Electronics

2019.03.06

オムロンの絶対圧センサ、感震センサ、人感センサの評価ボードが、Arduino、Raspberry Piに接続可能に。その狙いを聞く

イノベーション推進本部 CTO室 戦略グループ主査 髙塚皓正氏(左)と同グループの小島有貴氏(右)

3種類のセンサをRaspberry PiやArduinoで手軽に利用できる評価ボード

オムロンは新規事業創出の取り組みの一つとして、自社のセンサを搭載した評価ボードを発売した。スイッチサイエンスやPhysical Computing Labで購入できる。

Crafts

2019.02.01

Teenage Engineeringの折り曲げて作る「貧者のモジュラーシンセ」

Teenage Engineering社がパネルを折り曲げて組み立てるだけという簡単で安価なモジュラー・センセサイザーの組み立てキット16、170、400をオンライン限定で発売した。マニュアルを見ながら折り曲げるだけで15分ほどで完成させて遊べるところは、(ダンボール素材ではなくアルミ板だが)まるでシンセサイザー版Nintendo Laboのようであり、また自分で家具を組み立てるIKEA方式をも彷彿とさせる(実際Teenage Engineeringは昨年IKEAとFREKVENSというホームパーティー用サウンドシステムでコラボレーションしている)。

Electronics

2019.01.30

他のニュースでは見られないCES 2019で見つけた「Make:」好みのプロダクト

今年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)も終わった。「Make:」は今年も、DIYとスタートアップの新星を求めて、壁のように立ち並ぶテレビや光るカラオケスピーカーや家電製品や、その他の「コンシューマー」で「エレクトロニクス」なやつを見て回った。

帰ってきてから印象に残っているものを、ちょっとメモしておく。

・最高潮の2019年CESだったが、その雰囲気はこれまでの数年間と変わらない。いちばん印象に残っているのは「もっとテレビを買ってください」という空気。

Electronics

2019.01.28

CESで見た水中ドローンの進化

数年前、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は、非公式に「ドローンの年」を宣言すると、たくさんの人たちが会場に空飛ぶプラットフォームを持ち寄り展示した。DJI、Parrotや、その他無数のグローバル企業がマイクロサイズのドローンから相当な重量の荷物が運搬できるマルチコプターまで、大きなブースを構え、大掛かりなデモを披露していた。

それ以来、ドローンはCESでは定番の展示製品となり、昨年は人が乗れる自律飛行ドローンも、会場で盛んに騒音を立てていた。

Electronics

2019.01.21

「自作キーボードの魅力を伝えたい」秋葉原に専門店「遊舎工房」がオープン

makezine.jpの記事「キーボードを愛し、キーボードを自分で作り出す人々『天下一キーボードわいわい会 Vol.1』」の記事末尾で既報の通り、1月13日に遊舎工房が秋葉原に実店舗をオープンした。場所は東京メトロ末広町駅とJR御徒町駅の間で、1つ南のブロックには電子工作ショップのaitendoがある。

13日のオープン当日は開店を待つ10人以上の行列ができ、10時のオープンから1時間ほどは入店の待機列ができる盛況となった。その後も来店客は途切れることがなく、滑り出しは上々のようであった。

Electronics

2019.01.08

キーボードを愛し、キーボードを自分で作り出す人々「天下一キーボードわいわい会 Vol.1」

キーボードを自作するムーブメントが、この1年ほどで急速に盛り上がってきた。自作キーボードのキットが多数発売され、「キーボードって自作できるんだ」と気付いた人々が一気に増えた感がある。昨年8月に開催されたMaker Faire Tokyo 2018でも自作キーボードのブースは盛況だった(関連記事:「Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #1|自作キーボードの世界を堪能する」)。Maker Faire Tokyo 2018の会場で初めて販売された自作キーボード「Mint60」のキットは、2日分準備した販売数が初日開場直後の行列だけでなくなってしまったという。

Electronics

2018.11.21

小さくなってもパワフルなRaspberry Pi 3 Model A+登場

Raspberry PiがModel Aをアップデートしてから、かなりの年月が経つ。正確には4年だけど。だがついに15日、新しいモデルが発表された。Raspberry Pi Model A+にRaspberry Pi 3のスペックを詰め込んだものだ。64ビットのクアッドコアプロセッサーを使い、クロックは1.4GHz、無線ネットワークは2.4と5GHzに対応する。これは旗艦モデルのRaspberry Pi 3 Model B+と同じだ。従来のModel Aのスペックに従い、Ethernetポートはない。

Electronics

2018.11.20

[MAKE: PROJECTS]Google AIYでウェアラブルフクロウ型AIコンパニオンを作ろう

これは私の親友、Archimedes(アルキメデス)。私の肩に止まって周囲の人たちの感情を検知するの。そして、光の色と小さなブザーの音で知らせてくれる。Arduinoで制御するパン(横の回転)とチルト(上下運動)のサーボジンバルを搭載してるから、動いたり周囲を見回したりするのも可能。

頭脳

まずは、Google AIY Visonキットの組み立てから。アルキメデスの頭脳とセンサー・システムは、このDIY AI入門キットがベースになってる。

Electronics

2018.11.14

パソコン上でデザインした形に針金が折れ曲がって出てくる驚きの針金細工マシン

以前にも「Make:」で針金細工用のマシンを紹介したことがある。マイクロコントローラーと、モーターを数台と、歯車とローラーを組み合わせて作ったそのマシンの端から針金を入れると、反対側からパソコン上でデザインした形に針金が折れ曲がって出てくるというものだ。

How To Mechantronicsのマシンは、大部分が3Dプリントした部品で作られているという点で、他と差をつけている。ステッピングモーター2台とサーボモーター2台も使われている。

Electronics

2018.10.26

ライブステージの即興演奏で共演する“人工音楽知能”「A.M.I.」

そう遠くない昔、人工音楽知能はSFの中の話だったが、イタリアの小さな同好の集まりがそれを実現させてくれた。今、あらゆるミュージシャンとあらゆる楽器の即興演奏のコードを、いくつかの音を聞くだけでハッキングできる世界初の人工知能A.M.I.が、ローマ第三大学で開発されている。

「難しく聞こえるかも知れませんが、実際はとても楽しいものです」と語るのは、著名な音楽家であり、このアイデアの発案者でもあるAlex Bragaだ。彼は、A.M.I.をライブやスタジオ録音の現場に導入して、電子音楽の世界に革命を起こそうとしている。