Electronics

2013.06.14

Maker Pro:どうやって価格を決めるか

自分が作った製品にいくらの値段をつけたらいいか、というのが2番目に多い起業家からの質問だ。いちばん多いのは、もちろん「何をつくればよいか」というもの。

最初の問題は通過したものとして、そしてあなたの製品の市場があるとすると、いよいよ製品に値段を付けなければならない。

値段付けで考えるべき問題

eMotimoのBrian Burlingは、この問題をみごとに分類してくれている。

製品の原価。
販売店の経費(手数料)。
量 – いくつ作って売るか。

Electronics

2013.05.29

Hardware Innovation Workshop – ベンチャーキャピタルに聞く

Eric Klein(Lemnos Labs)が司会を務め、5人のハードウェアベンチャー投資家に話を聞く。

ベンチャー投資家ってどんな人?

Makerには、ベンチャー投資家(VC)に対して複雑な考えがある。自分で作った会社の自主性を投資家に奪われてしまった、などという話を聞いてるからだ。KickstarterやIndiegogoなどのクラウドソースでプロジェクトを離陸させる人もいるが、今でも資金をVCに頼る人たちは少なくない。

Electronics

2013.05.22

Hardware Innovation WorkshopにてShopBotがHandibotを発表

ShopBot Toolsの新製品、Handibot。

CNCルーターの大手メーカーが今日、「デジタルツールのまったく新しいクラス」となるべき新製品「Handibot」を発表した。この発表は、カリフォルニア州サンマテオで開かれたHardware Innovation Workshopで行われた。

ShopBotのCEO、Ted Hallが水曜日のHardware Innovation WorkshopでHandibotを発表。6月に発売される。

Electronics

2013.05.20

DIY宇宙旅行が飛び立つ

私は今週、シリコンバレーにあるHacker Dojo主催のCitizen Astronaut and Space Hacker Workshop(市民宇宙飛行士とスペースハッカーのワークショップ)を訪ね、DIY宇宙計画の進捗状況を見てきた。初日にハッキリしたのはこういうことだ。「前にそこを探検したことがなければ、今こそ中間圏(さらにその先)へ新しい試みを送り込むのだ」

古い技術にしがみついてきた既存の技術者たちとNASAは、予算カットと格闘している。

Electronics

2013.05.07

12ドルの携帯電話

Bunnie Huangは、12ドルで携帯電話を買った。電話会社がお金を出しているわけではない。自由契約でロックフリーの電話だ。どうってことのない電話だ。AppleのiPhoneやGoogleのNexus 4 などとは比べようもないが、クアッドバンドGSM、ブルートゥース、MP3再生機能、OLEDディスプレイ、バックライト付きキーパッドを備えている。それでも、箱入りで、充電器、ケーブル、シリコンカバーが付属して12ドルで売られている。つまり、12ドル以下で生産されているということだ。

Electronics

2013.04.22

Kickstarterに失敗したらどうなる?

Andrew Deagonは、膝の手術から復帰するまでの間にアイデアを思いついた(鎮痛剤のおかげ)。そして、NeckFXを作りたいと思った。NeckFXはギターに取り付けてギターを弾くとLEDが光るというアタッチメントだ。私はギターを弾かない(というか楽器の才能がない)のだが、LEDを埋め込んだギターはすごくクールに見える。彼らはビデオに映っているようなプロトタイプをいくつか作り、バンドやミューシャンに販売もしていた。そして彼らはKickstarterキャンペーンを立ち上げて、その資金で本格的な製造を開始してMakerビジネスを拡大しようと考えたのだ。

Electronics

2013.04.17

開拓者たち:Alexandra Deschamps-Sonsino ─ Good Night Lampを作る

2012年の3月、Alexandra Deschamps-Sonsinoはロンドンに会社を立ち上げた。そしてその10カ月後、家電品見本市のCESにブースを出した。彼女にチームはない。2005年にデザインした古い試作品があっただけだ。

「自分のお尻を蹴飛ばしてくれるものは何かと考えたの。それは、ラスベガスのブースに8,000(約120万円)ポンドを払うことだった」

その製品は、今ではオリジナルデザインの面影をわずかに残すのみだが、Good Night Lampと呼ばれている。

Fabrication

2013.04.12

3Dプリンターはどれだけ普及するか

今週、私は3人のベンチャー投資家に会って話を聞いた。彼らは3Dプリンター市場について知りたがっていた。3Dプリンターに対するビジネス界の注目が集まる兆しだ(MakerBotは2011年に1000万ドルの投資を受けたが、新たな投資を受けることになるらしい)。

3Dプリントはどれほど大きくなるだろう。どれだけ売れるだろう。100万軒の家に普及するまで、どのくらいの時間がかかるだろう。大勢の人たちに向かって、どれだけの人が3Dプリンターを持っているかと聞いたことがある。手があがったのはほんのわずかだった。

Fabrication

2013.04.08

3Dプリンターは世界を救うか?

3Dプリンターの人気が爆発して、製造業から起業家精神まで根底から変えてしまう勢いだ。3Dプリントを悪く言う人もいる。大騒ぎするほどのものでもないと言う人もいる。しかし私は、ものをデザインしたり作ったりする方法に革命をもたらすという以上のものが3Dプリントにはあると信じている。究極的には、第三世界の人々の力を引き出し、彼らの人生を変えてしまうほどの劇的な力があると思っている。

だから私は、re:3Dに注目している。彼らは、私たちが当然と感じているインフラを持たない発展途上国で使える大型のプリンターを開発している。

Electronics

2013.04.04

中国で製造を行う:良い点と悪い点

製造(大量生産)は、起業したばかりの企業にはリスクが高いものだ。すべてのリソースを投入して作ることは、もしうまく製造できなかったときに大変なことになる。また製造費が高すぎたときも困る。海外で製造する場合にリスクの管理はもっとも重要で、隠れたコストは書類上の節約を完全に消し去ってしまう。アメリカ国内の製造業者なら、新規参入者のリスクを大幅に減らしてくれる。海外の業者には望めない経験や専門知識で助けてくれる。資金の節約になり、高品質な製品ができる。

2012年の3カ月間、私は中国の深セン(深圳)に住んでいた。