Fabrication

2012.08.09

PopFab – スーツケース型のCNC旋盤と3Dプリンタ

MITのIlan Moyer and Nadya Peekは、こんなポータブルなマルチツールCNCを開発した。PopFabは21世紀のマルチツールです。心臓部にはコンピュータ制御の可動プラットフォームがあり、いろいろなツールヘッドを取り付けることができます。これにより、PopFabは、デジタルで制作した設計図をいろいろな形で実体化できます。現在は、3Dプリンタ(ムービーで紹介)、旋盤、ビニールカッティング、描画が行えますが、もっと増える予定です。

Fabrication

2012.07.18

Maker Conference Tokyo 2012基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」

2012年6月2日、日本科学未来館で、Maker Conference Tokyo2012が開催され、約300名のMakerが参加しました。本稿では、「Make」誌のファウンダー、出版人であり、Maker Faireの共同創業者のDale Doughertyによる基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」の内容を紹介します。
中心がないMakerムーブメント
おはようございます。世界的に見て東京のMakerムーブメントは、比較的初期のころに立ち上がったものでした。

Science

2012.07.18

Grow It Yourself – 生きた構造物を3Dプリントする

バイオアーティストの先駆け、Oron Cattsは、Grow It Yourself – The Semi Living World(半生物の世界)と題した二部構成のワークショップを、今月末、ブルックリンのGenspaceで開催する。参加したいが費用が高すぎて無理という人は、7月25日水曜日に行われる彼の講演がお勧め。こちらは参加無料だ。今日、3Dプリンタを使えば、プラスティックなどの非生物の素材から自由に物が作れるようになりました。では、3Dバイオプリンタを使って生きた物 – 臓器や皮膚など – がプリントできたらどうでしょう。

Crafts

2012.07.04

ベスト・オブ・Maker Faire Bay Area分野別あれこれ:自転車、ロボット、アウトドア、アート

Maker Faire Bay Area 2012からもう1カ月も経つなんて、ぜんぜん実感がわかない。インスピレーションが竜巻のように吹き抜けた地球で最高の発表会だ。信じられないほどクリエイティブなアイデアやプロジェクトや、物作りを支持する大勢の素晴らしい人々との出会いは、今でも目眩を覚えるほど強烈だった。そこで取り戻した人間性を大切に、9月に開かれるMaker Faire New Yorkを楽しみにしよう。
今回のMaker Faireには700人を越えるMakerが出展した。

Fabrication

2012.07.04

「FabLife」出版記念イベントレポート「モノ作りがコミュニティを強くする」

2012年6月30日、渋谷のFabCafeにて、書籍「FabLife」の出版記念イベントが開催されました。前半は、『FabLife』著者の田中浩也さんと、ゲストの田川欣哉さん、渡邉康太郎さん(takram design engineering)によるトークセッション、後半は懇親会という構成です。書籍『FabLife』は、田中さんが2010年度に受講した、MITの「How to Make (Almost) Anything(ほぼ何でもつくる方法)」という授業の内容がベースになっています。

Fabrication

2012.06.28

Fab Academyと「(ほぼ)なんでも作る」クラスが終了

Blanca DuarteのBarcelona Fab Labでの最後のプロジェクトは、驚きの腕時計型点字教育デバイス。
今年で3年目になるFab Academyが先週終了し、70名を越える学生たちが、世界に点在する13カ所のファブラボで最終プロジェクトのプレゼンテーションを行った。Fab AcademyはFab Labネットワーク上に作られた分散型教育プラットフォームで、週ごとのプロジェクトのカリキュラムと、水曜日のビデオ講義で構成されている。

Fabrication

2012.06.27

CNC板材接合技術の雑記帳

私は、1999年に『Nomadic Furniture』を読んで以来、板材の賢い接合方法を調べている。その当時はまだ、ホビーレベルで使えるCNCマシンはなかったが、今ではかなり自由に使えるようになった。今や、世界はモデルをデザインしたり、ケースを作ったり、彫刻や家具などあらゆるものを、レーザーカッターやCNCルーターで切り出した材料を組み立てて作る人で溢れている。そんななかで私は、板材の接合技術に関する「魔法」を集めてまとめて紹介してくれる本やウェブサイトが登場するのを待ち続けた。

Fabrication

2012.06.25

3Dプリントで作るMaker用おままごとセット


イリノイ州アーリントンハイツのChris Kruegerは、Maker Playsetを投稿してくれた。以前、Maker Playsetのことをお知らせしたと思いますが、ついに完成しました。子供たちは恐竜や飛行機で遊ぶのもよいですが、作業台や3Dプリンタで遊んでもいいでしょう! これは私の作業場のミニチュアです。バービーの夢の家にはなくてはならない設備です。これでMakeごっこをしましょう。
彼のブログより:私はずいぶん前からKacie Hultgrenに魅せられてきました。

Crafts

2012.06.22

Maker Works – 社会的目的のあるMakerスペース

Makerスペースはみんなの期待に応えることができるだろうか。こうした施設の大多数は、人々が物を作り、教え合い、工具を共有することを目的としているが、なかには社会の要求に応えるためのものもある。これは、そんな Makerスペースの物語であり、彼らが世界に広めたいと願っているビジネスモデルの話だ。Maker Worksは、ミシガン州の重工業地帯の真ん中にある会員制のスペースだ。ここは100年間にわたって物作りの伝統を受け継いできた土地だが、幾度となく試練を経験してきた。

Fabrication

2012.06.20

Makerムーブメントは子供たちの手にゆずろう

Maker Faire Bay Area 2012へ来てくれた人たちもみんなそうだろうけど、私はまだ興奮が冷めやらない。何千人ものMakerたちに会い話をした経験は強烈で、ものすごいエネルギーをもらった。こんな体験をさせてくれるものは他にない。今日は父の日なので、私の頭から離れない光景について書こうと思った。これがみんなの心にも焼き付いてくれるといいな。
Makerムーブメントは、今、移行の時期を迎えている。私たちのような大人たちは、もうかれこれ10年ほどMakerムーブメントと呼ばれる動きのなかで活動してきた。