Crafts

2013.11.13

フォード・フィエスタのトランスフォーマー

イギリス人アーティスト、Hetain Patelが最初に所有した車は、父のお下がりの1988年型フォード・フィエスタだった。彼の最初の彫刻作品は、父と兄弟との共同製作により、この小型車を使ったトランスフォーマーだ。

彼のアート解説に、なぜ、とどうやってが簡潔に説明されている。
イギリスで、インド移民の両親の間に生まれた私は、親から車を譲り受けたことで、独立第一歩を迎えました。これは、私が所有していたものと同じ1988年型フォード・フィエスタを新しく手に入れ、最初の彫刻作品に仕上げたものです。

Crafts

2013.11.11

3D技術で歴史を甦らせる

3D技術の資質のなかで私がいちばん好きなものは、汎用性だ。じつに多方面で3D技術が利用されているのは、ご承知のとおり。私たちは常に、世界のクリエイティブな人たちと共に、よりユニークで、奇抜で、革新的な利用法を模索している。3D技術は真っ白な紙だ。そこから、そのツール自身と同じぐらい華々しいプロジェクトのアイデアが生まれてくる。とくに素晴らしいのは、キャンバスの上に描かれる絵に制約がないように、3Dにも制約がないように思える点だ。それは、使い方が限定されることが多い新しいオープンな技術やオモチャにはない特徴だ。

Science

2013.11.08

女性とサイエンス

ニューヨーク在住のアーティスト、Kim Hollemanは、今年のWorld Maker Faire New YorkでTrailer Parkと題する、トレーラーの中に公園があるという作品を展示して、エディターズチョイス賞と教育賞のリボンを6つ受賞した。

女性を科学の分野に進出させることを目的としたレポート、取り組み、コンペ、プログラム、あるいは、そもそもなぜ女性科学者が少ないのか、に関する文章を、私は毎日のように目にしている気がする。

Crafts

2013.11.06

Dr. シリコーン(私がどうやって思い悩むのをやめたか、そしていかにシロキサ結合を愛しているか)

編集者より:Samantha Roseはデザイナーとしての教育を受けた人物で、素材科学者ではない。しかし彼女はニッチな市場を発見し、その穴を埋めるべきだと考え、本物のMakerらしく、素材と製造に必要な事柄を必死に勉強した。私たちはWorld Maker Faire New Yorkで彼女と会い、彼女がプロのMakerとなるまでの話を聞くことができた。

私はキッチンの引き出しから「ヘラ」を出そうとした。なぜだか7つか8つあって、そこから選ぶことになった。みなさんも、引き出しの中はこんな感じだと思う。

Crafts

2013.10.25

WaterColorBotが生産へ

30以上のリビジョンを経て、Evil Mad ScienceのWaterColorBotが生産にこぎつけた。つまり、このデザインが、少なくとも今回のプロダクションランにおいて最終版ということだ。そう簡単に言ってしまうが、最終版の決断は非常に難しかったはずだ。メカニズム部分は最終版と決定するのがとくに難しい。モーターのスピードや部品の改良などは、際限なく続くからだ。どこで最終と決断すればいいのだろう。

私はEMSLのWindell OskayとMaker Faireで会い、デザインの最終版決定に関して、いい話が聞けた。

Crafts

2013.10.22

絵でストーリーを綴る

土曜日に行われたIvan Poupyrevのトーク、Hacking the Unhackableの内容を表した絵の前に立つHeather。

日曜日に行われたDavid Langのトーク、Zero to Makerの内容を表した絵。

World Maker Faireでは、ImageThinkのチーム(Heather Willems、Nora Herting、Virginia Montgomery、Yao Xiao)がInnovation Stageで行われたトークの内容をその場で絵にしてくれた。

Crafts

2013.10.21

子どもの自尊心を持ち上げる99セントの名前ゲーム

数年前、私の友人の娘さん、Kathyは、気分が落ち込んで自分に自信を失っているという話を聞いた。その当時、Kathyはまだ10歳だったのに、わけもわからず、自分自身に疑いを持つようになっていた。母親は、彼女に心を開かせることは難しいと感じていた。小さな子どもには重い問題だ。その辛さには私も共感できる。

私がティーンエイジャーだったころ、そしてティーンの間ずっと、いろいろな理由から、自尊心を失い、気分が落ち込み、生きる目的を見失っていた。しかしあるとき、私は青春の苦悩から、創造性によって抜け出すことができた。

Crafts

2013.10.04

私の初めての記念すべき失敗はMaker Faire New York

私は今、ここニューヨークで、列になってブースを設置し、ガジェットやクラフトを並べるMakerたちを見ているのだが、突然、2010年の私が初めて参加したMaker Faireのことを思い出した。あれは最初からドツボだった。

私はニューヨーク大学のITP大学院で開かれたMaker Faireのミーティングに参加した。Arduinoの共同開発者(で、その後私の教授となる)Tom Igoeが、ある課題を提示した。

Crafts

2013.09.19

AutodeskとCircuits.ioが無料の電子回路デザインツールを共同開発

123D Circuitsのスクリーンショット

Autodeskは無料3Dツールのシリーズに、Circuits.ioとの共同開発による電子回路デザインツール 123D Circuitsを追加した。

このプログラムは、仮想ブレッドボードを使って電子回路の実験ができるというもの。仮想Arduinoを使うこともできる。コードもブラウザのウィンドウに書き込んでシミュレーションができる。また、コードは共同での編集も可能(Autodeskは電子回路用のGoogle Docのようなものと言っている)。

Crafts

2013.09.17

On a Roll:世界初の3Dプリントしたスケボー

私の最初のスケートボードは、スケーティングのパイオニア、Tunnelの黄色いグラスファイバー製デッキだった。その後、木製に変更したのだが、その中間で、ときどきプラスティック製デッキにも乗っていた。かなり柔らかいのでランプやストリートには向かないが、歩道で乗ったり、セブンイレブンに買い物に行くときなどはけっこう快適だった。

Sam Abbotがデザインした3Dプリントによるスケートボードについて書いた3Dersの記事は面白かった。見たところ粉末造形でプリントしてあるようだ。