Fabrication

2014.09.04

3Dプリンタとスマホで作る3Dヘッドマウントディスプレイ

Koike MakotoさんはOculusRiftが欲しくなったけど、品薄で買えなかったらしい。買えないなら作ってしまえ、ということで開発したのがこのスマホベースのHMD。スマホの画面を100円ショップのレンズ2個で立体視する仕組みで、ゴーグル全体は3Dプリンタで出力。ヘッドトラッキング機能もある。ソフトウエアはUnityベース。視野角に限界があるけれど、立体視については「3D酔する程度には、バッチリ立体に見えました」とのこと。

ソースコードを含む作り方の詳細がブログで公開されている。

Fabrication

2014.09.04

StratasysはAfiniaに対する訴訟でひとつの特許を取り下げた

最終章

去年の11月に、Stratasys(MakerBotが所有する会社)がMicroboards Technology, LLC(Afiniaデスクトップ3Dプリンターを販売している会社)を特許侵害で訴えたのを覚えておいでだろうか。4つの特許を侵害しているとしてStratasysがAfiniaを訴えたのだ(リンクは日本語版記事)。

これは単にStratasysとAfiniaだけの問題ではない。なぜなら、Stratasysの特許技術は多くのデスクトップ3Dプリンターも使用しているからだ。

Fabrication

2014.09.03

ローランド ディー. ジー.が新シリーズ「monoFab」発表。光造形方式の「ARM-10」と切削加工機「SRM-20」本日から発売

ローランド ディー. ジー.から、光造形方式の3次元積層造型機「ARM-10」、3次元切削加工機「SRM-20」の2機種が世界同時に発売開始されました。

ARM-10

ARM-10
光源となるプロジェクターからUV(紫外線)を照射し、樹脂を一層ずつ硬化させる方式を採用。複数の造形物を同時に造形することが可能になっています。また、硬化した樹脂を引き上げながら造形する「吊り下げ方式」を採用したことで、樹脂の使用量を抑えることが可能になったとのこと。

樹脂も専用のものを開発。

Electronics

2014.09.02

紙とペンで電子回路を描く「AgIC」— 電子回路を誰でも作れるようにしたい(Maker Pro Jp)

ペンで描いた線がそのまま回路になる、普通のプリンタから紙に電子回路がプリントできる、そんな未来を現実にしようとしている「AgIC」の清水信哉氏に話を聞いた。

第一印象は「ドラえもんの道具!」

はじめてさわってみたAgICのペンは、さわり心地も、描き心地も、本当に普通のマーカーペンの感覚だ。描いた線はすぐに乾き、通電可能になる。スイッチになる部分を丸く描いてそこから2本の線を伸ばした先にLEDの足を当て、スイッチ部分を折り曲げてボタン電池を挟めばLEDの光が点く。

Other

2014.09.02

Ogaki Mini Maker Faire 2014 Photo Report

去る2014年8月22日、23日の2日間、岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンタービルにて、Ogaki Mini Maker Faire(主催:Ogaki Mini Maker Faire 2014 実行委員会、共催:オライリー・ジャパン)が開催されました。2010年、2012年と、これまで2回のMake: Ogaki Meeting開催を経て、3回目となる今回のイベントには133組の出展者と5,500名の参加者が来場し、盛況のうちに終了しました。

まずは会場の様子をドローンに搭載したカメラからの映像でどうぞ。

Electronics

2014.09.01

抵抗は無意味だ:ハーバードのKilobotは自ら整列する

Bristlebotを作ったことがある人なら、振動ロボット、またはビブロボットと呼ばれるカテゴリーの人工生命がいかにシンプルでエレガントであるかは実感されていると思う。さてそのビブボットだが、集団になると凄いことになる。

2011年、ハーバード大学の研究グループがKilobotという超小型で安価な(50ドル以下)オープンソースの研究用ロボットを開発した。それは赤外線信号を使って集団をコントロールできる。

Electronics

2014.08.29

Sketching in Hardware

写真:Seth Hunter

2006年、私は年1回で開催するフィジカルコンピューティングツールのサミット、Sketching in Hardware を立ち上げた*。40人の優れたデザイナー、開発者、研究者、アーティスト、教育者が集まり、3日間にわたってハードウェア製品を、いかに簡単に開発できるようにして、環境やデジタルアートに応用しやすくするかを話し合う。

ハードウェアは今でも難しい(Hardware is still hard)。しかし、私はこのサミットを立ち上げたときから比較すると、ずいぶん状況は変化した。

Electronics

2014.08.28

79歳ラジコン初心者が作る高速農薬散布船

水田で農薬を散布するための手作りラジコンボート。製作者は御年79歳のラジコン初心者とのこと。全体構造はエアボートを踏襲してるように見えます。エンジンは草刈り機用4サイクル。それで3ブレードのプロペラを回している。船体はなんとボディーボード。どうりでカラフル。排水量は9kgですか。この構造なら、水田を走らせても、苗は傷つかないんですね。動く様はかなり迫力がある。そして仕事の役に立つ。

Kids

2014.08.27

5分で作った段ボール押し車

6月、私は友人のG+フィードでこの楽しい段ボール押し車の写真を見た。この写真の持ち主であるAlfonso E.M.に、Makeでシェアしていいかどうか聞いたところ、彼は同意してくれて、この段ボール押し車を作るに至った経緯を話してくれた。

去年の夏、息子のPit(2.5歳)がオモチャ屋のカタログを見て、小さなプラスティック製の押し車を指さし、「パパ、これ買ってくれる?」と言った。

それはほんとうに小さなもので、実際に買ったら、きっと息子はがっかりするだろうと考えた。

Electronics

2014.08.27

Light Blue Bean ─ 無線でコードをアップロードできるBluetooth LE対応のArduino互換ボード

Light Blue BeanをLight Blueアプリとジャンパー線で試す。

Light Blue BeanはBluetooth LE対応の新しいArduino互換ボードだ。まったく新しいアイデアというわけではないが、Beanには、私が見てきた限りでは、他のBluetooth LE対応のArduino互換ボードにはない機能がある。無線でコードをアップロードできるのだ。

私たちは、開発中のBeanを数回、そして予約が始まったときにいち早く製品を見せてもらっている。