Fabrication

2016.11.07

3Dプリンターをハックしたフルカラーのキャンディーマシン

もう何年も前からフルカラーの3Dプリンターの話は出てきている。カラーでプリントしたり、砂糖でプリントするプリンターの記事をここでも何度も紹介してきたが、いまだにそのようなマシンは、コミュニティの机の上に現れない。ところが、ひとつ新しい方法が登場した。Aad van der Geestが、家庭用3Dプリンターをフルカラーまたはフルカラーのキャンディーをプリントできるように改造するキットを開発したのだ。

Colorpodと呼ばれるこのシステムは、使えるようになるまで、ちょっとしたハッキングを必要とする。

Electronics

2016.11.04

ゆれる力で電波を飛ばす振動発電無線タグ開発キット

モノワイヤレスの新しい無線タグ開発キットTWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)は、振動を電力に換えて電波を飛ばす。無線マイコンTWE-LITEにエナジーハーベスト技術を組み合わせることで、電池不要のIoTデバイスを実現した。

【新製品】「電池不要」軽く振るだけで電波を飛ばせる。バッテリーレス無線タグ TWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)https://t.co/k1TxQZ5Cr1 pic.twitter.com/UUgiP4LZxx— モノワイヤレス株式会社 (@monowireless) 2016年10月28日

手に持って軽く振るような弱い動きで発電するから、ウェアアラブルデバイスとしても使える。

Fabrication

2016.11.02

レーザーカットを行う際の5つの注意点

このほど私たちは、Sculpteoにてレーザーカットサービスを開始した。レーザーカットは正確で、繰り返しの作業に強く、経済的であるとった利点が多いが、いくつか知っておくべきことがある。私たちのサービスを利用するときもそうだが、自宅でレーザーカッターを使うときも同じ注意点を考慮してほしい。

1. レーザーカッターはベクターファイルのみに対応する

単なる絵やベクター化されていないドローファイルでは、レーザーカットやレーザー彫刻はできない。必要な情報が含まれていないからだ。

Electronics

2016.11.01

Star Simpsonの “エレクトロニクスな人生” をはじめるために必要な5つのこと

14歳のとき、私は始めてエレクトロニクスの本と出会った。Tandy Corporation、後のRadio Shackが出版したものだ。当時はわからなかったが、それが私のエレクトロニクスへの理解の基礎となり、そしてエレクトロニクスは、私の人生においてとても重要なものとなった。

私は先日、Circuit Classicsを発表した。これは、回路デザインの初心者向けの教育用サーキットボードだ。私は自分が最初の一歩を踏み出したときのことを思い出し、どのようにエレクトロニクスを学んできたかを考えながら、これを開発した。

Science

2016.10.31

バイオデザインとバイオ素材

これは、バイオハッキングに関する連載の3回目だ。これまでの記事は、第1回目が「バイオハッカーの冒険」、第2回目が「生きた細胞でプロトタイピング」だ。これからも続く予定。

「デザインの未来は、環境に存在する材料を使う未来であり、それがウェアラブルであれ、車であれ、建物であっても、自然の生態系に組み込むことのできる環境の性質や関係性を変化させることでデザインできる世界だ。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — Scratch 3.0、日本のアクティブ・ラーニングの進め方:阿部和広さんインタビュー(後編)

青山学院大学客員教授の阿部和広氏へのインタビューの後半は、「Scratch@MIT Conference 2016」で公開された次世代Scratch(Scratch 3.0)の概要と、6月から一般販売を開始した教育用レゴ「WeDo 2.0」について話を聞いた。新しい教材や教員向けサービス、多彩なデバイスへの対応など、学習環境が整備されていくなか、子どもたちが自ら作って学ぶために留意すべき点とは。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — パパート氏の構築主義は世界中へ浸透している:阿部和広さんインタビュー(前編)

2016年8月4~6日、教育用プログラミング環境Scratchの国際会議「Scratch@MIT Conference 2016」が米ボストンのMITメディアラボで開催された。本イベントに参加された青山学院大学客員教授の阿部和広さんに、Scratchの現在と未来、日本におけるプログラミング教育の課題について、話を聞いた。(構成:松下典子、Scratch@MIT Conference 2016の写真提供:阿部和広さん)後編はこちら

メディアラボにおけるScratch Conferenceの開催は2年に1度で、世界最大規模のものとなる。

Crafts

2016.10.27

1万個の抵抗器で作られた猫像

三木崇行さんは1万個の抵抗器を使って猫の像を造りました。部品のリードをハンダ付けしてつなぐことで、立体を構成しています。目はCdSですね。

やはり「なぜ?」と思わずにはいられない。三木さんのブログには、こう書いてあります。

今回10000個も使ってしまった「抵抗」という部品は、それ自体はアナログな性質を持っているものです。しかし、それを大量に組み合わせて形作る事によって、デジタルで、サイバーで、無機的で、それ自体が蓄積された情報の塊みたいな、そんな感じの世界観を表現することができるんじゃないかなと考えました。

Fabrication

2016.10.26

細かい部品の収納を考える

ライターになって、テクノロジーウォッチャーになってよかったと思うのは、自分の好きな分野であれこれ調べて記事を書いて、出版社に送って、それでお金がもらえることだ。いい仕事でしょ? そこで今回は、作業台の上に散らかっている部品や素材やツールの収納方法について調べて、「Make:」読者のみなさんに報告したいと思う。

この記事はまだ調査段階のものだ。私の作業台の上に散乱するプラスティックや紙の容器の中、棚の上、箱の中の部品や材料などを整理するための収納を考えてみたい。どうしていいかわからない物たちが大量にある。

Electronics

2016.10.25

Commodore 64の超小型エミュレーター

Commodore64は34年前に発売された。1995年に生産が終了したが、今でも、とくにレトロゲーマーの間で強い人気を誇っている。また、無数のクローンが存在し、Commodore64から派生したシステムやエミュレーター製品も多くある。なかでも小さいのが(世界最小と謳われているが)StaringLizard(Mathias Edman)が開発したMEMWA2 c64 Emulatorだ。

MathiasはMEMWA2を、カスタムデザインの6層プリント基板を用いて、65×45×20ミリというサイズに収めた。