Electronics

2012.01.24

フォーム切り出しロボット

これまでに、少なくともひとつのDIY CNC熱線カッターと、Hotwire Direct、Streamline Automation、FoamLinxといった市販の製品を紹介してきたが、このマシンはベルリン工科大学のRene Strasnick博士のもとで2006年に学生たちが作ったものだ。2つの移動軸と、素材のフォームを固定するターンテーブルを回転させる回転軸で構成されている。この「直交」ロボットには、古いドットマトリックスプリンタの部品が使われている。

Electronics

2012.01.23

ファブラボ・ブームボックス

MITの学生、Matthew Keeterは、かわいいポータブル音楽プレイヤーを設計製作した。ニール・ガーシェンフェルドのかの有名なHow to Make (almost) Anything クラスの卒業製作だ。ケースは、3つの8角柱を組み合わせた形状になっている。部材は5.2mm厚の合板をレーザカットしている。操作系は容量性タッチセンサを使った5つのボタン。音楽データはSDカードでプレイヤの背面から供給する。プリント基板は両面式で、プリント基板用のロボット・フライス盤で切り出した。

Electronics

2012.01.20

黙想 ── Makingに飛び込む

あなたが自分はMakerだと気づいたのは、いつの時点だった? 創作の心は、何かを学びたい、仕組みを知りたい、改造したいという飽くなき欲求から芽生える。この衝動が早くに目覚める人もいれば、遅い人もいる。あなたは、いつも壊れた自転車を直していた子供だっただろうか。または、家族が買った初めてのパソコンにはまって、何年か後にフィジカルコンピューティングを使って複雑なガジェットを作れるようになるまで、ずっとパソコンにしがみついていた子供だっただろうか。
それとも、すぐに自分のオモチャを分解してしまう子供だったかも。

Fabrication

2012.01.20

ハムスター推進式潜水艦

このプロジェクトは2009年のものだが、とても新鮮に感じられた。ハムスター推進潜水艦「HPS Hamstar」は3リットル入りペットボトルとハムスターの回し車と、日用雑貨から作られてる(総工費57ドル)。上のムービーはその処女航海の様子だ。動力源となったフーディナちゃんは、この1回の潜水で引退している。HPS Hamstarの開発者はこう話している。「蒸気とハムスターのいちばんの違いは、ハムスターはシャベルですくってボイラーにくべなくてもよい点だね」というのは冗談。

Electronics

2012.01.19

スペースシャトル専用言語HAL/Sに関する電子書籍

スペースシャトル搭載計算機専用プログラミング言語”HAL/S”に関する電子書籍が、筆者の水城徹さんにより公開されています。きわめて「独特」なその言語仕様から、当時の技術水準と労苦がしのばれます。まだ読みかけだけど、とても興味深い。空白文字が乗算演算子って……。あとがきから一部を引用します。
HAL/Sは珍しい、死亡日時がはっきりしたプログラミング言語となる。STS-135向けのミッション用コード差分の最後のものが書かれた瞬間に、HAL/Sの死は確定する。

Fabrication

2012.01.19

USBメモリ・クリプテックス

データの保護に、クリプテックス式のダイアル錠による物理的レイヤを追加した美しい機械式USBメモリだ。これはロシアのスチームパンク愛好家、Taratorの作品。
正直言って、この程度のシリンダー錠を開けるのは難しいことではない。それどころか、この見事な美しさが泥棒の意欲を搔き立ててしまいそうだ。むしろ普通のUSBメモリのほうが安全かも。

Crafts

2012.01.18

Etsy & Friendsの”LOVE handmade”は今週末開催

先日のMake: Tokyo Meeting 07にも出展していただいたEtsy & Friends(クラフト作品を中心とした米国のオンラインマーケット、Etsyユーザーのコミュニティ)のみなさんが、今週末のイベントを開催することになりました。10数組の方が出展されるようです。お近くの方はぜひどうぞ。
Etsyに参加しているメンバーとその友人たちによる、手作りの品々の展示会を開催いたします。
あなたの大切なひとたちや自分のためのギフトをさがしたり、ワークショップに参加したり、出展者と話したり。

Fabrication

2012.01.18

Best of MAKE: クラウドファンドの年

Makeでは一般的な用語を使うべきなのだろうが、今のところ、我々にとって「クラウドファンド」は、基本的に「Kickstarter」と同義語だ。Make Onlineのアーカイブだけでも、Kickstarterで検索すると100本の記事が出てくる。初めて記事にしたのが2009年10月だった(MakerBeamのプロジェクト)。これに対抗できるメジャーなクラウドファンドのサイトとしてMakeで大きく扱われたのは、IndieGoGoだけで、記事の数は8本。

Electronics

2012.01.17

ギター用デジタルマルチエフェクタ

faker1968さんはmbedをベースに、ギターエフェクタを作っています。すでにディストーション、ディレイ、フランジャーが実装されていて、ブログとmbed.orgでその成果が公開されています。ノイズ対策や限られたリソースで最大限のエフェクトを得る手法が参考になります。