Kids

2014.06.26

White House Maker Faire概況報告書(抄訳)

本日(6/18)、National Day of Making(Makingの日)に、みんなが期待と不安で待っていたホワイトハウス主導による取り組みの全容が発表された。全国規模のMakerコミュニティの拡大と強化に、非常に多くの人たちが参加してくれたことを知って、とてもうれしく思う。

初めてのWhite House Maker Faireが開催され、この「アメリカの製造業における草の根のルネッサンス」をさまざまな形で推進するMakerに、多くの団体や企業が支援を約束してくれた。

Kids

2014.06.25

作ることで勉強嫌いを克服

私は教師だ。数週間前、もしあなたが私の教室を覗きに来ていたら、生徒たちの反乱の様子が見られただろう。生徒たちは教室内を走り回り、机や椅子はひっくり返り、ゴミがテーブルや床の上に散乱し、丸めた紙が大きなスリングショット(パチンコ)によって、猛烈な速度で正確に打ち出される。しかし、よく見れば生徒たちの顔には幸せそうな笑みが浮かんでいることがわかる。そして教師も愛情と誇りの表情がうかがえるはずだ。その教師とは、私のことだ。

説明しよう。私は高校の“問題”生徒を対象にした特別教育コースの教師だ。

Crafts

2014.06.20

我が家のリビングルームは工房になった

「このソファーを外に出して、リビングルームを大きな工房にしましょう」

2週間ほど前、Maker Faire Bay Areaのわずか数日後、私の妻Lishaは私にそう言った。大賛成だ。私たちには、ソファーやらいろいろなものに独占されていた大きなリビングルームがあった。私がプロジェクトを行うときは、ガレージに行くか、トレイにのせたパーツをソファーに座って組み立てるといった具合だった。子どもたちが絵を描きたいときは、絵の具やその他の道具をキッチンテーブルの上に広げて絵を描いた。

Kids

2014.06.10

病院でMini Maker Faire

健康をメイクしよう! 2014年5月28日水曜日、我々がブルックリンのMaimonides医療センター Mini Maker Faireに到着したとき、そんなバナーが掛けられていた。50年前、この同じ病院で、エイドリアン・カントロウィッツ医師はカナルストリートで買ってきた電子メトロノームを改造して、世界初の埋め込み型ペースメーカーのプロトタイプを開発した。改造したAMトランスミッターで、もっとも低い周波数に合わせてペースメーカーの動作のデバッグを行い、病院の心臓移植手術の先端的な研究を推進させた。

Kids

2014.06.06

子どもたちがヒーローに変身する紙のアーマースーツ

2011年のクリスマス、How-Lun Chenのサンディエゴの家に紙箱が積み上がってる様子を想像してほしい。彼がインターネットで注文したプレゼントの空き箱だ。彼は、それをリサイクルに出すのではなく、何かクリエイティブなことに使おうと決めた。「息子のために、シンプルな兜と盾と剣を作ってやったんです。彼は大喜びで遊んでくれました」と、How-Lun は振り返る。

それから彼はデザインを練り直し、やがて今の形に到達した。ノーズプロテクションもあるし、金属質の塗装も施し、光るLEDの宝石も埋め込まれている。

Kids

2014.05.19

Maker Faireのブースの作り方(よりよい来場者とのコミュニケーションのために)

作っただけではダメだ。それを多くの人に見てもらって、その素晴らしさを伝えなければ。写真、スケッチ、プロトタイプ、失敗作などなど、そうしたものはそのプロジェクトの意味と背景を伝える物語になる。Maker Faireを見に来るお客さんは、Makerたちがそのプロジェクトを、なぜ、どうやって作ったのかを聞くのが大好きだ。だから、プロジェクトのプロセスを語るための材料をしっかり集めておこう。

しかしお客さんは、あなたにどう声をかけていいかわからないこともある。

Kids

2014.05.02

電気のキリン、Russelと育った日々

Russell the Electric Giraffeは、Maker Faire Bay Areaを象徴する存在だ。2006年に初登場して以来、毎回、会場に現れている。多くの人に愛され、記事になったり、ムービーになったり(下)、インタビューを受けたりもしている。

去年のMaker Faireで、私が友だちのZolie(上の写真の8歳の女の子)とRussellといっしょに遊んでいたとき、ZolieはずっとRussellに会いたかったのだと話していた。私も同じだ。本気でそう思った。

Science

2014.04.22

ピンポン玉の宇宙の旅

2014年9月27日、JP Aerospaceは、実験を詰め込んだ2000個のピンポン玉を宇宙の淵に打ち上げる。

これはPongSatと呼ばれている。世界中の学生たちからPongSatが送られてきた。私たちはそれを、気象観測用気球を使って地上約3万メートルに打ち上げる。そこで気球が切り離され、PongSatのペイロードはパラシュートで地上に戻ってくる。着陸したピンポン玉は、飛行データとともに作者の元へ送り返される。

PongSatに搭載されたものを見るたびに、私は衝撃を受ける。

Science

2014.04.18

なぜ、DIYスペースが重要なのか

これから一週間DIYスペース特集をお届けしよう。つい星空を見上げたくなって、工房に駆け込みたくなるようなプロジェクト、チュートリアル、アイデアなどをお送りする。ロケット、気象観測気球、人工衛星の作り方や、天体写真の撮り方、さらに、自分だけの宇宙服や宇宙食アイスクリームの作り方もある。NASAの契約業者でありMAKEの外部筆者でもあるMatt Reyesをゲスト編集者に迎えて、どーんと打ち上げよう。

Science

2014.03.28

たった50セントの折り紙顕微鏡

スタンフォード大学の生物工学科教授、Manu Prakash博士には使命がある。マラリア、アフリカ睡眠病、住血吸虫症、シャーガス病など、危険な微生物疾患の診断を、実地研究者が簡単に行えるようすることだ。

そのために、彼は、チームの仲間とFoldscopeを開発した。小さな球状レンズを使う、安価な使い捨ての紙製顕微鏡だ。50セントという大変に安価であることに加えて、Foldscopeは非常に丈夫で、耐水性があり、融通性がある。重さはわずか9グラム。数分で組み立てができ、電源もいらない。