Kids

2018.10.16

レゴの町ビルンへ教育施設「レゴハウス」を訪ね、レゴと教育の関わりについて話を聞いた

1年で最も日が長くなる夏至の日、私はデンマークのビルン(Billund)という町にいた。デンマークと言えば、大抵の人が思い浮かべるのは首都コペンハーゲンだが、そこから電車で2時間半ほど行ったところにあるこの町はあまり知られていない。なぜこの町で静かな休日を過ごすことを選んだかというと、ビルンは知る人ぞ知るレゴの町であるからだ。

ある日私は自分が住むバルセロナからビルンへのLCC(格安航空会社)の直行便があり、15ユーロという破格の値段のチケットを見つけた。

Kids

2018.10.15

メイキングを通じて現実社会の問題を解決するYoung Makerたちがどんどん増えている

Stria開発チームの生徒たち。視覚障害者のための技術を一生懸命に開発して楽しんだ

昨年の秋、Project Inventは、ある高校生のグループを、最近になって失明し、道を歩くのに苦労しているという29歳のJimmyと引き合わせた。この高校生たちは、横断歩道を渡っているときに道をそれてしまう危険がある視覚障害者の問題を解決するという挑戦を引き受けた。彼らには、何を作れとは言わなかった。彼ら自身で取り組みたい問題を探し出し、その最良の解決策を考え出すことになっていた。

Fabrication

2018.10.12

プロパンガスのボンベで小型の鍛造炉を作る

Pask Makesとして知られるオーストラリアのMaker、Neil Paskinは、自身のYouTubeチャンネルで、新品のプロパンガスボンベと、オーストラリアのガス関連器具の専門店、GAMECOのキットを使って自宅工房用の小さな鍛造炉を作る工程を見せている。

ガス関連器具専門店のGAMECOでは、断熱材のロックウール、耐火セメントなど必要なパーツが揃う。費用はおよそ340オーストラリアドル(約2,800円)だ。アメリカでも、同様のキットがほぼ同じ金額で手に入る。

Fabrication

2018.10.10

3Dプリンター用の取り外し可能な柔らかい磁石式構築サーフェイスを試す

3Dプリンターの取り外し可能な磁石式の構築サーフェイスを使ったことがある? Makers Museで、Angus Devesonが、熱融解積層型3Dプリンター用磁石式の構築サーフェイス「Easy-Peelzy」(ちょっと苦しいネーミング)のレビューを行なっていた。Angusはこれまでも取り外し式の構築サーフェイスを愛用してきたが、これまでは硬いものばかりだった。Easy-Peelzyは柔らかいシート状で、裏側が磁石になっていて、表面はプリントがちょうどいい具合にくっつく仕組みになっている。

Electronics

2018.10.09

[MAKE: PROJECTS]叩くと光るスネアドラム

Less Than Jakeのコンサートで、Vinnie FiorelloのドラムにLEDが仕込まれていることがわかった。ときどき、ローディーがバンドの機材の設定を変更していたけど、ドラムのLEDの色はずっと変わらなかった。Less Than Jakeのライブはエネルギッシュで素晴らしかったが、光が変わらなければ面白くない。自分なら、もっといいものが作れる。

それには、ドラムの中に収まるよう小型で、インタラクティブな仕様にする必要がある。

Other

2018.10.03

YCAMオープンラボ2018 「グッドセンスを育むエデュケーション」10月8日(月・祝)開催

撮影:古屋和臣、写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

YCAM 専門委員/九州大学芸術工学研究院准教授の城一裕さんから、イベントのご案内をいただきました。

山口情報芸術センター[YCAM]では、多岐に渡るYCAM の活動をあらゆる人々に向けて紹介する1年に一度のイベント「YCAMオープンラボ2018:グッドセンスなラボ」を開催します。 YCAMは、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現を生み出すとともに、鑑賞者の好奇心や想像力を刺激する教育プログラムを多数実施してきました。

Fabrication

2018.10.02

あなたのメイカースペースにポジティブなMakerカルチャーを築くための6つの知恵

場所、機材、工具、寄付、資金を調達するのは、とても大変な仕事だけど、メイカースペースに必要な物資を揃えることなど、Makerカルチャーを作り上げることに比べれば、ずっと簡単だ。

物も人も人間関係も使い捨てを好む今の社会で、どうしたらMakerカルチャーを築くことができるだろうか? 私たちの今の社会は、己の知識をひけらかして、言葉を使ってほかの人たちの才能を蔑んだり、ケチをつけることを良しとしていないだろうか?

非常に難しい問題が山積みであり、みなさんの知識や努力に大いに期待したいところだが、ここにいくつか役に立つ知恵を紹介しておこう。

Electronics

2018.09.28

ネコが自分で運転する電動ボード

ときどき、インターネットで見かけたもので、そのコンセプトの出どころがすっごく気になるものがある。たとえば、このネコが乗っかっている自作電動ボードだ。みんなもスゴイと思うだろうが、でも、なぜこんなものを作ったのかが気になる。ネコにボードの乗り方を教えているのだろうか? そこで、これを作ったAdobeでARのためのインタラクティブ・デザイナーをしているKim Pimmelに連絡を取り、このプロジェクトに関する話を聞くことにした。

Other

2018.09.26

2019年5月4日、5日「Maker Faire Kyoto」開催決定!

関西のみなさま、お待たせしました。Maker Faire Kyotoを開催することが決定しました。日程は、2019年5月4日(土)、5日(日)の二日間。会場は、けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)です(詳細は後日発表)。

「Maker Faire Tokyo」(とその前身である「Make: Tokyo Meeting」)は、最初から現在の規模ではなく、とても小さい規模からスタートし、まざまな方にご参加いただくことによって少しずつ成長してきました。

Science

2018.09.25

CO2ボンベで走るロケットカーを作ろう

私が子どものころ、CO2ボンベでロケットを飛ばすことは固く禁じられていた。その警告が本物であることを教えてくれたのは、空のボンベにすり潰したマッチの頭を詰め込もうとして指先を吹き飛ばしてしまった友人の事故だ。

たしかに、危険な面は数多くあるが、それをよく知っている大人といっしょにやれば、CO2推進方式は比較的安全に利用できる。下のThe Qのプロジェクトの動画では、ロケットカーとコースの作り方や、発車装置のメカニズムが詳しく解説されている。

いろいろ問題が見られる。