Electronics

2016.02.15

レコードのようにカセットテープをスクラッチする組み合わせ式システム

Makerプロジェクトの中でも、音楽関係のイノベーションが大好きだ。コンピューターやバイオハッキングや天文学といった分野には計り知れないものを感じるが、音楽は、その表現方法が限られているメディアであるために胸を打つのだと思っていた。だがその考えは、Scratchetteによってくつがえされた。

フランス人ミュージシャンのAlexis Malbert(またの名をTAPERTRONIC)は、90年代後半からレコードやCDやテープや電子回路など、さまざまなメディアを使って音楽のハッキングを行い、ヨーロッパ中のアートギャラリーでライブショーを行い、その創造力を披露している。

Electronics

2016.02.12

Raspberry Piを無停電化するボード

Raspberry Piを連続運転している人が興味を持ちそうなボードが出たので紹介しよう。galileo-7の『ミニUPS』は一般的なモバイルバッテリと組み合わせて使う電源インターフェイスボードだ。このボードを経由して電源を接続することで、停電を検知し、自動的にモバイルバッテリからの給電に切り替えることができる。つまり無停電化できるわけだ。コンピュータ用無停電電源装置に必要な、停電時の自動シャットダウンもサポートする。

典型的な接続方法は次の写真のとおり。

Crafts

2016.02.12

雪の砦を作ろう

写真:Fatherly

2016年の“雪マゲドン”は猛威を極めた。そのおかげで、我々は新しい建築材料を得た。雪だ。山ほどの雪だ。大雪に見舞われた地域に住んでいる人は、どっちみち雪かきをしなければならないのだし、いっそのこと、楽しんでしまわないか? ここに、「Make:」のアーカイブから雪で作れるものを並べてみた。

イグルーを建てるためには、強い雪のレンガを作るための箱が必要だ。去年の冬の記事DIY Igloo Blocksで、木枠の作り方を紹介している。

Science

2016.02.10

楽しい磁力カーと磁石トレイン

雨や雪の冬の日に家の中で家族で楽しめるプロジェクトがある。子どもたちに、磁石の性質について、またモーターがなぜ磁石で回転するのかを簡単に理解させるいい機会にもなる。

ひとつめのプロジェクトは、Instructableのメンバー、KJMagnetics(磁石の販売業者)によるものだ。単三電池と、2つの円盤状の磁石と、アルミホイルを使う。シンプルに真っ直ぐ走るだけの車を作るには、R841磁石をひとつと、RX032磁石を2つ使う。片方のRX032磁石をDC2磁石に交換すれば、円を描いて走るようになる。

Kids

2016.02.09

パパが作ってくれたスタートレックのミニチュアセット

MakerのDavid Weibergは、この「Star Trek: TOS」エンタープライズ号(編注:TOS = The Original Series)のブリッジを小さな息子のために作った。このプロジェクトを作るきっかけを、Davidはこう話している。

このプロジェクトは、息子のStar Trek TOSプレイメイトのフィギュアを見たときに始まりました。あの昔のテレビ番組のファンになった8歳の息子にプレゼントしたものでした。彼は、段ボールで簡単なセットを作って遊ぶようになりました。

Crafts

2016.02.08

試験管の中の街に迷う

こんなに小さいのに、こんなに広がりを感じさせるなんて。Rosa de Jongの小さなスペースに作られた精巧な街を見たとき、私自身がうんと小さくなったような気がして、この街の中で迷ってしまった。しかし、どれも試験管の中に入るミニチュアなのだ。直径は数センチメートルしかない。

ミニチュアの家や建物の集まりを、マイクロマターと呼ぶ。建物は岩にしがみついていたり、雲の中から突き出たりしている。小枝は、小さなテントの脇に立つと巨木となり、糸は電線となる。

Crafts

2016.02.04

Raspberry Piでつくる柔らかローストビーフ

HAMANO TsukasaさんはRaspberry Pi 2で低温調理器を製作しローストビーフを作った。電気ポットをソリッド・ステート・リレーで制御して真空低温調理法を実践している。おいしそうだ。

ソース(コード)や回路図について、下記のページで詳しく解説されている。

cuspy diary – Raspberry Piでつくる! 柔らかローストビーフ♪

PID制御の入門としても参考になりそうだ。

Electronics

2016.01.29

リモコンインセクトキットを使って簡単6足歩行ロボ

タミヤのリモコン・インセクト『昆虫』って、こんなふうにシャキシャキ動くんですね。知りませんでした。

Phuketangさんの動画では、この「昆虫」をRaspberry Piで制御しています。2個のモータードライバICを使い、反転も可能にしている。お金をかけずに、シンプルな回路で、6足歩行ロボットのベースを実現してますね。初めてのモーター制御とのこと。回路図やPythonスクリプトはブログで公開されています。

Electronics

2016.01.28

MicrochipのAtmel買収に興奮したこと

セガ対任天堂、Mac対PC、Android対iOSと、技術系企業のシェアの奪い合いによる“聖戦” は今も続いている。しかし、90年代から、Makerや組み込みシステム技術者を巻き込んだ戦争がある。8ビットマイクロプロセッサー、MicrochipのPICとAtmel AVRの戦いだ。

MicrochipがAtmelを3億5600万ドルで買収するという発表があった。ついに戦いは終わるのか? これが、組み込みシステム開発の未来にどんな意味をもたらすのだろう?

おそらく、しばらくは何も起こらないだろう。

Crafts

2016.01.27

ペットボトルから糸を作る方法

昨年、私はあるビデオをYouTubeで見た。ロシアのMakerがペットボトルから、平たくて非常に細い「糸」を作る精巧な装置を製作したというものだ。その糸は驚くほど強い。その続きのビデオでは、その糸を使って素朴な家具を作ったり、その他の便利な使い道を見せてくれる。

私はそのアイデアに惹きつけられた。どれほどの人が、これを便利だと思うかわからない。しかし、ローテクな再利用方法であり、サバイバル術であり、ビレッジテックであり、なにより面白そうだ。私はもっと簡単な方法を探した。