Fabrication

2016.03.11

アンプラグド・ツール:伝統の木工技術を復活させるMakerの旅

2007年、陸軍士官としてのMark Harrellの最後の任務は、アフガン国軍を反政府軍と戦えるように鍛えるチームの司令官を務めることだった。彼はその仕事も同僚も重要に感じていたが、服務期間中、ずっと心に思い描いていたことがあった。昔ながらの胴付きノコギリだ。継ぎ手や家具など、精密な切断に使われる。なかでも、オレゴン州の家族経営の会社が作っている手作りの胴付きノコギリの虜になっていた。家に帰ったら、これを自分のコレクションに加えようと彼は心に決めていた。

彼が欲しかったものは単なる工具だが、それにはもっと深い意味があった。

Electronics

2016.03.10

タミヤのギヤボックスでカメラドリー

台車にカメラを載せてゆっくり移動させながら動画あるいはタイムラプスを撮影するテクニックがありますね。ドリー撮影と称することが多いようです。お金をかけずにキレイなドリー撮影を実現するために、色んな工夫をしているDIY愛好家をYouTubeなどで見かけます。そういう人たちは、タミヤのギヤボックスキットを使っていることが多いみたい。

YouTubeでもっともシンプルでわかりやすい作例だと思ったのが777howlerさんの”DIY Ultraportable Camera Slider”。

Electronics

2016.03.09

心電図が見えるスマート名刺

仕事の関係で情報を交換する際に、今でも名刺はひんぱんに使われている。しかし、その後に連絡がほしい場合は、しっかりと目立つ名刺でないといけない。その点、MobilECGは、医療業界人への印象の付け方をよくわかっている。

MobilECGはハンガリーのスタートアップだ。医療診断用のオープンソースの心電図(ECG)ソフトウェアを開発している。ECGを知らない人のために説明しておくが、人の心臓の鼓動を折れ線グラフで示すものだ(ドラマの病院のシーンなどでよく背景に置かれているやつだ)。

Kids

2016.03.08

若きティンカラーのための4つのキットと良質な科学玩具の5つの特徴

ニューヨークトイフェアで見つけた若きティンカラーのための4つのキット

学校でも家庭でも、子どもを自由に散らかし放題にさせることにはリスクがともなう。だから、親の安全地帯を守りつつ、子どもが何かに挑戦できる良質なキットが、ちょうどいい成長の階段となる。すべてのパーツ、すべての説明書が揃っていて、(よくすれば)作ったものの背景にある情報を学ばせてくれる。多少は散らかるだろうが、出来上がるものを考えれば、それだけの価値はあるというものだ。

Crafts

2016.03.07

レザー用のオリジナル刻印を3Dプリントする

先週、Mikaela Holmesが手作りしたミレニアムファルコンの皮のパースに出会った。Mikaelaのレザークラフト用の道具の中には、3Dプリンターも含まれていた。

このInstructableで、彼女は、デジタルデザインファイルをレザークラフト用の刻印にする方法を紹介している。

このプロジェクトについて、Mikaelaはこう話している。

刻印を使うと、レザーに美しい模様や風合いを作ることができますが、既製の刻印では制約があります。

Electronics

2016.03.04

Eben Upton(Raspberry Pi財団創設者)に聞いたRaspberry Pi 3

私たちは、Raspberry Pi財団創設者のEben Uptonに会い、Raspberry Pi 3、Model Bについて、それがRaspberry Piプラットフォーム、Raspberry Piの競争相手、この4年間で成長してきた巨大なコミュニティの未来になにをもたらすのかを聞いてみた。

「今日は私たちの4回目の誕生日です。私たちは800万ユニットを販売しました。

Crafts

2016.03.03

指紋のレコード

「指紋ってレコードみたいだな」という素朴な発想をIkeda Koheiさんは作品にした。スキャナで画像化した指紋パターンと、針式のセンサで読み取る指紋の凹凸から音が生成される。指の動きが音程に変わるので、レコードというよりは楽器と言ったほうが正確かもしれないが、動きは確かにレコード的だ。

Crafts

2016.03.02

Nathan Vincentの等身大手編みアーミーマンで戦争ごっこ

ファイバーアートならNathan Vincentと言っておけば面倒がない。いや、彼自身、面倒なことをしているのだが、それはしっかりとした方法でだ。彼は毛糸でものすごい作品を作っている。それは、その素材からは想像もつかないものだ。見た目も、私たちの期待を裏切ってくれる。彼はそれを、いろいろな手法と題材を狡猾に取り混ぜて実現させている。彼が用いている方法は伝統的に女性のやることと思われている、編み物、かぎ針編み、縫い物、刺繍といったものだ。そして彼が選ぶ題材は、伝統的に男性的と思われている、パチンコ、ビデオゲームのコントローラー、スーパーヒーローのマントなどだ。

Kids

2016.03.01

ダンボールのピンボールマシン、Pinbox3000を作ってみた

「Make:」で働いていて得られる特権のひとつに、世界の Maker Faire で登場した製品やキットをいち早く見られることがある。私は、Cardboard Teck Instantute(そう、こういう名前なのだ)のPinbox3000キットを最初に手に入れた。2015年のNational Maker Faireに関するDale Doughertyの記事を見てこれを知り、ピンボールオタクである私の心に響いた。そして、キットが出荷されるのを首を長くして待っていたのだ。