Electronics

2015.07.13

48個のソレノイドで60年代製タイプライターをプリンターに

数年前、タフツ大学の講師でコンピュータエンジニアのChris Greggが、友人のEricaから手紙を受け取った。手紙はそう珍しいことではない。本物のタイプライターでタイプされていたこと以外は。

Greggはビンテージタイプライターのファンなのだが、彼自身の場合、いろいろあって、バックスペースキーが壊れてしまった。そこで、そのような問題を解決するために考え出したのが、コンピュータのプリンターとして使えるようタイプライターを自動化することだった。

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2015.06.16

GPSで自転車を守ろう

自転車は気持ちがいい。いい運動になるし、自転車にやさしい街なら最高の通勤の足となる。

カナダのバンクーバーに住むScott Bennettによると、バンクーバーは自転車が盗まれる確率が高い街だそうだ。しかし、彼は「もしグラインダーでUロックを切断したとしても、お前たちを捕まえてやるから覚えておけ」と意気込んでいる。彼は前にもロックを切られた経験があるのだ(盗まれたのは彼女の自転車だけで、彼のは盗まれなかった)。そこで、こんなことが二度と起こらないように考えた。

そして、彼はあるシステムをデザインした。

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2015.06.11

クオーツ時計を改造してインターステラーごっこ

Takahashi Yujiさんが不要になったクオーツ式置き時計を改造して遊んでいる動画。針の動きを速くしたり遅くしたり。Arduinoを使って任意のタイミングで動かす方法を次のサイトで解説している。

クオーツ時計を100倍速&リバースモード付きに改造してみた

奥さんに見せたところ「全く役に立たない」というコメントを得たそうですが、そのあと「インターステラーごっこができる」と反論(?)していたりして、とても共感したので紹介したいと思ったしだいです。

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2015.05.29

サムスンがArduinoファミリーに参入

サムスンと聞いてまず思い浮かぶのが、電話機やテレビだろう。Maker向けのエレクトロニクス製品は思い浮かばない。彼らはInternet of Things Worldにおいて、ARTIKプラットフォームを発表し、サムスンのMakerワールド入りを宣言した。モノのインターネット(IoT)アプリケーションをターゲットにしたArduino互換デバイスだ。

現在は、ARTIKには3種類がある。ARTIK 1、ARTIK 5、ARTIK 10だ。すべてARMマルチコアプロセッサーを採用し、Bluetooth LEを内蔵している。

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2015.05.25

ArduinoがAdafruitと製造面で提携。新ブランドGenuinoを発表

Adafruitとアメリカでの製造パートナーシップを結び、国際的な新しい姉妹ブランド、Genuinoを立ち上げたArduino.ccは、この数カ月間に持ち上がった製造に関する問題について発表を行った。

2015年3月、オープンソースボードのメーカー、Arduino.ccは、かつての製造パートナーからボードの所有権を主張された。その製造パートナーは独自のArduino製品の製造とウェブサイトを立ち上げ、販売業者にArduino.ccの製品を扱わないよう要請した。

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2015.05.13

MicrosoftとArduinoが共同でハードウェアサポートを発表

Microsoftは、どんどんMakerフレンドリーになってきている感じがするが、今日、彼らの求愛行動はさらに加速し、マイクロコントローラーのメーカー、Arduinoとの2つの新しい共同プロジェクトを発表した。

どちらのプロジェクトも、Windows 10といっしょに、Microsoftのデベロッパーカンファレンス、Buildで発表されたもので、これらによりMicrosoftは、いっそうMakerムーブメントに関わることとなる。

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2015.05.08

多様性が広がる最新マイクロコントローラー11機種

[この記事は、Make:英語版 Vol. 43に掲載されたものです]

80年代、いろいろなCPUを搭載したさまざまなメーカーのパソコンが世の中にあふれ出した。当時を覚えている人なら、今のマイクロコントローラーの状況はあのときと似ていると感じるだろう。この1年半ほどで、数多くの新しいボードが登場した。近い将来、この傾向が収束するとはとても思えない。しかし、マイクロコントローラーの市場はパソコンの市場とは違う。その変革を起こしている力はまったくの別物だ。そのため、今の多様性を犠牲にして統一しなければならない理由がない。

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2015.04.28

GEハッカソンにてArduino制御のコーヒーオーブンが優勝

ケンタッキー州ルイスビル、GEのFirstBuild施設で行われた家電品ハッカソンを見学した。家電品をどうやってハックするのかと疑問に思っているかもしれない。私もそうだった。それはうれしい驚きだった。みんなも驚くはずだ。

まずは施設の説明から

この施設はMakerの夢だ。いたるところに作業台があり、棚にはラベルを貼ってきっちりと工具が整理されている。計画を練るための会議室、金属を曲げたり木材を削ったりする大型工作機械や、レーザーカッターなどもあり、教室もある。

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2015.04.15

スマートウォッチなんていらない。腕に巻くのはエニグマだ。

エニグマは、第二次世界大戦中にドイツで使われていた非常に面白いコーディングマシンだ。デジタル理論がまだ発育段階だったころ、特定のパターンに設定されたローターで、司令部から前線に送られてくる暗号を解読していた。大変に精巧なメカニズムだったが、腕に巻けるほど小さなものではなかった。

オリジナルよりもすごいところは、その機能が腕時計サイズ(やや大きめではあるけれど)に収められてしまった点だ。しかも安価なArduinoを使って。見栄えはとてもいい。鉄製のケースに、ベルトはスクラップの革製だ。

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2015.04.14

馬のゾートロープを3Dプリントで再現

1872年、エドワード・マイブリッジは、「馬は走るときに4本の脚が同時に浮くことがあるか」という論争に結論を出すための映画撮影に雇われた。馬の脚の動きが速すぎて、人の目では確認ができなかったのだ。だがそのころ、新しい写真装置の登場で撮影が可能になり、マイブリッジは馬が走る姿のスローモーション映像に成功し、最終的な答を出すことができた。そう、馬が走っているときは、脚が4本とも地面から離れていたのだ。

昨年(2014年)、アーティストのKelly Eganは、昔のアニメーションマシン、ゾートロープを作り直してみたいと考えた。