Fabrication

2009.01.20

いいアイデアを盗む:Transmaterials

何年か前に”Where to Get a Good Idea: Steal It Outside Your Group”(よいアイデアをどこから得るか:グループの外から盗もう)という素晴らしい記事を読んだことがある。社会学者のRonald Burtは、創造的なアイデアは魔法のように生まれるものではなく、むしろ、周知のアイデアを新しい領域に再利用することで生まれると指摘している。それって、文房具店で売られているクールな穴開け器がピザカッターに生まれ変わるようなものかも。その2つを繋げる人がいれば、それが実現する。

Fabrication

2008.12.11

ショットグラスとiPhoneケースを"プリント"する

2本のビデオをご紹介! ショットグラスとiPhoneのケースをプリントするというもの。

ショットグラスの”プリント”…
そして…

…iPhone ケースの”プリント”。
訳者から:今まさに、3Dプリンター技術の黎明期だね。この革命的な技術が生まれ育つところに立ち会えるのはラッキーなこと。カラープリンターが出始めのころ、A4一枚を印刷するのに何分もかかったり、メンテナンスがすごく大変だったりして「こんなもの使えない!」と怒る人がいたけど、今は写真クオリティーのカラープリンターが当たり前になってる。

Fabrication

2008.11.10

1985年のレーザープリンターぐらいの値段で3Dプリンターが買える時代に

Nat @ O’Reilly Radarより –
Ponokoのブログに掲載されたこの記事を読むと、意識が大きく変わる。現在の3Dプリンターの状況が、流れの中でよくわかる。すでに、1985年当時のレーザープリンターよりも安くなっているのだ。レーザープリンターを初めて見たとき、初めてオフィスに導入されたとき、初めて自家用に購入したときのことが、どうしても重なってくる。そうした流れには逆らえないだろう。問題は、それが、世界に広がっている大量生産、大量販売の業態と共存しているデザイン、商業、流通、製造、リサイクルなどの本質がどうなるかだ(追伸。

Crafts

2008.10.22

手作りの限定版新聞

creating a handmade newspaperについてRyanが書いている。 …
完璧な新聞(4ページでベルリナー判とほぼ同じ)が、今朝、ロンドン中心部の数カ所で配られた。
The Manual紙に掲載されている文字、画像、マークなどは、ほとんどがイラストで構成され、すべてボランティアチームの手によって作られています。印刷も手作りです。ダルストンのThe Print Clubで、シルクスクリーンで印刷しました。100ほど刷られた限定版には、通し番号が振られています。

Fabrication

2008.10.06

コンテナが多くの人の夢のマイホームに

ボクはコンテナに住んでる人間を2人知ってるけど、どっちもすごく気に入っているよ。”Shipping containers could be ‘dream’ homes for thousands(英語)”メキシコのシウダードファレスにある、非常に貧しくあばら屋が建ち並ぶ界隈に立ち寄ったのがきっかけで、アルバカーキーで住宅建設に携わっていたBrian McCarthyは、貧しい人にも入手可能な家を作るという職業の”迂回路”に足を踏み入れた。彼が目を付けたのは、長さ12メートル、幅2.4メートル、高さ3メートルの貨物用コンテナだった。

Electronics

2008.09.22

ニューヨーク市緊急電話が写真とビデオに対応

数日前、ニューヨーク市のブルームバーグ市長がNYC Maker Faireの会場で行ったスピーチで、市の緊急電話、911と311に写真やビデオを転送できるサービスを開始することを話していた(311というのは道路の穴やゴミなどに対応する行政サービス電話)。今回のこの行政サービスの飛躍的向上には興奮したね。とくに、DIY的なアプローチで街の問題を解決することで説明責任を果たすということだそうで、そこがすばらしい。現在、このことを伝える記事が いくつか書かれている。どれもいい記事なんだけど、残念ながら、具体的な利用法の説明がない。

Fabrication

2008.09.10

形を変えるプログラム可能な物体

インテルはプログラマブル・マターを公開した。 Fabbalooより。木曜日、Intel Developer Forum(IDF:インテル開発者フォーラム)の最終キーノート演説において、インテルの技術主任、Justin Rattnerは、プログラマブル・マター(プログラム可能な物体)に関連するいくつかの研究を紹介した。インテルが信じることは40年以内に実用化されると、冗談めかして観衆に訴えかけた。
彼の説明によれば、プログラマブル・マターとは、処理能力を持ち光電池で発電する小さなガラス球のまわりを回転することで、小さな回路を作り出すというもの。

Electronics

2008.09.09

お金の未来

RCA: The Future of Money @ Core77 Beyond the Beyondより。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのインタラクションデザイン学科の学生たちが、物理的な通貨がなくなったあとの、お金のあり方について研究を行った。現金がどんどん姿を消し、私たちはキャッシュレス社会へと移行しつつあります。現金の取り引きは、闇市場や違法なサービスや物品でのみ見られるようになるでしょう。第三世界の国々にはATMのキャッシングマシはほとんど存在しません。銀行口座を持っている人間も希です。

Fabrication

2008.07.02

ACM-R5 – 水陸両用ヘビ型ロボット

地を這うクールさの水陸両用ヘビ型ロボット ACM-R5jwzより -陸上に生息するヘビは、時に川面を泳ぐ姿を見せる。ウミヘビのように水中で活動するヘビもいる。実は原理的に体をくねらせて推進力を発生する仕組みは、地上でも水中でもほとんど同じである。ACM-R5は、この事実に注目して開発された水陸両用のヘビ型ロボットである。地上及び水中において、ヘビと同様に体をくねらせて推進することができる。
ACM-R5の特徴の一つは、蛇腹とユニバーサルジョイントを組み合わせた関節である。