Fabrication

2013.05.14

レジンキャスト:CADから工業グレードのプラスティック部品を作る

合成ポリマーは、地球上のあらゆる商業製品に使われている。プラスティックはいたるところに遍在しているだけでなく、非常に汎用的だ。大変に伸縮性のあるものもあれば、釘のように固いものもある。クリスタルのように透明にもなれば、虹のようにどんな色にでもなれる。厳しい天候に耐えるものもあれば、弾丸を止められるものもある。

そう考えると、3D製造に精通したホビイストが、いまだに工業グレードのプラスティックをタブー視しているのがわからない。3Dは持っていても、PLAやABSでの出力では、強度は種類の点でも安価な押し出し成形部品に及ばない。

Electronics

2013.05.09

漢字も出せる蛍光表示管モジュールをArduinoで使う方法

Arduinoに液晶ディスプレイ(LCD)や蛍光表示管(VFD)などの表示装置を接続する方法はいろいろあるけど、漢字を表示しようとするとけっこう大変ですよね。ノリタケ伊勢電子のサイトでは、自社の漢字フォント内蔵型VFDを使って、Arduinoから漢字を含む日本語テキストを表示する方法を紹介している。UnicodeからShiftJISへ変換するコードも含めてスケッチも一式公開されていて、すぐに試せそう。

Fabrication

2013.05.02

MIT Hobby Shop

MIT Hobby Shopがハッカースペースムーブメントの先駆けになった様子が面白い。1937-38学校年度に、当時のMIT副学長、Vannevar Bushは、16人のMITの学生に2号棟の地下室の使用許可を与えた。学内にあった工作機械を集めて、学生たちは4.8×6.6メートルの部屋に木工と金属加工の工房を作った。このクラブのメンバーは、そこを「Hobby Shop」と命名した。これは、成熟した人間は専門を越えた興味を追求する、という彼らの哲学に基づいている。それはつまり趣味だ。

Science

2013.04.30

DIYバイオプリンター

ハーバード大卒で計算生物学者でサニーベイルのハッカースペース BioCuriousのメンバー、Dr. Patrik D’haeseleerによる面白いInstructableだ。

「バイオプリント」は、基本的には3Dプリントなのだが、材料に生きた細胞を使う。生きた組織や移植用の臓器を3Dプリントするという驚くような話が、このごろ大変に話題になっている。もちろん、誇大広告もかなり含まれているが、芯のところでは、面白い研究がたくさん行われている。

Crafts

2013.04.26

Sketchfab共同創設者、Alban Denoyelに聞く

Sketchfabの好きなところは、3Dモデルビューワーをウェブページに簡単に埋め込める点だ(上の画像がそう)。Facebookのステータスに、ブログ記事に、Kickstarterのページに、Instructablesのプロジェクトに、ドロップするだけで掲載できる。簡単に使えて、コンテンツに素晴らしいインタラクティブな要素を加えられる。

私は、Sketchfabがどのように成長し、今後、3Dアーティストのための主力のモデルのホストとしてどのような役割を果たしていくのかを見るのが楽しみだ。

Crafts

2013.04.23

Frank Catalfumo:靴を作り続けて70年

ニューヨークを拠点に活躍する映画製作者で写真家のDustin Cohenは、靴職人、Frank Catalfumoの短くも美しいビデオプロファイルとフォトエッセイを公開した。91歳のFrankは、1945年からブルックリンのF&C Shoesで靴の製作や修理を行ってきた。今でも週に5日、息子のMichaelと一緒に仕事をしている。「私は引退はしません。先へ進むだけです。人生は前に進まなければなりません」と彼は話す。4分間のビデオの中で、Frankは、長い間に近所の様子や靴作りの環境がいかに変化したかを語っている。

Electronics

2013.04.22

Kickstarterに失敗したらどうなる?

Andrew Deagonは、膝の手術から復帰するまでの間にアイデアを思いついた(鎮痛剤のおかげ)。そして、NeckFXを作りたいと思った。NeckFXはギターに取り付けてギターを弾くとLEDが光るというアタッチメントだ。私はギターを弾かない(というか楽器の才能がない)のだが、LEDを埋め込んだギターはすごくクールに見える。彼らはビデオに映っているようなプロトタイプをいくつか作り、バンドやミューシャンに販売もしていた。そして彼らはKickstarterキャンペーンを立ち上げて、その資金で本格的な製造を開始してMakerビジネスを拡大しようと考えたのだ。

Crafts

2013.04.11

壮大なる霜取り作戦

シカゴのFulton Market Cold Storage Companyは、精肉産業地域に建つ10階建てのビルディングで90年間操業していたが、去年の7月、郊外に移転することになった。その建物は自転車メーカー、SRAMが買い取り、そこを本社ビルにする予定だ。建築家のPerkinsとWillは、この氷に閉ざされた建物に、近代的な機械工房と、作業場と、SRAM用の屋内トラックを作るよう要請された。しかし、彼らを待っていたのは、歴史的にも類を見ない壮大な霜取り作業だ。

Electronics

2013.04.08

4足歩行+クアッドコプター=昆虫感が凄い

RaizzieNさんは市販キットのクアッドコプター(DJI F450)と4足歩行ロボット(KONDO KMR-P4)を合体させてしまった。クローズアップ動画はこちら。そのシンプルなアイデアから生まれたマシンは、なんだか凄く昆虫的。シャカシャカと歩いていたかと思うと、フッと立ち止まって、次にはブワッと飛び上がる。ウワッてなります。