Electronics

2013.12.06

女の子たちにハックとメイクを

私が初めて工学とテクノロジーに興味を持ったのは、今から30年前、小学校5年生のときだった。私のクラスには4台のApple IIeがあり、先生がLogoとBASICのプログラミングを教えてくれた。それが、テクノロジーを使って何かを作るという初めての体験であり、とても楽しかった。6年生になっても、先生は私にプログラミングを教えてくれた。そして私たちを、地元の大学で開かれた、子供のための、今で言うところのハッカソンに連れていってくれた。中学に進学した私は、すでに慣れ親しんでいたコンピュータープログラミングのコースを選んだ。

Fabrication

2013.12.06

StratasysがAfiniaを提訴:デスクトップ3Dプリンター業界の岐路

この訴訟の結果如何では、将来のデスクトップ 3D プリンターの開発に大きな衝撃を与えるかもしれない。

業務用3Dプリント業界の老舗であり、先日、デスクトップ3Dプリンターのメーカー、MakerBotを買収したStratasysは、Afinia H-Series 3Dプリンターのメーカー、Microboards Technology, LLC,(長いので、この記事では単にAfinaと呼びます)を特許侵害で提訴したと発表した。

この訴訟の意味は大きい。

Electronics

2013.12.05

Raspberry Pi用の赤外線カメラモジュール

Raspberry Pi用の赤外線カメラモジュール”Pi NoIR”(写真はAdafruitより)を使った事例が増えてきた。マルチコプターに搭載して赤外線空撮を試しているチームもある(Flickr)。

Kanamaru Takashiさんは、Pi NoIRの映像をストリーム化して、Android端末で表示する実験をしている。簡単にワイアレス暗視システムが作れそうだ。ノーマルなカメラモジュールにも応用できる構成である。

Crafts

2013.12.05

パタゴニアとiFixitが共同でパタゴニア製衣服の修理ガイドを公開

MAKEの人間として、ハロウィンはMakerのお祭りだと思う。みんなが店では売ってないアイデア満載で楽しくて独創的なコスチュームを作るからね。では、ハロウィンの反対の日はいつだろう。ボクは「ブラックフライデー」(アメリカのクリスマス商戦が始まる11月の第四金曜日)だと思う。

何かを作る工具を買いに行くのは別として、感謝際が終わったあとのショッピングモールには強欲な消費主義が満ちあふれる。大勢の買い物客が、「買え買え買え」というドラムのビートに合わせて行進する。立ち止まって「なぜ?」と聞く人はいない。

Electronics

2013.12.03

対談:カール・バス × 久保田晃弘 「3Dものづくりの未来」(3)

第1回はこちら、第2回はこちらです。

Autodesk WorkShop(写真提供:オートデスク株式会社)

「Autodesk WorkShop」は新しい学校

久保田 ところで、開設した「Autodesk WorkShop」のことも、もう少しくわしく教えてください。どのような設備なのですか。

バス 敷地は、約2,500平方メートルあります。機材は、CNC、ウォータージェットカッター、レーザーカッター……3Dプリンタは12台ありますよ。

Kids

2013.12.02

Kano Kit:組み立て式Raspberry Piコンピューター

Raspberry PiはMakerコミュニティのなかですっかり定着しているが、そもそもPiのコンセプトは、子どものための小さくて安いコンピューターというものであり、学校でのコンピューター教育を考え直すためのものだった。Raspberry Pi財団は、Googleなどの企業の支援を受け、さらにここイギリスで今でも学校のコンピューター教育がどうあるべきかを考え続けているBBC Microの基本精神を受け継ぎ、そのゴールに大きく近づいている。

Kano Kitは、そうした教育目的という本来の道にRaspberry Piを引き戻すものだ。

Electronics

2013.11.29

対談:カール・バス × 久保田晃弘 「3Dものづくりの未来」(1)

Maker Faire Tokyo 2013に合わせて、Autodesk米国本社の社⻑兼 CEOカール・バス(Carl Bass)氏が来日した。3Dソフトウェア大手のAutodesk社は近年、個人向けにオープンなソフトウェアや無料サービスを打ち出すなど、Makerに向けて積極戦略をとっている。社長兼CEOであるカール・バス氏と、多摩美術大学教授の久保田晃弘氏に、3Dものづくりの現在、近い将来、来るべき未来について、語りあっていただいた。全3回の記事として掲載する。

Electronics

2013.11.28

部品へのプロジェクションマッピングによる通電しない電子工作

アイデアもおもしろいけど、滑らかな実装が見事なデモ。ジェスチャーUIの応用例。音の出る回路に適用しても良さそう。

タッチパネルディスプレイ上で電子部品を仮想的に結線し,プロジェク­ションマッピングによって各種LEDなどを発光しているように見せる電子工作環境であ­る.音やアニメーションによるブザー・バイブレータの疑似動作,画像認識などによる入­力素子の動作にも対応している.指を近づけると端子が拡大する機能により,ドラッグ操­作だけで結線・断線が行える.電子部品店に設置することで未開封のまま部品の動作や仕­様を確認できるほか,複数人でわいわいと作業を行うこともできる.

提案者の秋山耀さんによるデモを12月4日からのWISS2013で見ることができそうです。

Electronics

2013.11.28

Raspberry Piが200万台を突破

Manchester Raspberry Jamからのニュースだ。Raspberry Pi財団のEben Upton代表は、10月末で200万台のRaspberry Piが出荷されたことを公表した。2013年のはじめには、Raspberry Pi財団は正規代理店を通して100万台を販売したと発表したが、先月のはじめには、175万台を記録した。上のビデオで非公式なアナウンスが聞ける(26分のあたり)。詳細は月曜日に発表される予定なので注目したい。その話は、質疑応答の中から出てくる。

Fabrication

2013.11.27

スミソニアン博物館と3Dスキャナーの出会い

ワシントン D.C.のスミソニアン博物館で、3Dスキャンの世界の人たちと、博物館の人たち、合わせて数百人が出会うという楽しいイベントがあった。そこでは、Autodesk、3D Systems、スミソニアンを始めとする多くの博物館から集まった各分野の大勢の専門家たちによるプレゼンテーションが行われた。私たちは、ライト兄弟の飛行機、古代の武器、クジラやイルカの化石、エンブリーア蘭とケブカシタバチのCTスキャン、シャチの帽子について学ぶことができた。