Fabrication

2009.06.11

CandyFab 6000

Evil Mad Scientist Laboratoriesは、砂糖を使う3Dプリンターの新型機を発表した。CandyFab 6000だ。前のモデルによく似たテーブルトップ型だけど、驚くべきことに、”印刷”の容量は10リットルもある。EMSLのサイトより。これは、CandyFab 6000で最初に作ったオブジェクトです。直径2インチ(約5センチ)の穴開きの玉です。レイヤーの厚さは1/15インチ(約1.7ミリ)。改良の余地はまだまだたくさんあるけど、やっと、改良できるだけのマシンができたというわけです。

Crafts

2009.05.20

3Dプリンターは石器時代に突入

これ、すごいクール。ScienceDailyによれば、ワシントン大学の研究者たちが、3Dプリンター用メディアに変わるアート用のセラミックパウダーを考案した。しかもお値段は1ポンド(約450グラム)あたり30ドルから50ドル。彼らはそのレシピをオンラインで公開している(自分で作れば1ポンド1ドルもかからない)。上の写真は、そのセラミックパウダーで3Dプリントした壺。5年ほど前、長年にわたり3Dプリンティングを研究してきたワシントン大学工学部教授のMark Ganterは、市販されている高価なプリント用素材に不満を募らせ、とうとう自分で作ることを決意した。

Fabrication

2009.01.19

Remake: ツールシェアリング

カリフォルニアのメンローパークにあるTechShop(会員制の貸工房、3Dプリンタ、レーザーカッター、その他の各種工作機械が自由に使える)に行ってきたという人から、そこで聞いて驚いたという話をしてくれた。当初、TechShopでは工具が持ち出されることを心配していたのだが、実際はその反対であることがわかったそうだ。このコミュニティベースのワークショップのメンバーは、自宅から工具を持ってきて、他の人も使えるようにと、置いていくのだ。そのため、TechShopにはオープン当時よりも多くの工具が揃っているという。

Electronics

2008.12.16

2008年版オープンソースハードウェア製品完全ガイド(各種キット、プラットフォーム編)

編集から:Arduino編の続きです。
ArduinoベースのUAV – オープンソースの無人航空機

ArduiPilot – UAV 用ナビゲーション
ArduPilotは、オープンソースのArduinoプラットフォームをベースにした安価なナビゲーション専用オートパイロット。現在はベータ版。簡単に組み立てられるキットとして発売される予定(SMD部分は基盤にはんだ付け済み、その他のスルーホール用部品ははんだ付けが必要)。

Fabrication

2008.12.11

ショットグラスとiPhoneケースを"プリント"する

2本のビデオをご紹介! ショットグラスとiPhoneのケースをプリントするというもの。

ショットグラスの”プリント”…
そして…

…iPhone ケースの”プリント”。
訳者から:今まさに、3Dプリンター技術の黎明期だね。この革命的な技術が生まれ育つところに立ち会えるのはラッキーなこと。カラープリンターが出始めのころ、A4一枚を印刷するのに何分もかかったり、メンテナンスがすごく大変だったりして「こんなもの使えない!」と怒る人がいたけど、今は写真クオリティーのカラープリンターが当たり前になってる。

Fabrication

2008.12.01

回路図や設計図や画像を共有するサイト – Thingiverseオープン!

Fredより -Thingiverseは”オブジェクト共有”サイトです。 誰でも、自分のプロジェクトの回路図や設計図や画像をアップできます。ユーザーは、これをダウンロードして、レーザーカッターや3Dプリンターや普通の工具などを使って作ることができます。Maker版のFlickerと考えればよいでしょう。
利用者は、私たち自身のライセンスはもちろん、BreとZachががんばってくれたおかげで、GNU GPL、LGPL、BSDに関しても、正式なライセンスのもとで作業ができます。

Fabrication

2008.11.27

TriGears – BitTorrentの開発者が3Dプリンターで作ったパズル

Jornから – TriGears by Oskar van Deventer, and Bram Cohen(英語)TriGearsは特殊なパズルです。3つの歯車が、ひとつを回すと他の2つが回るように組み合わさっています。3つの歯車を平面上に組み合わせた場合は、当然のことながら動けなくなります。そこでOskarは、歯車の歯に傾斜をつけ、互いに60度の角度で、その中心点で噛み合うように配置しました。この歯車は何の仕事もしません。Oskarがそれぞれの歯車の歯の数や間隔を変えていなければ、パズルにすらならない代物です。

Fabrication

2008.11.10

1985年のレーザープリンターぐらいの値段で3Dプリンターが買える時代に

Nat @ O’Reilly Radarより –
Ponokoのブログに掲載されたこの記事を読むと、意識が大きく変わる。現在の3Dプリンターの状況が、流れの中でよくわかる。すでに、1985年当時のレーザープリンターよりも安くなっているのだ。レーザープリンターを初めて見たとき、初めてオフィスに導入されたとき、初めて自家用に購入したときのことが、どうしても重なってくる。そうした流れには逆らえないだろう。問題は、それが、世界に広がっている大量生産、大量販売の業態と共存しているデザイン、商業、流通、製造、リサイクルなどの本質がどうなるかだ(追伸。

Fabrication

2008.06.26

3Dプリンター

Fabbalooの3Dプリンターの詳しいレビュー記事、14 3D printers の要約だ。Timの記事より -この数年、ラピッドプロトタイピング(RP)は自動化が進み、価格もずいぶん下がってきた。オフィスや教育環境に置けるサイズのマシンも市場に現れ、3Dプリンターの認知度も高まった。RPの方式は様々だが、現在は、StratasysとZCorpの2社が市場を独占している状態だ。これらのメーカーの高品質な3Dプリンターの価格帯は3万ポンド(約650万円)あたりだ。