Fabrication

2013.02.01

健全なMakerスペースを作るコミュニティ

牛乳は強い骨を作る。コミュニティは強いMakerスペースを作る。ギークな人たちがたくさん集まるのは良いコミュニティの証拠だ。地元Reston図書館には、3Dプリンターを見ようと大勢の人が集まった。

ときどき私は、うまくいっていないMakerスペースを訪れる。「場所がある。工具もある。でもメンバーがいない」。物理的側面に注力しているが、コミュニティの構築には力を入れていないのだ。そんな彼らには、こう助言している。コミュニティのないMakerスペースは魂のない場所だと。魂がなければ情熱も生まれない。

Fabrication

2013.01.28

学校向けデジタル工作機械

作業中の ShopBot CNC ルーター。

このMAKEにおいて、未来の教育に関して熱い論議が交わされていることは、とくに驚きに値しない。「物を作ること」、特にデジタルでデザインしてデジタル工作機械で作るという工程は、STEM(Science、 Technology、Engineering and Math:科学、技術、工学、数学)の勉強にとても重要だ。TinkerCADや123D Designといった無料のCADツールの登場で、誰もがちょっと練習するだけで3Dデザインができるようになった。

Electronics

2012.07.18

Build Notes:余った木材で作った作業台

私たちが好きなMAKEの格言に「作れるものは買うな。あるものは作るな」というものがある。MakerのSteve Hobleyは、この言葉にしたがって、古いダイニングテーブルを作業台に作り変えた。しかしダメだった。場所をとる割りに物が置けない。整理のための収納が少ない。そこで、スクラップの木材の山に目をやった。そして、自分が必要に応えるものを作り始め、製作ノートをMake: Projects に投稿した。これで、コンピュータもモニタ(太いボルトでポプラ材に固定)も、2台のオシロスコープ、テスター、ハンダごて、発信器がすべて手の届く範囲にすっきりと収まった。

Fabrication

2012.04.12

ポピュラーメカニクスのライターが勧めるTinkercad

3Dプリント解放戦線の最前線からのニュース。「ポピュラーメカニクス」誌のライター、John Hermanは、3Dモデリングと3Dプリントの初心者に最適な方法を、自らが実験台となって探した。彼はこう書いている。「入口を探していたら、Tinkercadというアプリに出会った」
Tinkercadのどこが気に入ったのだろう? ウェブベースのソリッドモデラー(メッシュモデラーではない)で、初心者にもわかりやすいシンプルさで、すぐに3Dプリントできるモデルがたくさん用意されている。

Fabrication

2012.01.12

図書館にハッカースペース

Maker Stationは、インディアナ州フォートウェインのアレンカウンティ公立図書館の駐車場に停めた50フィートトレーラーの中にある。ここはDIY愛好家たちが工具と知識を共有するためのハッカースペースだ。(写真クレジット:TekVenture)
この週末、Makeの特別筆者でもあるNPR(公共ラジオ)のJon Kalishは、図書館がハッカースペースやMakerスペースを作り始めているという番組を放送した。これは、Makeでもずっと話題にしてきたことであり、Phillip TorroneもSoapboxコラムで書いていた。

Crafts

2011.10.31

クラフター、ハッカー、そしてハッカースペース

Emily Smithは、カナダはバンクーバー出身のブロガーでMakerでコミュニティ管理者。彼女は素晴らしいDIYサイト Blue Mollusc を運営していて、今年開かれたVancouver Mini Maker Faireを先導してくれた。その彼女が、うれしいことに、ハッカースペース系ライター集団の一員としてMakeに参加してくれることになった。彼女はCraftにも原稿を書いてくれることになっている。- Gareth

クラフトと聞くと、グルーガンや木の棒や布や機織りを連想するのと同じように、ハッキングと聞くと、ハンダごてやマイクロプロセッサやソフトウェアを思い浮かべる。

Fabrication

2011.09.04

デザイナーとパーソナルファブリケーションツールを結びつける実験的ワークショップ

ロフトワークとFabLab Japanが共同して企画し、8/27(土)、28(日)の二日間に渡って行われたワークショップを窪木 淳子さん、赤嶋 映子さんのお二人にレポートしていただきました。
「ほしいものを自分で作る」のは素敵だ。3次元プリンターやレーザーカッターのようなハイテク工作機器は、その手助けをしてくれる。では、プロのデザイナーが3次元プリンターやレーザーカッターに出会ったらどうなるか? そんな実験的なワークショップが、夏休みもおしまいに近づいた週末に催された。

Fabrication

2011.09.02

料理とプログラミング、テクノロジーの関係を考える「Cooking for Geeks!」開催

新刊『Cooking for Geeks』の出版を記念し、クックパッドと共同イベントを開催します。
オライリー・ジャパン/Make: Japan Booksの9月の新刊『Cooking for Geeks』は、その書名が表すように、ギーク、エンジニア、プログラマのために書かれた料理の本です。
料理の基本と、さまざまなレシピの背後に隠れたアルゴリズム(化学反応)を詳しく解説し、料理を作ること、そして食べることをもっと楽しい体験にするための(本物の)「クックブック」となっています。

Crafts

2011.01.28

ブルックリンのレンタル工房3rd Wardについて

Making things moveというメカ工作の入門書を読んでいたら、米国内のオススメのレンタル工房のひとつとして、ブルックリンの3rd Wardについて触れられていました。気になったのでその名をつぶやいてみたら、早速反応があって、なんとヘビーユーザーのひとりから、東京で話が聞けることになりました。Luke Schantzさんです。
結論からいうと、しっかりしたビジネスモデルで運用されている、楽しそうな施設です。その機能を大きく分けると、レンタルオフィス、レンタル工房、教室の3要素。

Fabrication

2010.10.21

クリエイティブな人たちの机をテーマにしたミニドキュメンタリー

第一回目のエピソード “The Desk” では、Alice Twemlow、Eric Abrahamson、Massimo Vignelli、David Miller、Kurt Andersen、Soren Kjar、Alfred Stadler、Jennifer Lai、Ben Bajorekといったエキスパートに話を聞き、働く人と机との関係、そして、それが当人の人となりや習慣をどう映しているかを題材にした史実に基づく意味深い短編映画を製作した。