Electronics

2012.02.21

iArduino ─ Arduino用インタプリタ

光永さんの新しいプロジェクトは、Arduino上で動くインタプリタ。その名もiArduino。使い慣れたArduinoがいつもと違うコンピュータとして感じられる処理系だ。
操作性は8ビットパソコン時代のBASICに近い。ただし、文法は普段のArduinoに類似。なので、新しく覚えないといけないことは少なくて済みそう。ステップ実行や式の対話的な評価もできる。面白いと思ったのは、プログラムをEEPROMに保存する機能。”autorun”を実行しておくと、Arduinoボードの起動時に、EEPROM内のプログラムが自動的に実行される。

Crafts

2012.02.21

ドアについて考える

みんな毎日使っているドアだけど、ドアについて深く考えることはあまりない。オーストラリアの読者、Emily T.がDave Delisleのウェブサイト、Geek Ideasに投稿した、ひとつのノブが裏表に回転して移動するドアのコンセプトが、私たちの生活を大きく変えるようなものなのか、自分にはよくわからない。
でも、面白いよね。見てて楽しい。考えて楽しい。毎日当たり前のように使っている単純な道具が違う形になったら、私たちの日常がどう変わるのかを考えるのも楽しい。

Fabrication

2012.02.20

オープンソース焼結型 3D プリンタ

プラスティック材料を積層していくタイプの高速プロトタイピングは、家庭やホビーユーザの手の届くところにやってきた。しかし、常識的な予算で金属を使った高速プロトタイピングをしたいと思ったら、削り出す方式に限定される。フライス盤のようなCNCマシンを使う方法だ。だからと言って「安価」なわけではない。Shapewaysのような業務用の3Dプリントサービスでは、ステンレスや金を使った金属の積層型モデルを作ってもらえるが、非常に高価だ。

Crafts

2012.02.20

100万匹以上の蜘蛛の糸で作ったショール

Simon PeersとNicholas Godleyは、マダガスカルに棲息するジョロウグモの糸から生糸を作る研究をしている。彼らは120万匹のジョロウグモを捕まえて、2年間かけて糸を集め、金色のケープを2着作った。

このショールは、蜘蛛の糸から作られて衣服としては世界最大で、ロンドンのV&A 博物館に展示されている。この製作過程で蜘蛛は1匹も傷つけてはいない。糸を採取した蜘蛛は再び自然に戻された。1週間後には、またお腹いっぱいに糸ができているという。1匹のジョロウグモからは、一度に30から50メートルの糸を採取する。

Kids

2012.02.17

Zero to Maker:少なくとも一人じゃない

ちょっとヤル気のなかったMaker、 David LangがMakerカルチャーに身を沈め、我らの仲間、TechShopの寛大なるご協力のもと、できる限りのDIYスキルを習得していく様子をレポートします。彼は、何を学んだか、誰に会ったか、どんなハードルをクリアしたか(またはしなかったか)など、奮闘努力のレポートを連載します。- Gareth
昨日、私はTechShopに午前9時30分に到着した。開店して30分後だ。私は朝にTechShopに行くのが好きだ。なんと言っても静かだからだ。人はまばらだ。

Electronics

2012.02.17

iPhone用アナログビデオ編集機

パリで撮影された愛に関するドキュメンタリー映画にヒントを得て作った、向かい合って会話する2人の顔をひとつの画面に映す箱 The Love Box。画面を2分割することより、その名前に注目が集まる。カメラに対して16度傾けた鏡をスライドさせるという仕組みだ。[Wiredより]
– Adam Flaherty
訳者から:「世界一ローテクなアクセサリ」とビデオで言っているけど、仕上げは超高テク。

Electronics

2012.02.16

電子立国の原点に工作の文化があった

高橋雄造著『ラジオの歴史 工作の〈文化〉と電子工業のあゆみ』という本を読んでいます。ラジオの技術開発史から電子工業の黎明と発展を読み解く書籍は他にもありますが、本書の特徴は「ラジオ工作少年、アマチュア、フリーランサーの技術者、ラジオ商、部品製造の中小企業などの非公式セクター」の貢献が日本の電子工業の発展に欠かせなかった、という視点で書かれている点にあるでしょう。解説に「本書は、アマチュア精神へのオマージュであり、収録された457 点の写真・図版は、それだけでラジオ博物館の趣をなす」とあるように、興味深いビジュアルも豊富。

Science

2012.02.16

トロントの高校生がレゴ人形を宇宙に打ち上げた

トロントに住む2人の17歳のMaker、Mathew HoとAsad Muhammadが、自作の気象観測気球にレゴの人形を乗せて23400メートル上空まで打ち上げた。97分のフライトを終えて気球は地球に戻り、その壮大な旅の様子を伝えた。
MITの学生による類似のプロジェクトに刺激を受けた彼らは、すべてを手作りでやろうと考えた。直径1.5メートルのパラシュートまで手縫いだ。毎週末を使って5カ月間、ついに気球は完成し、打ち上げを行い、苦労の成果となる素晴らしい写真を撮影した。

Crafts

2012.02.15

折り畳み式編み棒

Brett Beauregardの記事より:休息がほしかった。osPID(オープンソースPIDコントローラ)で数カ月間働きづめで、コードも制御アルゴリズムもしばらく目にしたくなかった。そんなときは、思ってもみなかったプロジェクトに没頭するのがいちばんだ。
つい最近、私は編み物を始めた。ただひとつだけ気になっていたのは、編み棒の長さだ。35センチもあり、バックパックに入れて自転車に乗っている間に曲がってしまわないかとずっと心配だった。
そこで、折り畳み式の編み棒があったら便利かもと思いついた。

Electronics

2012.02.15

How-To:Processingで拡張現実

Creative Applicationsに、Processingを使った拡張現実入門という非常に詳しいガイドが掲載されている。ここでは、Javaなどの言語に対応するオープンソースの拡張現実ライブラリ、NyARToolkitを使っている。チュートリアルでは、画像の上に立方体を表示させるという非常に基本的な例(上の写真)からスタートする。そこから、ライブ映像と3D技術を駆使した高度な技へ発展していく。拡張現実で何ができるか、上のビデオを見てほしい。