Kids

2014.02.12

Roarockit – DIYスケボーキット

Roarockit Skateboard Companyは、単なるスケボーショップではない。我々はホイールもトラックもハードウェアも売ってない。最新のスケートシューズもウェアも売ってない。デッキを作ってるわけでも売ってるわけでもない。それなのに、なぜこのトロントの小さなDIYビジネスが12年も続いたのか。

ここにはツールと材料と技術があり、誰もが自分だけのカスタムスケートボードやロングボードや、そのほかの木工品が作れる。私たちの方法は、学校の教室でも、放課後の活動でも、コミュニティの集まりでも使われてきた。

Kids

2014.02.10

製造エンジニアであることの喜び

MAKEのいろいろな記事を読んでいると、大人になっても「作ること」を続けられるよう、工学エンジニアを職業に選びたいと希望する若者の話がよく出てくる。私なら、そんな若者たちに、もっと適した職業を勧める。製造エンジニアだ。私は、36年間、いろいろな分野で製造エンジニアを務めてきたが、この職業に就いてよかったと、最初から思っている。

子どものころから、私はずっと建築家かエンジニアになりたいと思っていた。どちらも自分の想像力のよい出力方法のように見えたからだ。私はよく、家の設計図を描いたり、プラモデルを作ったりした。

Kids

2014.02.04

Googleがレゴをさらにクールに

LEGOで作ったMAKEロゴ

Googleとレゴが手を組んで、バーチャルブロックの世界を新世代に進化させた。Build with Chrome だ。このベンチャーは1月28日にGoogle Chromeブログで発表されたのだが、こう説明されている。「さまざまな形のカラフルなブロックでアイデアを組み立てられるというのは、とても素晴らしいことです。……私たちは、レゴのクリエイティブな自由度に制限を加えるべきではないと考えました……」

このバーチャル環境は、オーストラリアで数年にわたって開発されてきた。

Kids

2014.02.03

世界一長いK’nexのボールマシン

ミネソタ州セントポールに住むAustin Grangerは、恐らく世界でいちばん偉大なK’nex作家だろう。彼のYouTubeチャンネルには400万人以上ものビュワーがいる。彼の作品には、K’nexレーザー彫刻機やK’nexハーモノグラフなどもある。しかし、もっとも有名な作品は、巨大なボールマシンだ。曲がりくねったレールの上をボールが転がり、螺旋レールを下り、最後にはモーター駆動のリフトでスタート地点にボールを戻すというもの。

Kids

2014.01.31

作って学ぶほうが人間的だ

人が学ぶ方法はいろいろだ。本を読んだり、教室で授業を受けたり、インターネットで講義を聴いたり。しかし、なかには面倒でストレスが溜まる学習方法もある。私が大学で工学を学んでいたとき、水曜日は9時間ぶっ続けで講義を聴かされた。昼休みもなしだ。その9時間の講義が終わると、次の日の予習を数時間かけてやらなければならない。それで工学の専攻を取り止めてしまったわけだが。もっと人間的な学び方があるはずだ。作りながら学ぶほうが、ずっと人間的じゃないか。

作って学ぶ方法は、学習者が目的を持つところから始まる。

Kids

2014.01.29

インターンは楽しい

ボクはLogan。カリフォルニア州レイクタホに住む14歳のスキー選手です。ボクは普通の学校には通っていません。特定のカリキュラムや、特定の方法での教育を受けていません。これは学習のリミックス、またはマッシュアップだと思っています。名付けて、「ハックスクーリング」です。ハックスクーリングでいちばん好きなのが、インターンシップで実技を習う時間です。ボクは、Moment Skisとbigtruck brandでインターンをしています。1週間のなかで、インターンに行く日が最高に楽しみです。

Electronics

2013.12.16

Primo – プログラミングのロジックを究極のビギナー「子ども」に教える

まったくプログラミングの経験のない子どもに、どうやってプログラミングを教えるか。それがprimo.ioの目指すところです。

primo.ioは、私とMatteo Loglioがロンドンに創設した教育用ハードウェア企業です。今年の初めに、プロダクトエンジニアのJosh Valman、メカトロニクスエンジニアのLucia Rabago-MayerといっしょにPrimoの開発を開始しました。私たちは、4歳から7歳の子どもにプログラミングのロジックを、遊びという魔法を使って教えるための、画面も映像テクノロジーも使わない製品を作ろうと考えたのです。

Electronics

2013.12.06

女の子たちにハックとメイクを

私が初めて工学とテクノロジーに興味を持ったのは、今から30年前、小学校5年生のときだった。私のクラスには4台のApple IIeがあり、先生がLogoとBASICのプログラミングを教えてくれた。それが、テクノロジーを使って何かを作るという初めての体験であり、とても楽しかった。6年生になっても、先生は私にプログラミングを教えてくれた。そして私たちを、地元の大学で開かれた、子供のための、今で言うところのハッカソンに連れていってくれた。中学に進学した私は、すでに慣れ親しんでいたコンピュータープログラミングのコースを選んだ。

Kids

2013.12.02

Kano Kit:組み立て式Raspberry Piコンピューター

Raspberry PiはMakerコミュニティのなかですっかり定着しているが、そもそもPiのコンセプトは、子どものための小さくて安いコンピューターというものであり、学校でのコンピューター教育を考え直すためのものだった。Raspberry Pi財団は、Googleなどの企業の支援を受け、さらにここイギリスで今でも学校のコンピューター教育がどうあるべきかを考え続けているBBC Microの基本精神を受け継ぎ、そのゴールに大きく近づいている。

Kano Kitは、そうした教育目的という本来の道にRaspberry Piを引き戻すものだ。

Science

2013.11.15

新時代の化学実験セットを復活させるコンテスト

子どもたちにとって、化学実験セットは科学との最初の出会いであり、初めての実験を体験できるものだ。両親や教師にとっても、子どもと科学を語り合う最初のきっかけになる。アメリカ文化のなかで、化学実験セットは1950年代的な独特なオーラを放つものである、それは子どもたちの科学に対する理解と、なにより科学への興味を引き出す重要な存在だ。

そうした意味で、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団の、21世紀の化学実験セットを復活させるコンテストはいいアイデアだ。