Science

2013.07.03

エドワード・スノーデン:冷蔵庫はファラデーケージとなるか?

Heather Murphyによるニューヨークタイムズの記事に、NSAの内部告発者、エドワード・スノーデンと会食した弁護士団が、食事の前に携帯電話を冷蔵庫に入れるよう指示されたという話があった。金属で囲まれた冷蔵庫は「ファラデーケージ」として作用して、外部からの電磁波を遮断し、監視できないようにするためだという。

この話はちょっと疑わしい。なぜなら冷蔵庫は完全に金属で覆われているわけではないからだ。監視対策の専門家、Adam Harveyは、カクテルシェーカーのほうが確実だと話している。

Crafts

2013.07.02

洗濯洗剤の作り方

非毒性で、生分解性で、一回かぎりの使い捨ての靴下が登場するまで、人は洗濯を強要された。それは大変な仕事だった。時間のかかる作業であり、多くの資源も消費した。
しかし、簡単なDIYプロジェクトで洗濯洗剤を自作すれば、洗濯のコストを劇的に減らすことができる。

大変そうに聞こえるかもしれないが、洗濯洗剤を自分で作ることには、いくつかの意味があり、試してみる価値がある。市販の洗剤は高い。大量に使うのにガソリンの2倍もする。自作をすれば大幅な経費の削減になる。それに、市販の洗剤よりもずっと環境にやさしいものが作れる。

Science

2013.07.02

サーキットベンディング・バクテリアの燃料電池シンフォニー

メキシコシティで活躍するアーティストでnomadic plants(遊牧植物)のMaker、Gilberto Esparzaが戻ってきた。Lincoln Reimagine Projectとのコラボレーションで、先月、パームスプリングで開かれたTEDActiveで下のビデオを発表した。メキシコの川の汚染を話題にするために、Esparzaは川の水を採取して、サンプルごとの音の違いを示そうとしている。言うなれば、環境モニターディスクジョッキーだ。

Fabrication

2013.07.01

Turbo Entabulator:3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター

Chris Fentonの3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター(以前、MAKEでも紹介した)がスーパークールだ。
このマシンには、一桁の10進法レジスタが3つあり、10のフックがあるジャカード式のパンチカードリーダーが備わっています。2つのフックはそれぞれのカウンターに割り当てられていて、レジスターのインクリメントまたはデクリメントを行う(その両方を選択してしまうと、何かきっかけがあるまでマシンはジャムってしまう)。スプリング式のレバーが各カウンターにあり、カウンターがゼロを読み取ると上がります。

Electronics

2013.06.28

10の注目新ボード

この数カ月に、新しいマイクロコントローラーボードが次々と市場に現れた。多くはKickstarterから出てきたもので、Arduinoを少しいじっただけのクローンもある。Arduinoの最新ボード、Yúnのようにメッシュネットワーキングや無線機能を備えたものも多い。過激で面白いものもあれば、そうでないものもある。ここでは、次のプロジェクトで検討する価値のある新発売の、あるいはまもなく発売される最新ボードを10機種揃えてみた。

1. Arduino Yún

Massimoによって、Maker Faire Bay Areaで発表された新機種だ。

Crafts

2013.06.28

砂で作った住宅街

デザイナーのChad Wrightは、Master Planという名前の心に訴える作品を作った。サンドアート用の型を使って、郊外の住宅街を再現した。それは波に流される運命にある。私はオレンジカウンティーで育った。南カリフォルニア郊外にLevittownの弟子たちに寄って作られた無秩序に広がる住宅街だ。アメリカンドリームのシンボルである、隣近所と同じの規格化された住宅に住んでいた。店員だった父は、幼稚園の教師をしていた母と、1970年に勤め先のJC Pennyで知り合った。

Electronics

2013.06.27

[NUC HACK]Rhizomatiks 堀宏行のインタラクティブアート『laser drawing』

2013年6月15日に開催されたMaker Conference Tokyo 2013(MCT2013)では、Makerたちのものづくりを支援するインテルが、「NUC HACK」と題して、手のひらサイズで驚異的なビジュアルと高性能を実現するPC、インテル(R) NUC を使ったアーティストたちのバラエティー豊かな作品を公開しました。本ブログ記事では、Makerたちの創造力をかきたてるアーティストたちがつくった作品を紹介していきます。

Electronics

2013.06.27

手塗りの魅力を伝える自転車のアトリエ

二子新地の自転車屋さんABOVE BIKEにはSwamp Thingsというアトリエがあって、フレームを塗り直したり、デザインを新しくしてくれるらしい。ここに貼った動画は、そのアトリエと仕事の様子。1本のフレームが生まれ変わる過程。剥離から再塗装へと進み、なんとロゴを筆で描き直す。最後は多摩川の橋の上で塗り替えられた自転車に試し乗り。手仕事の魅力が伝わるムービーです。

Fabrication

2013.06.27

4Dプリントの出現

写真:Skylar Tibbits

MITの研究員、Skylar Tibbitsは、「4Dプリント」と名付けた自己組立構造の分野の魅力的な作品を発表した。ここで言う第四の次元は空間的なものではない。3Dプリンターの形で3つの空間的次元を使い、これに時間の次元を加える。SkylarはMITに学際的研究所、Self Assembly Labを立ち上げ、AutoDeskとStratasysをパートナーに、自己組立をシミュレートするためのソフトウェアの開発や、その複数の素材を使ったパーツのプリントの研究を行っている。

Fabrication

2013.06.26

MakerBotとStratasys合併記者会見の内容

業務用3Dプリンターのメーカー、Stratasysがコンシューマー向け新興企業のMakerBotを買収したという発表は、Maker世界に衝撃をもたらした。今朝、ニューヨークのブルックリンにあるMakerBot本社では、同社の長、Bre PettisとDavid Reisが記者会見を行い、この買収に関する詳細と、急成長する3Dプリントの家庭向け市場に与える影響について語った。

記者会見を始めるにあたって、Pettisはこの好戦的な会社の歴史を振り返った。