Fabrication

2013.02.01

健全なMakerスペースを作るコミュニティ

牛乳は強い骨を作る。コミュニティは強いMakerスペースを作る。ギークな人たちがたくさん集まるのは良いコミュニティの証拠だ。地元Reston図書館には、3Dプリンターを見ようと大勢の人が集まった。

ときどき私は、うまくいっていないMakerスペースを訪れる。「場所がある。工具もある。でもメンバーがいない」。物理的側面に注力しているが、コミュニティの構築には力を入れていないのだ。そんな彼らには、こう助言している。コミュニティのないMakerスペースは魂のない場所だと。魂がなければ情熱も生まれない。

Fabrication

2013.01.30

3Dプリント用Maker Faireロボット

もしあなたがガチガチのMakeファンで、ロボットの小さなフィギュアを3Dプリントしてたい衝動にかられていたとしたら、この3Dプリント用Maker Faireロボットはまさにあなたのためのもの!

Maker Faireロボットのモデリングを開始したのは 2012年の5月だった。もともとはMakey Award用に作ろうとしたのだけど、可動式の腕を作るためのプリント時間がやたらに長く、またそれを本体につなげるためのペグの製作にも手こずってしまった。そこで一旦このプロジェクトを中断。

Fabrication

2013.01.28

学校向けデジタル工作機械

作業中の ShopBot CNC ルーター。

このMAKEにおいて、未来の教育に関して熱い論議が交わされていることは、とくに驚きに値しない。「物を作ること」、特にデジタルでデザインしてデジタル工作機械で作るという工程は、STEM(Science、 Technology、Engineering and Math:科学、技術、工学、数学)の勉強にとても重要だ。TinkerCADや123D Designといった無料のCADツールの登場で、誰もがちょっと練習するだけで3Dデザインができるようになった。

Crafts

2013.01.26

なぜ、我々はMaker Mediaを分社化したのか — Tim O’Reilly

今日、O’Reilly MediaはMaker Mediaを分社化することを発表した。このような運びになった背景と、この新しいMaker Mediaにどのような好機があると考えているのかについて、すこし説明したい。[日本語版編集部から:本エントリは、O’Reilly Radarの”Why we spun out Maker Media”の翻訳です。]

愛好家から起業家への橋渡し

次の10年間で興味深い技術は、その多くにソフトウェアだけでなくハードウェアでの革新が含まれているはずだ。

Fabrication

2013.01.25

米国O’Reilly Media,Incから、Make DivisionがMaker Media,Incとして分社化

本エントリーは米国O’Reilly Media, Inc(以下、O’Reilly Media)とMaker Media, Inc(以下、Maker Media)に関する情報です。日本では、引き続き株式会社オライリー・ジャパンがMake関連出版物の発行、イベント運営を行います。

2013年1月24日(米国時間)、O’Reilly Mediaは、雑誌「Make」(以下「Make」誌)の発行や、Maker Faireの運営を行うMake divisionが、Maker Mediaとして分社化することを発表しました。

Fabrication

2013.01.22

レーザーカットで作った湖底地形図

Below the Boat(Kara and Robbie Johnsonとして有名)は、レーザーカットで湖底地形図を作った。湖の等深線を樺材の板で表現したものだ。水域は青く塗られて一目でわかるようになっている。等深線は、バルト地区産の樺材の板をレーザーで切り抜いています。水面より下の層は、陸地と湖底が簡単に区別できるように青色で手塗りしました。陸地には主要道路をエッチングしてあります。全体は無垢の木材で作った特製の額縁に納められ、丈夫で透明度の高いアクリル板で保護されています。

Fabrication

2013.01.22

フォードが開発者とハッカーに対してオープン化

家電製品がサードパーティーの開発者にオープンになるというのは、Makerにとっていいことだ。フォードのブースでは、Sync AppLink APIとThe Ford Developer Programのデモが行われていた。AppLink APIは、iOSまたはAndroid用のモバイルアプリを作るためのもので、フォードのSync車載音声制御インターフェイスを操作する。これはおもにアプリケーションを市場に出したい開発業者向けに作られたものだが、APIは完全にオープンで、認定を受けるだけで誰もが一般向けにアプリを開発できる。

Fabrication

2013.01.18

3Dプリント最新情報

先週は3Dプリントの世界にたくさんのことがあった。そしてCESが始まって、いつものとおり、新製品が大量に発表された。
3D Systemsは、新しい3Dプリンターを2機種発表し、マシンのラインナップを拡大した。しかし、シンプルで使いやすいという路線は守っている。Ultimate Guide to 3D PrintingでもレビューしたCubeは、アップグレードを予定している。作業範囲は一辺5.5インチ(14センチ)のままだが、精度は2倍になり、速度も1.5倍になるという。

Fabrication

2013.01.16

MakerBotがThingiverseの名称をMakerBot Thingiverseに変更

MakerBotがThingiverseの名称をMakerBot Thingiverseに変更するという、3Dプリントコミュニティで騒ぎを巻き起こしそうな話だ。MakerBot はサイトのデザイン変更も行った。
このコミュニティーでは、Thingiverseに何か変更が加えられるごとに騒ぎが起きてきた。これはおそらく、コミュニティがそのサイトを所有していると考えていることに起因しているのだろう。事実、Thingiverseは2008年にZak Smithによって立ち上げられたものなのだが、Makerbot.comのコンパニオンサイトとしての位置づけだった。

Fabrication

2013.01.15

Evil Mad ScientistのDigi-Comp IIができるまで

私は2011年の夏にインターンとしてEvil Mad Scientist Laboratoriesで働いていた。そこでは、春から開発に加わっていたDigi-Comp IIにほとんどの時間を費やした。1カ月前の時点で、この機械式コンピューターはEMSのサイトで販売が開始された。将来、プラスティック製の廉価版も発売されるそうだが、今販売されている木製バージョンは非常に美しい。その開発初期の段階に関われたことを、私はとてもうれしく思っている。