Electronics

2016.02.25

DS LiteにRaspberry Pi Zeroを組み込んだ人

RatnaさんはDS Liteのケースを改造して、Raspberry Pi Zeroと液晶ディスプレイを埋め込んでしまった。DSberryPiと名付けられたそのポータブルコンピュータはUSBだけでなくGPIOにもアクセスできるようになっていて、色んな目的で使えそう。工作の詳細はFlickrにまとめられている。

Other

2016.02.25

Mini Maker Faire Barcelonaレポート(1)—スペインや中南米から広がる教育のアイデア

世界に先駆けて数年前からIoTの教育プログラムが行われてきたバルセロナ。バルセロナは今年からMaker Faireの規模が大きくなるという話を、昨年Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesから聞かされ、今回(名前にはMiniが付くが)Mini Maker Faire Barcelonaの様子を取材してきた(2016年2月7日開催)。やはり教育関係のシンポジウムや展示が充実していたが、実際に訪れてみると興味深い作品が特に音楽系の展示(教育関係を含めて)に多かったのが印象に残った。

Kids

2016.02.24

完璧な紙飛行機を折って飛ばすレゴのマシンを見よ

マスター・レゴビルダーであるArthur Sacekの最新作は、全自動紙飛行機工場だ。紙飛行機を折るだけでなく、飛ばすこともできる。

どこから見ても素晴らしい作品だが、紙飛行機を折ったり飛ばしたりするレゴの装置は、これまでにもあった。電子部品の販売業者、Arrowから製作を依頼された今回の作品は、そのビデオがYouTubeチャンネルで公開されている。同じチャンネルのその続編ビデオでは、作る工程も見られる。

かなり刺激的なプロジェクトだが、これが作られる工程を見てしまうと、自分にはそこまでの根気はないと思えてしまう。

Crafts

2016.02.23

旋盤で削り出すガラスアート

一般のグラスアーティストと違って、Jack Stormsは冷えたガラスを使う。溶かしたガラスを拭いたり型に入れたりはせず、彼は冷えたままのガラスを旋盤にかけるのだ。通常の作業に比べて時間も技術も必要なうえに、まずは冷たいガラス用の旋盤を開発するところから始めなければならなかった。その機械のヒントは、花崗岩の州として知られる彼の故郷ニューハンプシャーにあった。花崗岩を旋盤で削れることに彼は驚いた。そして、ガラスでもできるはずだと考えたのだ。

Stormは、大きなクリスタルガラスの塊から作業を始める。

Other

2016.02.22

教授の夢の図書館を見て考える「Makerと好奇心」

驚くべき自宅図書館の記事など、「Make:」的でないかもしれないが、我慢して読んでほしい。ここに掲載した写真とビデオは、昨日、私のFacebookページに掲載したものだが、FBとTwitterの両方で急速に広がった。私のような本の虫は(私には4000冊の蔵書がある)、こんな究極の自宅図書館を見てすごいと思う。だが、話はもっと深いのだ。

この図書館は、元ジョンホプキンス大学人文科学学部教授のRichard A. Mackseyがメリーランドの自宅に作ったものだ。

Crafts

2016.02.19

PixerとKhan Academyがアニメーター教育のための無料コースを提供

宇宙飛行士、漫画家、大統領と夢はいろいろあるけれど、普通の子どもたちが夢見るひとつの職場がある。ピクサーだ。これは、そんな、アニメーションやピクサーにあこがれるすべての人たち必見のニュースだ!

「Pixar in A Box」(PIAB)は、Khan AcademyとPixar Animation Studiosの共同企画で、学校でいつも教わった概念をピクサーの実戦的応用方法に焦点を当てている。公開されたPixar in a Boxの最新バッチでは、ピクサーの心臓部の内側を覗くことができる。

Other

2016.02.19

なぜ私は不細工な作品を発表するのか

私が作るものは、美しく仕上げられていないものが多い。そのとおりだ。普段、私は、前に戻ってギザギザの角を磨いたり、配線を整理したり、回路を小さくしたりといった作業は行わない。

私のビデオに対するコメントで、作品が荒削りで素人臭いと指摘されたり、なぜもっと美観にこだわらないのかと聞かれることがある。答えはじつにシンプルだ。それは私のプロジェクトの優先度リストには載っていないからだ。

私は、Jimmy DiRestaやDarbin OrvarやChris from Clickspringのような職人と張り合おなんて思っていない。

Electronics

2016.02.18

エレクトロニクスと歯車による時の可視化

真壁友さんの新しい作品が伊勢丹新宿店で開催中の『近未来美術展DOORS』で公開されている。「時の可視化」というテーマを継承しつつ、最新作はメカニズムが大きく変更された。電子回路を組み合わせて、クオーツ時計を実現している。機械式時計のプロジェクトは、当ブログでも何度か紹介したが、クオーツムーブメントを作る試みには予想外の新しさが感じられる。10分間に1度、レールの上を転がる球が時を告げる仕組みもかわいい。

開催は2月22日(月)まで。27組のアーティストによる作品が並ぶ。

Crafts

2016.02.17

魚が泳ぐ方向に移動する金魚鉢

Adam Ben-Drorは、彼のペットのベタ(魚の一種)、Joseを、その限定的で固定された住み処から解放してやる方法を考えた。そして、このニュージーランドのプロジェクトデザイナーは、魚が泳ぐ方向に平らな場所を移動できる金魚鉢を開発した。Abovemarineとして知られるこの移動式金魚鉢は、3つのオムニホイールによって、魚が向いた方向に回転することなく移動できる。上部にはウェブカメラがあり、魚の動きをリアルタイムで感知している。その方向情報をOpenCVを走らせたコンピューターで処理し、金魚鉢を動かす。

Fabrication

2016.02.16

3Dプリントしたトゥールビヨン付きの時計

この、トゥールビヨン付きの3Dプリントした時計を見てほしい。スイスの時計職人、Christoph Laimerの作品だ。時計用語に詳しくない人のために説明すると、トゥールビヨンとは「時計の脱進機に追加されたメカニズム……つまり、脱進機とてん輪を回転するケージの中に収めることで重力による影響を相殺して、時計(つまり脱進機)が特定の場所で止まってしまわないようにするための装置だ。