Electronics

2018.07.23

インドネシア生まれの「8bitMixtapeNeo」は遊び心むき出しのArduino互換チップチューンシンセサイザー

日本では猛暑の日々が続いているが、さらに暑いインドネシアから熱波のようにやってきた「8bitMixtapeNeo」を紹介したい。Arduino互換チップのATTiny85を搭載したオープンソースの“ローファイ・8bit・シンセサイザー”だ。

https://www.youtube.com/watch?v=NthrxNBOH2c

上の動画の通り、期待に違わないチープな出音。2個のノブとスイッチ、そして8個のフルカラーLED。ギラギラしたLEDはシンセサイザーとしての機能には関係なく、純粋にプログラムして光らせるだけのもの。

Crafts

2018.07.19

ウェアラブルとウェアラブルの隙間を縫い合わせる

「ウェアラブル技術」の教授をしていると、一般の人たちにこの言葉を説明するのが困難であることに気づく。DIYエレクトロニクスのコミュニティでは、ファッション・テックやホビイストによるウェアラブルが中心で、一般消費者家電としてのウェアラブル電子製品とはズレがある。素材からデザインに至るまで、そのプロセスは根本的に違う。私は、これらがもっと活発に近づくべきだと考えている。

DIYエレクトロニクスが私たちの体に馴染んだ物理的な形になるきっかけを作ったArduino LilyPadマイクロコントローラーボードが登場して11年。

Electronics

2018.07.17

レーザー感知システムを装備したレーザーメイズを作って脱出のスキルを磨こう

大切なものを網の目状に放射されるレーザー光線で厳重に守る「レーザーメイズ」は、映画では究極の防犯システムとして登場する。泥棒はその隙間を、身をかがめたり、体をよじったり、這ったり、ジャンプしたりしながら通り抜けなければならない。レーザーに触れたら警報が鳴る。現実には、レーザーメイズは家の防犯対策としては非合理だが、作るのは楽しい。そして、遊び場としてとても楽しい。

警告:レーザー光線は大変に強力なので目を痛める危険性があります。

Electronics

2018.07.12

花火を発射する6足歩行のストランドビースト

Jeremy Cookは、みんなが大好きな「ストランドビースト」のデザインを、誰もやったことのない形で役立てたいと考えてきた。そして、いろいろな素材やコントロールシステムを使っていくつか作ってみた。今回製作した最新版には、7月4日のアメリカ独立記念日を祝うための、花火の発射機能を搭載している。

Bluetoothでコントロールできるように、いくつかのモジュールをつなぎ、リレーとニチノールの線を使って花火の点火装置を作った。もちろん、彼はそれを花火を発射するのに相応しい外観を与えたのだけど、なかなかいい感じだ。

Electronics

2018.07.10

強力なAIとMakerのプロジェクトをつなげてくれる3つのキット

みなさんはすでに、ペットの自動給餌機や、玄関の自動ロックや、ロボットなどを作っているかも知れない。どれも楽しいMakerプロジェクトだ。しかし、これまではそこに1つのものが欠けていた。ちょっとした知性だ。もし、自動給餌機が、ネズミではなくネコに餌をやるよう自分で判断できれば、または、両手に荷物を持っていても、あなたの顔を見ただけで玄関のドアの鍵を開けてくれたら、どうだろう? もちろん、ロボットと会話ができたらと誰でも思う。AIは、楽しいプロジェクトをもっとすごくしてくれる。

Electronics

2018.07.09

ピザの箱で作ったラジコン飛行機

下の2つの動画は、ラジコン飛行機チャンネル、「Flite Test」からのもの。彼らは昼食に食べた宅配ピザの箱を使って、しっかり飛べるラジコン飛行機を作った。使ったのは、モーター、バッテリー、ESC(電子速度コントローラー)、そして無線送受信機だけだ。

Flite Testのサイトでは、設計図と詳しい作り方が公開されている。飛行テストの動画が教えているのは、ラジコン飛行機によく使われる特別なフォーム材を手に入れるのに苦労している人がいるみたいだけど、近くにピザの箱が落ちてるんじゃないの? ということだ。

Electronics

2018.06.29

13歳のイタリアの少年たちが作ったスマートな次世代自転車「Ardubike」

2018年5月12日、イタリアのボローニャで開かれたSchool Maker Dayで、5人の中学3年生(日本では中学2年生)が「Ardubike」を作って披露した。

IC9ボローニャ中学の教師、Luca D’Agostinoの指導のもと、この5人は30時間(週3時間ずつ)の課外授業に参加し、Ardubikeプロジェクトを進めた。

STEAM(科学、技術、工学、アート、数学)の能力を開花させて磨くことを目的に行われたこの授業では、彼らは次世代の自転車「2.0バイク」にどれだけの安全機能を加えることができるかに驚き、プロジェクトを開始した。

Crafts

2018.06.25

ドローンセーターを着てプロフィールを公開したところデートをする相手が現れた

Maker Faireでビックリしたり楽しい気分になったりするのが、私は大好きだ。いつも、ジャイアント級のうれしいサプライズがあるが、この12年間、Maker Faireを見てきて思い出すのは、まったく予想もしていなかった、小さいけれど、よく考えられていて、主流からちょっと外れてて、まったくの別世界へ連れて行ってくれるものが多い。

昨日、Mark FrauenfelderがYouTube MakerのLaura Kampfにインタビューを行うというので待っている間、私は15分間のプレゼンテーションを見ていた。

Crafts

2018.06.22

[MAKE: PROJECTS]NFCタグとLEDで作った光るネイル。クレジットカードのチップも埋め込んでみた

この数十年間で、ネイルアートはかなり進化した。100年前にセルロースを使ったポリッシュが生まれ、薄いプラスティックのつけ爪が現れ、アクリルで彫刻されたネイルがいたるところで売られるようになった。そろそろテクノに走ってもいいんじゃないかな。

Baybe Doll(またの名をEmily Mitchell)は、セキュリティカンファレンスに出かけるために、ネイリストに可読データを収めた小さなデバイスをアクリルのネイルに埋め込ませた。しかし、この技術はまだ一般化されていなくて、その当時は大きくて分厚かった。

Electronics

2018.06.12

卒業製作で3本脚で歩行する『インターステラー』のロボット、TARSを作った学生たち

スウェーデンのヨーテボリにあるチャルマース工科大学の学生たちが、卒業製作に作るものを決めるとき、デザインが面白いものがいいと思った。歩くロボットを作りたいと彼らは考えたのだが、それはあまりにも複雑すぎた。そこで思い出したのが、映画「インターステラー」に登場する箱形のロボット、TARSだった。彼らはそれを作ることに決めた。

とは言え、本物のように完全に変形が可能で会話ができるようなものではなく、3本脚で歩行するだけのTARSを作ることになった。まずはシミュレーションからだ。