Other

2014.09.29

InventablesがCAMソフト「Easel」を無料公開

MakerConにて、InventablesのZach Kaplanは、ウェブベースのCNCソフト、Easelを、ベータテストから無料の一般公開に切り替えたと発表した。

3月、SXSWで一部の人たちに披露されたEaselは、InventablesのShapeoko CNCマシンのためのソフトだ。簡単にデザインできて、あとは素材を選んでボタンをクリックするだけだ。彼らは時間をかけてテスターを増やし、安全に確実に使えるかどうかをテストしてきた。

新しい機能も増えた。

Fabrication

2014.09.26

Idea Builder:ドレメルから一般向け3Dプリンター

便利な機能、スマートなパッケージング、そして999ドルという価格。これらを見れば、ドレメルの3D Idea Builderは、マスマーケットを狙った製品であることは明らかだ。

ニューヨークで開かれているMakerConで発表されたIdea Builderは、大手工具メーカーから発売される初めての3Dプリンターであり、家庭での積層造形の未来を象徴するものだ。最初は、Home Depot、アマゾン、Canadian Tireといった老舗の工具販売店が取り扱うため、そこで新しい分野のユーザーを取り込むことになるだろう。

Electronics

2014.09.25

手作業を再現する原寸大動画共有器 FAB TABLE

2段になっているテーブルの上の段にはiPhoneを置きます。そのiPhoneが、下段の作業を録画します。さらに上段には小さなプロジェクタがあって、録画した作業の様子を下段のテープルに原寸大で投映することができます。録画した動画を共有することで、他者の作業の原寸大映像を自分のテーブルで再現できる。そこにいない人から「やって見せてもらう」ことができるわけですね。

FAB TABLEの作り方はInstructablesで公開されています。

Crafts

2014.09.25

ロストワックスを使ったキャスティング方法

金のドラゴンの指輪。ロストワックスを手で彫刻したものから鋳造されている。

3Dプリントが発達して業界の最先端技術として注目されているけど、手で作られたものには、新鮮さと同時に驚きがある。とくにワックスの彫刻だ。しかし、手作りの職人技のロマンスをすべての人が捨ててしまったわけではない。3Dプリンターを使えばまったく職人技がいらない今の時代でも、ここで紹介する彫刻家のワックス彫刻の技術には驚かされ、尊敬してしまう。

ロストワックス鋳造法は、オリジナルの彫刻から金属の鋳物を作るための古代から伝わる技法だ。

Electronics

2014.09.24

真の「道具」としてのLSI・半導体 ─ なぜ “LチカLSI” を作ったのか

先日、makezineの「Lチカ専用LSIを作ってみた」にて紹介した “LチカLSI” をなぜつくったのか、そしてMakerにとっての意味を作者の秋田純一さん(金沢大学)に寄稿していただきました。

LEDを点滅させる「Lチカ(LEDチカチカ)」といえば、Arduinoなどのマイコンのはじめの一歩の定番です。例えばArduinoだとサンプルスケッチ「Blink」でLチカができます。マイコンが登場する前は、発振回路を使ってLチカをするのが定番で、無安定マルチバイブレータや定番のタイマIC「555」などの方法がありました。

Crafts

2014.09.24

3Dプリントで作ったダフトパンクのヘルメット

ウチの娘が4歳もまだならないころ、私のところへやって来て、ちいちゃな声で、1日遊んで片方に寄ってしまったお下げ髪で、こう言った。「ママ、私、大きくなったらダフトパンクになる」 彼女は彼らの大ファンだ。私たちは『インターステラ5555』を毎日、何度も何度も何度も繰り返し見ていたのだ。私は完全に合意した。というか興奮した。何から何まで受け入れた。なぜなら私もダフトパンクが大好きだからだ。そして今、3Dプリンターとちょっとした材料があれば、オリジナルのダフトパンクのヘルメットが作れることを、間もなく10歳になる娘に言ってやれるようになった。

Other

2014.09.23

映画「Maker」上映会のお知らせ

アメリカにおけるMakerムーブメントの現在を描いたドキュメンタリー映画「Maker」の上映会を実施します。本作品は、台湾のMuris Mediaという映像制作会社によるもので、O’Reilly MediaのCEOであるTim O’Reillyや、Maker MediaファウンダーのDale Dougherty、書籍「MAKERS」の著者であるChris Andersonをはじめとする、アメリカのMakerムーブメントを先導する多数のキーマンたちの取材を通じ、Makerムーブメントの全体像をわかりやすく紹介しています。

Fabrication

2014.09.22

日常生活で使える3Dプリント:カメラ用具、歯磨き粉絞り出し器などなど

3Dプリントの話をするとき、よく聞かれるのは「でも、実用性はあるの? お人形やオモチャしか見ないけど」という質問だ。というわけで、「使えるプリント」と題した連載コラムを開始しようと思う。これから、実用性のある3Dプリント製品を紹介していく。

Glide Cam

この3Dプリントで作れるGllide Camは、カメラスタビライザー。買えばかなり高価なものだ。

Scorpion 鎖式自転車マウント

使わないときに自転車を壁に掛けておけるシンプルでエレガントなデザインだ。

Crafts

2014.09.22

紙のストップモーションによるSFミュージックビデオ

フランス人トリオ、Ödlandによる新作ミュージックビデオは、紙で未知の世界を表現した手作りペーパークラフトのSFコマ撮りアニメーションだ。

このビデオのタイトルは『Après Avoir Décroché Les Étoiles』(星を得たあと)。Ödlandという遠い未知の惑星をバンドが探検するというもの。彼らは建物の廃墟を発見するが、それは実は宇宙船であり、彼らはそれに乗って地球に帰ってくる。

Electronics

2014.09.19

自分で直す権利:本当の意味で物を所有する権利のための戦い

私の携帯電話が人間だったとしたら、それはバイオニックウーマンだ。ボディは壊れて、数え切れないほど作り直した。頭脳も作り変え、いじくりまわし、改良した。

この3年の間に、私のiPhone 4Sは脱獄して家のホームオートメーション・システムに接続された。Apple公認のガラスのバックパネルは透明なものに入れ替えた。水につけられ、分解され、完全にきれいになった。それも2回。Cydiaストアが提供しているフリーの脱獄アプリのお陰で、Appleが許さない方法で電池残量を調べたりもできる。