Electronics

2014.06.06

ウェアラブルなおもちゃ「Moff」のユニークな開発プロセス(Maker Pro Jp)

大企業もウェアラブルデバイス/BLEガジェットに参入している。そんななかでスタートアップとして、この分野の製品を発売する準備をしている「Moff」の髙萩昭範氏に、製品の概要、開発プロセスなどについてお聞きした。

パシっと手首に装着するだけのウェアラブルなおもちゃ

手首に装着しスマホアプリと連動することで、自身の動きが、手にしたものすべてがおもちゃになるという、「もの」自体のキャッチーさはもちろん、シンプルなデザイン、おしゃれな色使いにキュンときた方も多いだろう。Moffの遊び方はこうだ。

Electronics

2014.06.05

Lチカ専用LSIを作ってみた

金沢大学の秋田純一さんはLチカ専用LSIを作った。え? LEDをチカチカさせるためだけに大規模集積回路を作っちゃったんです。詳しくは動画をご覧ください。

それにしても「作ってみた」って……どうしてそんな大それたことを? 動画の最後でそのココロが明かされています。

LチカごときにLSIなんて……と思われるかもしれません。
昔は印刷だって動画だってアマチュアには手の出せない世界でした。
それが今では……アマチュアが作る側に入ることで世界が広がりました。電子気版もプリント基板も。

Electronics

2014.05.29

ほぼ全部入りマルチ測定・実験ツール

“LabTool Bundle EA-XPR-202″はロジックアナライザ、オシロスコープ、デジタル信号発生器、アナログ発振器といった電子回路の測定と実験に欠かせない機能を1枚の小さなボードにまとめたものです。USBでパソコンと接続し、電源もUSBだけでOK。Windows用の専用ソフトウエアにはSPI、I2C、UARTのプロトコルアナライザ機能もあって、マイコンを使ったプロトタイピングに威力を発揮しそう。

このボードはNXPのARM Cortex-M4マイコン”LPC4370″の12bit高速サンプリング能力を活用しています。

Crafts

2014.05.28

ルーク・スカイウォーカーのバイオニック義手を作る

Dean KamenのDEKA Armの販売をFDA(米国食品医薬品局)が認可した。一般に、親しみを込めて「ルークアーム」と称されるロボット義手だ。『帝国の逆襲』でルーク(・スカイウォーカー)中佐が失った腕にロボットアームを取り付ける有名なシーンにちなんで、そう呼ばれている(手術した医療ドロイドは、私の記憶が正しければアクションフィギュア2-1Bのやつだ)。

FDAによれば、このルークアームは「筋電電極からの電気信号で同時に複数の動力を制御する初めてのロボットアーム」だと言う。

Electronics

2014.05.27

Global Space Balloon Challenge開催 ─ 高高度気球でMakerは宇宙へ

GSBCチームのひとつが撮影した写真(写真提供:Flaig)

今年の初め、Global Space Balloon Challenge(GSBC)の記事を掲載した。世界中から年齢や職業の異なる人たちが集まって、気球を作り、打ち上げ、回収するというイベントだ。

打ち上げは4月18日から21日にかけて行われた。このとき、世界17カ国から集まった52のチームが気球を宇宙の入口まで打ち上げた。参加者の中には、アメリカの小学生、ノルウェーの高校生、ブラジルの大学生、香港とオーストラリアの愛好家などが含まれていた。

Crafts

2014.05.26

家宝のバイオリンを3Dプリンターで甦らせる

7年ほど前、私は家族に代々伝わるバイオリンを譲り受けるという名誉を得た。私が受け取ったのは、ネック(ボディから分離している)とボディと1本のチューニング用ペグだった。これは大変に貴重なものだ。ボディの内側には「ストラディバリウス」と書かれていたからだ。結局のところ、それは本物ではないとわかったのだが、それでも100年前の代物だ。かれこれ80年間は音を出していない。現存するMassie家の人間で、この音色を聞いた者はいない。

Electronics

2014.05.23

littleBits用Arduinoモジュール登場

スナップ式で組み立てて遊べる電子プラットフォーム、littleBitsにArduinoモジュールが加わって、さらにパワーアップされた。小さなボードにはATmega 32U4が搭載され(Arduino Leonardoと同じ)、Arduino IDEからプログラムが書き込める。

「これは、初めてのプログラムができるlittleBitsのモジュールです」と語るのはlittleBitsの研究開発ディレクター、Paul Rothman。「これはずいぶん前からコミュニティの要望があったもので、私たちもずっと提供したいと思っていたものでした。

Electronics

2014.05.21

Arduino Zero登場

Arduino Zero表側

Arduino Zero裏側

Massimo BanziがMakerConの基調講演でほのめかしていたとおり、Arduinoは最新ボード、Arduino Zeroを発表した。

見かけはArduino Leonardoとよく似ているが、じつはぜんぜん違う。32ビットのARM Cortex M0+コアのAtmel SAMD21を搭載し、これまで8ビットのボートと比べて格段に速い48MHz駆動となり、性能も向上した。

Electronics

2014.05.13

3DプリントしたスマートウォッチでArduino Challenge賞 ─ Maker Faire Romeへ

Arduino互換の頭脳を持ち、Bluetooth LEに対応し、3Dプリンターでケースを作ったオープンソースの腕時計。Jonathan Cookが開発しBLEスマートウォッチは、MAKEのArduino Challengeで優勝し、今秋開かれるMaker Faire Romeの出展が決まった。

この腕時計は、Cookが9カ月間かけて開発しているBLEウォッチの最終イテレーション版だ。日時の表示に加えて、スマートウォッチなら備えていて欲しい機能、電子メール、Facebookのお知らせ、Twitterの更新にも対応している。

Electronics

2014.05.09

DIY携帯電話PiPhone

今月の初めのRaspberry Pi Compute Moduleの発表を聞いた私たちMAKEチームは、それにどんなインパクトがあるかを話し合った。ひとつ考えられるのは、カメラや携帯電話やノートパソコンといったDIY電子機器を盛り上げるのではないかということだ。

Compute Moduleがなくても、ソフトウェアエンジニアでRaspberry Piの熱烈なファンであるDave Huntは、Raspberry Piベースの携帯電話をすでに開発して一歩先を行っている。