Crafts

2014.09.05

舞台裏:バーニングマンの準備

月曜日の大雨の前、一般開場の前、1万人を超えるMakerやアーティストが材料や機材とともにネバダ州のブラックロック砂漠に集まり、準備をしていた。

「早入り」パスは、バーニングマンの名物にもなっている展示物の製作を行う人々に渡される。ゲートが開く前に入るには、Makerにならなければいけない。または、Honarariumプロジェクトの一員になるか、公認テーマキャンプか、あなた自身の作品となるアートカーの製作に携わっていることが大切だ。

その時間は、20年前のバーニングマンを思わせる。

Electronics

2014.08.29

Sketching in Hardware

写真:Seth Hunter

2006年、私は年1回で開催するフィジカルコンピューティングツールのサミット、Sketching in Hardware を立ち上げた*。40人の優れたデザイナー、開発者、研究者、アーティスト、教育者が集まり、3日間にわたってハードウェア製品を、いかに簡単に開発できるようにして、環境やデジタルアートに応用しやすくするかを話し合う。

ハードウェアは今でも難しい(Hardware is still hard)。しかし、私はこのサミットを立ち上げたときから比較すると、ずいぶん状況は変化した。

Crafts

2014.08.26

Teenage Engineering + Clavia -ストックホルムの新旧の音楽テクノロジー企業(DIY MUSIC in Europe)

先日の記事で取り上げたMIDI HACKをレポートするためにストックホルムを訪れると決めた際、必ずコンタクトを取ろうと思った企業がストックホルムの音楽系のスタートアップの代表でもあるTeenage Engineering社だ。彼らが最初にリリースした製品OP-1はコンパクトで面倒なセットアップを必要とせず、直感的な操作でダイナミックに音を変化させられるインターフェースを持っている。例えばシンセとは何か、そこから勉強しなくてはいけないような難儀な製品では、初心者は音を出して、そこから何をするか考えて止まってしまう。

Crafts

2014.08.26

格闘モーションの3Dプリント彫刻

アートはパワフルだ。このコンセプトを示すのに、実際の人間が格闘している姿を3D彫刻にするという方法をおいて他にあるだろうか。アーティストのEyal Geverは、その方法でアートのパワーを表現している。私も、Gaverと同じくそこに破壊の美が見える。彼の作品には、感情が高ぶる自動車事故のシミュレーションや爆発の瞬間の時間を延ばしたものが数多くある。3D Printed Kickと名付けられたこの作品は、インパクトからその後の影響までを衝撃に素直に仕上げたものだ。

Crafts

2014.08.21

Sonar +D 2014(DIY MUSIC in Europe)

バルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただくシリーズの2回目です。1回目はこちら。

今年もバルセロナにSonarの季節がやってきた。Sonarはエレクトロニック・ミュージックを中心としたライヴやDJのステージを楽しむ音楽フェスティバルで東京含む世界数都市で行われている。会場内には Sonar +Dというスペースが設けられ、音楽系ハッカソンとして有名なMusic Hack Dayや様々な団体・企業の展示やワークショップ、アーティストや音楽関係者によるカンファレンスなども行なわれ、バルセロナのSonarでは音楽のテクニカルな側面にもスポットを当てている。

Crafts

2014.08.20

Stockholm MIDI HACKレポート(DIY MUSIC in Europe)

今回から3回連続でバルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただきます。尚、原稿をいただいてから、編集部の都合で公開が遅れたことに関して筆者の類家様にお詫びを申し上げます。(MAKE日本語版編集部)

去る5月17日、18日ストックホルムで音楽ハッキング・イヴェントMIDI HACKが開催された。

Crafts

2014.07.15

Drawn – 3Dプリント家具

Drawnは家具などの大物の3Dプリントを行うサービスだ。

Sylvain Charpiotとそのビジネスパートナー、Samuel Javelleは、家具や雑貨など大きなものを3Dプリントするサービス、Drawnをフランスに立ち上げた。Sylvainは起業家精神を持つ技術者で、Samuelはデザイナーで発明家だ。

Drawnの3人目のメンバーはGalatea(ガラテア)だ。彫刻家ピュグマリオーンが恋に落ちた作品の名前をとった大型の3Dプリンターだ。

Electronics

2014.07.14

3DプリンターでUFOライトを再現

去年、私はSketchUpをダウンロードして、落書きをして遊んでいた。何か特別なものを作ろうとしていたわけではない。クイーンズで開かれたMaker Faireを見に行って、ものすごい刺激を受けた。その後、ニューヨークのMakerBotのショップを見に行き、ぶっとんだ。

そして、何かクールなものを作りたいという気になった。自分が打ち込めるものは何か、私は1週間ほど考えた。SketchUPとCADの使い方をもっと勉強したくなった。MakerBotと3Dプリントのこともよく知りたくなった。

Crafts

2014.07.11

クレートスタッキング:びっくりDIYスポーツ

写真:John Orbon/Park Day School

Liam McNamaraは、名前からしてクレイジーなDIYスポーツ、クレートスタッキング(箱重ね)の提案者であり推進者。彼は倉庫などでのイベントやEast Bay Maker Faireでこの競技を主催してきた。会場にはロープなどの登山器具が完備され、競技者が何十フィートもの高さに牛乳のケース(クレート)を積み上げながら登っていく間に、巨大なジェンガのようにクレートが崩れても安全なようになっている。

Electronics

2014.07.11

自転車用レーダー「ikubu」の開発裏話

これが市場調査というものだ。Franz Struwigは、後ろから来た車に引っ掛けられるのを恐れて車道の反対側を自転車で走る男に出会った。南アフリカのステレンブーシュでレーダー装置のスタートアップ、iKubuの創設者でありマネージングディレクターを務めるStruwigは、そこに彼らの製品のニーズがあると感じた。

そうして生まれたのがBacktrackerだ。ハッキング可能な自転車用後方レーダーだ。オープンなAPIを使い、現在クラウドファンディング中だ。