Kids

2016.03.18

LittleBitsからSTEAM教育セットが登場

LittleBitsとその磁石でくっつくわかりやすい電子部品は、子どもとその親たちばかりでなく、ブレッドボードを見ただけでも尻込みしてしまう人たちの間で大ヒットしていることは、ご承知のとおり。教育市場での足場をより固いものにするために、littleBits は、3年生から8年生向けの新しいSTEAM Student Setを発表した。おそらく、そのことよりも重要なものとして、littleBitsは、教師向けにそのキットを使った授業のためのカリキュラムのセット、STEAM PDも開発した。

Electronics

2016.03.17

映画「インターステラー」のTARSを作ってみた

映画『インターステラー』に出てきたロボット”TARS”からは、ある種のリアリティーを感じました。人間にとってラクなインタフェイスを備えていれば(TARSは会話が得意)、ヒューマノイドである必要はないし、いっそ真四角の箱型のほうが宇宙船内でも場所を取らなくてよさそう、と。でも、あんなふうに歩き回ったりできるかね? という疑問もありました。

tsukan1964さんがTARSと同じ形のロボットを作って、同じように歩かせて、検証してくれました。細長い長方形の箱を4本並べて、マイコンとサーボを組み込み、TARSのように歩かせています。

Electronics

2016.03.16

このハンダごてを使う女性の写真は何もかもデタラメだ

ストック写真は広大な世界だ。いい写真もあるが、デタラメなものもある。

なかでも、特にMakerが気になるのは、下の写真だ。女性がハンダごてを使って複雑な電子基板を作っているところとある。ちょっと見たところではきれいな写真だが、よく見ると、彼女のハンダごての使い方に仰天させられる。ハンダごての持ち手ではなく、ヒーター部分を握っているのだ。スイッチを入れれば300度以上になる部分だ。細かい作業を行うときは、ハンダごてを短く持てたらいいと思う気持ちはわかるが、そんな持ち方をすれば、そのたびに手の平に大やけどを負うことになる。

Kids

2016.03.15

「WeDo 2.0」体験編:小学校3年生がブロックとプログラミングで「力」を学ぶ

「WeDo 2.0」紹介編はこちら。

筆者の小3の姪は、レゴブロックで建物や乗り物をつくり、ままごと感覚で遊んでいるが、勉強という感覚はまったくない。ロボットを組み立てて動かすことが、どのように理科の知識に結び付くのだろうか。カリキュラムパックを使って、いくつかのプロジェクトを試してみた。

科学探索機マイロをつくるプロジェクトに挑戦

姪は、もともとレゴ好きのため、食いつきは抜群だ。すぐにケースを開けてパーツを取り出そうとするので、あわてて制止した。WeDo 2.0ではソフトウェアと一緒に使う。

Kids

2016.03.15

「WeDo 2.0」紹介編:小学校の理科の授業との親和性を強化、教職者向けガイドも充実

レゴ エデュケーションは小学生向けブロック教材「WeDo 2.0」を2016年4月1日より発売する。小学校の理科の授業に合わせたカリキュラム構成で、レゴブロックでロボットを組み立て、動かしながら、モノづくりとプログラミング、身近な理科を楽しく学べる教材だ。今回は販売代理店の株式会社アフレルから機材貸出の協力を得て、レビューを行った。

「WeDo 2.0」では、前バージョン「WeDo」のモノづくりとプログラミングを楽しみながら学ぶという要素に加え、小学校の理科の授業との親和性を強化。

Electronics

2016.03.14

開発ボードを知るための7つの特徴

ボードは2つのカテゴリーに分類できる。Raspberry Piのように「Linuxが走るもの」と、Arduino Unoのように「Linuxが走らないもの」だ。これは完全に好みの問題だが、機能と複雑さと消費電力とプログラムしやすさなどを計る上でも便利な分類方法なのだ。解説上の都合で、ここではLinuxが走るものを「高級(advanced)ボード」、走らないものを「基本(basic)ボード」と呼ぶことにする。それでは、いろいろなボードを見ていこう。

Fabrication

2016.03.11

アンプラグド・ツール:伝統の木工技術を復活させるMakerの旅

2007年、陸軍士官としてのMark Harrellの最後の任務は、アフガン国軍を反政府軍と戦えるように鍛えるチームの司令官を務めることだった。彼はその仕事も同僚も重要に感じていたが、服務期間中、ずっと心に思い描いていたことがあった。昔ながらの胴付きノコギリだ。継ぎ手や家具など、精密な切断に使われる。なかでも、オレゴン州の家族経営の会社が作っている手作りの胴付きノコギリの虜になっていた。家に帰ったら、これを自分のコレクションに加えようと彼は心に決めていた。

彼が欲しかったものは単なる工具だが、それにはもっと深い意味があった。

Electronics

2016.03.10

タミヤのギヤボックスでカメラドリー

台車にカメラを載せてゆっくり移動させながら動画あるいはタイムラプスを撮影するテクニックがありますね。ドリー撮影と称することが多いようです。お金をかけずにキレイなドリー撮影を実現するために、色んな工夫をしているDIY愛好家をYouTubeなどで見かけます。そういう人たちは、タミヤのギヤボックスキットを使っていることが多いみたい。

YouTubeでもっともシンプルでわかりやすい作例だと思ったのが777howlerさんの”DIY Ultraportable Camera Slider”。

Electronics

2016.03.09

心電図が見えるスマート名刺

仕事の関係で情報を交換する際に、今でも名刺はひんぱんに使われている。しかし、その後に連絡がほしい場合は、しっかりと目立つ名刺でないといけない。その点、MobilECGは、医療業界人への印象の付け方をよくわかっている。

MobilECGはハンガリーのスタートアップだ。医療診断用のオープンソースの心電図(ECG)ソフトウェアを開発している。ECGを知らない人のために説明しておくが、人の心臓の鼓動を折れ線グラフで示すものだ(ドラマの病院のシーンなどでよく背景に置かれているやつだ)。

Kids

2016.03.08

若きティンカラーのための4つのキットと良質な科学玩具の5つの特徴

ニューヨークトイフェアで見つけた若きティンカラーのための4つのキット

学校でも家庭でも、子どもを自由に散らかし放題にさせることにはリスクがともなう。だから、親の安全地帯を守りつつ、子どもが何かに挑戦できる良質なキットが、ちょうどいい成長の階段となる。すべてのパーツ、すべての説明書が揃っていて、(よくすれば)作ったものの背景にある情報を学ばせてくれる。多少は散らかるだろうが、出来上がるものを考えれば、それだけの価値はあるというものだ。