはPCではFirefoxだとうまく表示できないみたい。IEならオッケー。

Science

2010.08.20

Otypのバイオテックプロジェクト、Kickstarterで出資募集中

OtypのKyleとJamesとDavidは、生物学的に「Hello World」を書く方法を子供たちに教えるためのキットを開発した。彼らはこれを学校に配りたいと考えている。このキットでは、まず緑色に光るクラゲの遺伝子をバクテリアに埋め込み、バクテリアのコロニーを成長させる。これにより子供たちは、バイオテクノロジーのごく基本的な手法を学ぶことができ、しかも暗闇で光るバクテリアを使って絵や文字を書くという楽しみもある。デトロイトのMaker FaireではOtypの連中がその工程をデモっていた。