Electronics

2008.07.03

HOW TO – キヤノン・ハッカーのための開発キット

CHDK(Canon Hacker’s Development Kit:キヤノン・ハッカーのための開発キット)はスゴイ。キヤノンのデジタルコンパクトカメラで、RAW保存や露出ブラケットが利用できるようになったり、スクリプトの変更まで可能になる。このソフトウエアで行うのは一時的な設定だけなので、ハードを”レンガ”にしてしまう心配もない。詳しい使い方は Hack a Dayに掲載されている。キヤノンの新型、Digital Rebel XSi(日本では Kiss X2)のスペックに魅了されたことがあれば、普通のコンパクトカメラの機能がいかに制限されているかがわかるでしょう。

Crafts

2008.07.02

Image Fulgurator – 他人が撮影している写真に何かを写り込ませる

ベルリンを拠点に活動するアーティスト、Julius von Bismarck(今年のArs Electronica FestivalでGolden NICAを受賞)が開発した “Image Fulgurator” は、写真を物理的にいじくって、撮影対象物にメッセージを書き込むというデバイス。カメラのフラッシュが光ると、それを感知して、瞬間的にメッセージが投影される。その結果は、このリンク先のビデオで見ることができるが、観光客たちが撮影した写真には、変な物が写り込んでいるというわけだ。

Fabrication

2008.07.02

ACM-R5 – 水陸両用ヘビ型ロボット

地を這うクールさの水陸両用ヘビ型ロボット ACM-R5jwzより -陸上に生息するヘビは、時に川面を泳ぐ姿を見せる。ウミヘビのように水中で活動するヘビもいる。実は原理的に体をくねらせて推進力を発生する仕組みは、地上でも水中でもほとんど同じである。ACM-R5は、この事実に注目して開発された水陸両用のヘビ型ロボットである。地上及び水中において、ヘビと同様に体をくねらせて推進することができる。
ACM-R5の特徴の一つは、蛇腹とユニバーサルジョイントを組み合わせた関節である。

Electronics

2008.07.02

LEDウインカー付きジャケットの作り方

ちょっと前に、LEDの方向指示器が付いたバイク用のジャケットを紹介したよね。Leah Buechleyがその作り方を公開してくれた。両方の袖口にスイッチがあって、それでLEDを点灯させる仕組みだ。InstructaibesのLED turn signal bike jacketには、わかりやすい配線図と、電子回路を”縫う”ときのいろいろなコツが載っている。また、間もなく発売されるLilyPad LED(Sparkfun)のレビューもある。彼女自身のサイトにも作り方のミラーがある。

Electronics

2008.07.01

AVRをベースにしたgainer互換機 “ginger”

morecal lab.の桑田さんが作ったgingerは、gainerの互換機。本来gainerはPSoCというマイコンをベースに作られているんですが、gingerはAVR(ATmega88)がベースになっています。
最大の特徴はUSB接続に特別なチップを用いないところ。つまり、AVRだけでUSBに繋がっちゃう。とてもシンプルで低コスト。現段階ではMacOSXとの接続のみ確認されているようですが、CDCクラス対応なのでデバイスドライバをインストールすることなく使えるみたい。美しい。

Fabrication

2008.07.01

人力飛行船を作るには

人力飛行船がイギリス海峡の横断に成功した。このニュースに触発された人も多いんじゃないかな。わかる気がする。Trumannより – この人力飛行船の作り方がわかれば、ぜひ作ってみたい。この記事は人力飛行船で旅をするという内容だが、このアイデアに感動したボクは、どうしても自分で作りたくなった。でも、どこから手を付けてよいやら。なにせボクはMaker n00bだし。だれかいい案がある人がいたら、ぜひ協力してください! – Pedal-Powered Blimp Attempts to Cross English Channel(英語)
うーん、ボクなら正攻法でいくね。

Science

2008.07.01

Johnny Leeの新たなWiiリモコンハッキング

Johnny Leeのウェブサイトには、カーネギーメロン大学での、Wiiリモコンを利用したヒューマンコンピュータインタラクションに関する最新の研究について語られている(ビデオもあるよ)。上のビデオでは、Wiiリモコンのモーショントラッキング機能とIR LED(とプロジェクター)を使った柔軟にして折りたたみ可能なディスプレイのシミュレーションをデモしている。彼のサイトには、ケンブリッジ大学で考案された、Wiiリモコン2台を使って100ドル程度でできる、ステレオ三角測量による3Dモーションキャプチャーの方法も紹介されている。

Electronics

2008.06.30

オープンソースハードウェア -「我々はイノベーターを訴えない」

オープンソースハードウェアは、既成メディアにも少しずつ浸透し始めている。これは、Economistに掲載された”Open sesame”というタイトルのすばらしい解説記事だ。- お馴染みの顔ぶれも紹介されている(Chumby、Buglabs、Neuros)。残念ながら、MakeとAdafruitは仲間に入れてもらえなかったけど、下のリンクに、完全なオープンソースハードウェアの仲間のリストを掲載しておいた。
“オープンソース”ソフトウェアという考え方は、コンピューターユーザーの間ではお馴染みになっている。

Science

2008.06.30

爆発するガラス

科学の驚異と画像の美 – 累積圧力の危険性を科学的に見せたいなら、”ルパート王子の涙(Prince Rupert’s Drop)”に限る。冷たい水を張ったバケツの中に溶けたガラスを一滴垂らすと、17世紀のアマチュア科学者の名前にちなんだこのガラスの球は、圧力の塊となる。それはどんなに強く叩かれても平気だが、尻尾の先をちょっと切ると爆発する。この強烈なエネルギー放出の瞬間をビデオでどうぞ。