Fabrication

2011.02.14

ブラウザーで使える3Dモデリングツール

3DTinは、ウェブベースの 3D モデリングツール。上に並んだモデルを見てわかるとおり、3DTinはボクセル式。つまり、立方体を組み合わせてオブジェクトを作るというものだ。
立方体を組み合わせて3Dモデルを作るというのは、制約が多すぎるようにも思えるが、ソフトウェアはとても使いやすく、パズルやパズルのピースを作るときは、この方式のモデリングがやりやすい。いちばん上の写真は、Matt Metsが3DTinで作ってMakerBotでプリントしたビー玉パズルだ。

Electronics

2011.02.14

サイボーグ・コンタクトレンズ

Smart contact lenses for health and head-up displays(健康管理機能とヘッドアップディスプレイを備えたスマートなコンタクトレンズ)New Scientistの記事より:
今度だれかに会ったときに、目玉をよーく観察しよう。瞳のまわりを極小回路が取り囲み、微少な光がちらちらを点滅しているのを発見して驚くかもしれない。このスマートコンタクトレンズは、視力矯正用ではない。糖尿病患者の血中糖度や緑内障の兆候を監視するためのもの。

Electronics

2011.02.10

蒸気機関車を目覚めさせる方法

蒸気機関車を “コールドスタート” させる Phil Jernの細かい解説がたまらない。機関助手の座席の下には電気のコードが巻かれて置かれていた。私はそれを解き、壁からたらしてコンセントに挿し込んだ。運転室によじ登る。機関士の道具箱を開けると、点検用の電球を取り出し、運転室のコンセントに挿し込んだ。火室の扉を開けて中を覗くと、火室の前方、バーナーのすぐ前に燃え残った大きな炭の “骨” が残っているのが見えた。まいったな。私は道具を取りに貨車(昔のサザン鉄道の有蓋車だ)へ向かい、ツルハシとバケツを手に取った。

Other

2011.02.09

エジプト・カイロでみた自作ヘルメットの数々

写真:Miguel Medina/AFP/Getty Images

写真:Ben Curtis/AP

写真:Hannibal Hanschke/EPA
iFixitのKyle Wiensがイギリスのガーディアン紙に掲載された写真のリンクを送ってくれた。エジプトの抗議デモに参加している人たちの手作りヘルメットの写真だ。彼らは街灯の電線を使って携帯電話に充電もしているらしい。Twitterではこれを見て冗談まじりに「Maker Faireカイロ」と呟いている人もいた。

Science

2011.02.09

市民を「センサー」にするアプリ

質問です。心臓発作を起こしたとき、助けてくれる人を誰かひとりだけ選ぶとしたら、10キロ以上離れたところにいる救急隊か、心肺蘇生術の訓練を受けたご近所さんか。どっちが正解?
あなたの命に関わることだからね、もう少し情報をあげましょう。心臓発作を起こしたあと、脈拍が早く正常に戻らなければ、脳障害や、悪くすると死んでしまうことがある。生還のためのタイムリミットは10分だ。
生き残りは時間との勝負。心肺蘇生術を正しく行えるご近所さんのほうが、救急隊を待つ間にもいち早く処置ができる。

Electronics

2011.02.08

スチームエンジントラクター

V型4気筒スチームエンジン搭載のラジコントラクター。固形アルコール燃料で5~8分間の走行が可能。本格的なデフ機構により、なめらかな操舵感。ピストンに、自己潤滑性と耐熱性に優れたニッケルフッ素メッキが施してあるため、無給油で運転できるとのこと。

Science

2011.02.08

イギリスの技術者が自分の大動脈のインプラントを自作

たしかに、Tal Golesworthyは高名な医師グループのひとりで、医療映像技術の専門家として相談を受ける立場にいる人だけど、彼はこう書いている。「もしダモクレスのメスが胸骨の上に吊されていたとしたら、なんとかしようと思うだろう。だからそうしたのだ」 運命的な診断から手術が成功するまでたったの2年。インプラントは、Golesworthyの心臓のデジタル画像を元に設計され、ラピッドプロトタイピング技術で製作された。詳しくはこちらをどうぞ。The Engineer(英語)。