Crafts

2013.04.11

壮大なる霜取り作戦

シカゴのFulton Market Cold Storage Companyは、精肉産業地域に建つ10階建てのビルディングで90年間操業していたが、去年の7月、郊外に移転することになった。その建物は自転車メーカー、SRAMが買い取り、そこを本社ビルにする予定だ。建築家のPerkinsとWillは、この氷に閉ざされた建物に、近代的な機械工房と、作業場と、SRAM用の屋内トラックを作るよう要請された。しかし、彼らを待っていたのは、歴史的にも類を見ない壮大な霜取り作業だ。

Crafts

2013.04.09

Tinkercadに替わる無料の3Dツール

Tinkercadの開発者が、その人気のクラウドベースのCADツールの開発を中止すると発表した。MAKE でもTinkercadのファンは多く、これまでにこのブログやUltimate Guide to 3D Printingで紹介したり称賛したりしてきた。だから、これは悲しい知らせだった。TinkercadはAirstoneという新しいソフトに置き換えられるそうだが、ターゲットは完全にプロのユーザーになる。Airstoneに関する詳細はこちらをどうぞ。

無料版のTinkercadは4月の末まで使うことができる。

Crafts

2013.03.27

古いラッパがiPhoneのアンプに変身

テキサス州オースティンに住むアーティストでオーディオマニアのChristopher Lockeは、古い金管楽器をiPhoneやiPadのアンプに改造している。彼はそれをAnalogTelePhonographers(アナログ・テレフォノグラファー)と呼んでいる。アナログとデジタルが入り組んだ形でブレンドされた外観で、サウンド(下のビデオ)も素晴らしい。彼の作品は、オーディオ機器が洒落た箱ではなく、家具のようだったクラシックな時代を思い起こさせる。

Crafts

2013.03.13

Niklas Royの紙製プロッター

スーパーMakerのNiklas Royは、このエクセレントなペンプロッターをボール紙と溶接棒と輪ゴムとテープと接着剤で製作した。紙だけで作られたインターフェイスが最高だ。
デジタルデバイスを紙で作るというワークショップを、オッフェンバッハのSchool of Art and Designで行ったとき、受講生から、機械も作れるかと聞かれた。私は前からプロッターが欲しかったので、ほとんど考えることなく、何を作るべきかが決まった。(中略)

インターフェイスとして、私は2つのロータリーダイアルとひとつのスイッチを作った。

Crafts

2013.03.05

3Dプリントで作ったキヤノンのフラッシュディフューザー

写真のインターンがやっていた、フラッシュに紙をかぶせてテープでとめて光を散乱させる技を見た私は、キヤノンスピードライト580EX II用のディフューザーを作った。インターンが作った紙のディフューザーは、野外ラボの過酷な環境でのプロジェクト撮影で何日ももたなかった。彼がその紙を何度もリサイクル箱に捨てるのを見て、耐久性のあるディフューザーを作ってやろうと決めたのだ。性能のいいディフューザーの形について彼と話し合った後、私はAutodesk Inventorでそれをデザインして、Ultimakerで透明なPLA(生分解性のトウモロコシを原料とするプラスティック)を使って3Dプリントした。

Crafts

2013.02.08

トクマルシューゴの「KATACHI」ビデオのメイキング

インターネットで話題になっているトクマルシューゴのミュージックビデオ「Katachi」をすでに見た人は多いかもしれない。CNCルーターで切り出した2000枚もの形を使っている。

昨日、私は、このビデオを制作したポーランドのディレクター/アニメーターチーム、Kijek / Adamskiに会った。彼らはこうやって作ったのだという。

形状は、Adobe After EffectsとAdobe Illustratorでデザイン、製作、アニメーションされた。

Fabrication

2012.12.05

f.labo主催「展開図武道会〜この椅子いいっすね!」が参加者を募集中

Maker Faire Tokyo 2012にも出展されたf.laboスタッフの高見知里さんからご案内をいただきました。

指定された条件でスツールを制作しプロダクトとしての完成度を競うコンテスト「展開図武道会〜この椅子いいっすね!」の参加者募集をしています。立体物をつくるのが得意な方も、普段はやっていない方も自分オリジナルのスツールをつくってみませんか?指定された条件の中で考えてつくるのは想像以上に難しいところもありますが、その分楽しいですよ!

コンテストは、12月21日から23日に開催する「一歩さがって、二歩すすむ」展内で行います。

Electronics

2012.09.19

スプリットフラップマトリクス

スプリットフラップ式の表示デバイスを42個並べたウインドウディスプレイ。ELTTOB TEP ISSEY MIYAKEの銀座店を飾ったDrawing and Manualの作品。各デバイスはArduinoで制御され、ケースはiModelaで製作された。動画を見ると、パタパタと表示されるたくさんの絵は手作業による切り貼りで作られているのがわかる。