Electronics

2012.04.04

アーケードゲームのボタンで在庫管理

イギリスのオープンソースキットメーカー、.:oomlout:.のこの装置の写真に関して詳しい情報はないのだが、こう書かれている。ボタン用の棚についてマジメに考えてみた(発送業務が80年代のゲームみたいになった)。たぶん、部品の在庫管理をリアルタイムでやっているんじゃないかな。12番棚からいくつ出した、とか。ボタンを押すとデータベースがその場で更新される、みたいな。クールだね。

Crafts

2012.03.14

ドローンを使ったビジネスで儲ける

ドローンを使った市場性の高いサービスで起業する話が増えているが、興味深い動きだ。ドローンでスモールビジネスを興すといえば、これまではドローン本体の製造がほとんどだった。しかし今や、ドローンを使ったサービスを売るビジネスが登場してきた。
不動産や、スポーツなどのイベントや、有名人の追っかけや、家事や災害の被害状況の調査など、ドローンで空中撮影をするというサービスがまず思い浮かぶが、広告(やかましいけど)やプロモーション関係で儲けるという方法もある。しかしそれらは、空中ドローンのサービスの可能性からすれば、ほんの表層に過ぎない。

Other

2012.02.24

ビジネスウィークが予測 ─ オープンソースとベンチャー投資家の「文化衝突」

Bloomsberg BusinessweekにMakerムーブメントの記事が載った。いよいよ主流になりつつある。ベンチャーキャピタルも目を向け始めた。この記事にはお定まりの面々が顔を並べている。MAKE、Maker Faire、Adafruit、MakerBot、DIYDrones(3D Robotics)。一部はコメントが掲載されている。ちょっと意外だったのは、オープンソースとそれを生み出したMakerコミュニティの美徳を褒めそやしたあとに、オープンソースハードウェア(OSH)ビジネス(すべてタダで配ってしまうところ)には本当の金は入らないと警告していることだ。

Fabrication

2012.01.18

Best of MAKE: クラウドファンドの年

Makeでは一般的な用語を使うべきなのだろうが、今のところ、我々にとって「クラウドファンド」は、基本的に「Kickstarter」と同義語だ。Make Onlineのアーカイブだけでも、Kickstarterで検索すると100本の記事が出てくる。初めて記事にしたのが2009年10月だった(MakerBeamのプロジェクト)。これに対抗できるメジャーなクラウドファンドのサイトとしてMakeで大きく扱われたのは、IndieGoGoだけで、記事の数は8本。

Other

2011.12.26

HAXLR8R:新規ハードウェア事業のための国際支援プログラム

Cyril Ebersweilerの解説より:
HAXLR8Rは111日間のハードウェア事業に特化した起業支援プログラムです。起業を目指す世界中の人々に適切な援助を行い、そのアイデアを競争力のある現実の事業へと導きます。
このプログラムでは、指導、資本金、オフィス、ハードウェア関連サービスとツールの提供、さらに、中国とアメリカの同じ方向性を持つ起業家からなる強力な起業コミュニティへの集中的な参加などを通して、複数のチームを現実的な機能を備えた企業に育てあげます。
HAXLR8Rは、2012年3月から6月まで実施されます。

Other

2011.12.22

エコノミスト誌に載ったMakerムーブメント

image by andrew kelly
『The Economist』最新号に、MakerやMakeやMaker Faire、そしてMakerムーブメントの芽生えに関する記事が載った。一流雑誌にこんなタイトルとリード文(下記)が載るなんて、感激だ。しかもビジネス界の権威ある経済雑誌だからね。
More than just digital quilting(単なるデジタルキルティングではない) — テクノロジーと社会:「Maker」ムーブメントには、科学の学び方や、科学が革新を促進させる形を変える力がある。

Electronics

2011.09.30

製品開発の扉を開くArduino Leonardo

Arduino Leonardoは、World Maker Faireで Arduinoチームが発表した最新Arduinoのひとつ。Arduino Unoの後継機ではなく、その派生型だ。表面実装パーツだけを使ったシンプルな回路で低価格化をはかった。ボクにとってすごく魅力的なボードだ。
LeonardoのICはATmega32u4。ATmega328の機能をすべて引き継ぎ、SRAMが0.5kだけ増えて、USBポートが実装された。

Other

2011.09.27

クラウドファンドに米政府が期待を寄せている

Makeのエグゼクティブエディター、Paul SpinradはO’Reilly Radarに、クラウドファンドの控除への動きに関する短い記事を載せた。ちょっと抜粋しよう。
私も関わっているクラウドファンド控除の支持活動について、5月にも記事を書いたが、先日、ホワイトハウスは、オバマ大統領が提出した米雇用法案の一環として、米証券取引委員会と協力して、その方向で何らかの措置を行うことを発表した。大統領府科学技術政策局は、ウェブサイトで次のように説明している。

Fabrication

2011.09.09

Ultimaker:新しい3Dプリンタがやって来た

オランダで作られている新しいUltimaker 3D プリンタがアメリカに上陸した。MakerBotよりも大きくて速い。開発したのは、2年前にユトレヒトのFab Lab(ファブラボ)で出会った3人のMakerだ。このFab Labは、MITのCenter for Bits and Atomsが世界中に展開しているデジタル製作工房のひとつ。Fab Labユトレヒトの所長、Siert Wijniaが、ウェブデザイナーのMartijn Elsermanと大学院生のErik De Bruijnとともに高速な新型マシンの開発を行ったのだ。

Electronics

2011.08.15

AutodeskがInstructablesを買収:Makerにとって何を意味するのか

AutodeskのInstructables買収は、先週最大のニュースだった。この記事を書くにあたって、ボクは数日間考えた。Autodeskはインターネット最大のDIYコミュニティに食いついた。リスクは大きいが、その見返りはもっと大きいかもしれない。たしかに、Autodeskはプロユーザのビジネスを拡大させる術は心得ている。しかし、一般のMakerに対してはどうなんだろう。今回は、そこについて論じてみたい。Autodeskのinstructables買収はMakerにとってどんな意味があるのか。