Fabrication

2014.09.22

日常生活で使える3Dプリント:カメラ用具、歯磨き粉絞り出し器などなど

3Dプリントの話をするとき、よく聞かれるのは「でも、実用性はあるの? お人形やオモチャしか見ないけど」という質問だ。というわけで、「使えるプリント」と題した連載コラムを開始しようと思う。これから、実用性のある3Dプリント製品を紹介していく。

Glide Cam

この3Dプリントで作れるGllide Camは、カメラスタビライザー。買えばかなり高価なものだ。

Scorpion 鎖式自転車マウント

使わないときに自転車を壁に掛けておけるシンプルでエレガントなデザインだ。

Crafts

2014.09.22

紙のストップモーションによるSFミュージックビデオ

フランス人トリオ、Ödlandによる新作ミュージックビデオは、紙で未知の世界を表現した手作りペーパークラフトのSFコマ撮りアニメーションだ。

このビデオのタイトルは『Après Avoir Décroché Les Étoiles』(星を得たあと)。Ödlandという遠い未知の惑星をバンドが探検するというもの。彼らは建物の廃墟を発見するが、それは実は宇宙船であり、彼らはそれに乗って地球に帰ってくる。

Electronics

2014.09.19

自分で直す権利:本当の意味で物を所有する権利のための戦い

私の携帯電話が人間だったとしたら、それはバイオニックウーマンだ。ボディは壊れて、数え切れないほど作り直した。頭脳も作り変え、いじくりまわし、改良した。

この3年の間に、私のiPhone 4Sは脱獄して家のホームオートメーション・システムに接続された。Apple公認のガラスのバックパネルは透明なものに入れ替えた。水につけられ、分解され、完全にきれいになった。それも2回。Cydiaストアが提供しているフリーの脱獄アプリのお陰で、Appleが許さない方法で電池残量を調べたりもできる。

Electronics

2014.09.19

Intel Edisonを箱から出す

サンフランシスコのモスコーンセンターでは Intel Developer Forumが開かれた。キックオフでは、IntelがEdisonに大きな期待をかけていることが感じられた。これは、Linuxベースのシステム・オン・モジュールの新シリーズだ。今年の1月のCESで発表されたのが初お目見えだった。ボード本体はとても小さく、切手よりも一回り大きいぐらいだが、スペックには目を見張るものがある。デュアルコア、デュアルスレッドの500MHz Atomプロセッサー、100MHzで駆動する32ビットQuarkプロセッサといった具合だ。

Science

2014.09.18

スノーボーダー自動追尾空撮ドローン

印象的な動画だ。ゲレンデを滑り降りるスノーボーダーをクアッドコプターがキレイに追尾し空撮している。プロジェクト名「SoraCam」。機体はDJI F330ベース、フライトコントローラは3DR 2.6、追尾対象のビーコンは自作のもの。フライトコントローラ用ソフトウェアがアーム→離陸→追尾→着陸→ディスアームを自動的に行うとのこと。

ArduCopter3.xをベースに、自動追尾モード(Chaser mode)を追加したソフトウェアがGitHubで公開されている。

Crafts

2014.09.17

ブラジル式DIYカーベキュー

ブラジルのフォルクスワーゲン整備工場、Wolks Gruppe Garibaldiは、古いフォルクスワーゲン・ブラジリアを、ラテンアメリカ伝統の肉料理、シュラスコのためのグリルに改造するという奇跡を成し遂げた。車のエンジンを使い、リヤタイヤからベルトで動力を伝え、肉を挿した串をゆっくり回転させる。この賢いグリルによって肉はすべての方向が火であぶられる。美味しくならないはずがない。

こんな「カーゲキュー」を自分でもやってみたいという方もいるだろうが、そのために自動車まるごと1台を犠牲にする必要はない。

Electronics

2014.09.16

音響ミラー:過去の軍事技術をアートで再現

写真:Signal

レーダーが発明される前、イギリス軍は接近する敵機を察知するための音響ミラーの研究を行っていた。画面に光が点滅するかわりに、戦略的に配置されたコンクリートのパラボラが周囲の音を集めて、飛行機のエンジン音など、遠くの音を聞こえやすくするという単純なものだ。

写真:アボッツクリフの音響ミラー。撮影:Andrew Grantham。

この魅力的で原始的で印象的な過去の遺物(これはまだイギリスの海岸に立っているのだが)の存在を知ったアーティスト、Tim Brunigesは、ギャラリーの中にこれのインタラクティブな一組を復元した。

Electronics

2014.09.12

Pivena:レーザーカットによるケースと7インチ液晶パネルを備えたRaspberry Piラップトップ

WildCircuitのPivenaは、レーザーカットによるケースに7インチ液晶パネルと、周辺機器をたくさんつなげるように大きなストレージを持つ。

Sutajio KosagiのNovenaオープンハードウェアコンピューティングプラットフォーム(ラップトップ)は、Timothy Giles(WildCircuits)に刺激を与え、Raspberry Pi用のケース、Pivenaを作らせた。形は似ているがハードウェアは異なる。Timothyはレーザーカットした木製のケースの蓋に7インチHDMI液晶パネルを取り付けた。

Fabrication

2014.09.12

HasbroとShapewaysが提携を拡大:トランスフォーマーのファンアート(派生作品)などの販売が可能に

ファンが作ったトランスフォーマー“Trivia”。タブレットに変身する。(fakebusker83)

HasbroとShapewaysはHasbroのおもちゃをベースにしたアート作品で利益を上げようと考えている。

この発表は、この2つの会社の提携の拡大を示すものだ。去年、彼らは、独立系アーティストが『マイリトルポニー』関連の作品を superfanart.comで投稿、販売できるようにするサービスのジョイントベンチャーを立ち上げた。あの派手でカラフルな子馬たちをベースにしたアートの売り上げを分離することになる。

Crafts

2014.09.11

札幌の地下歩道で生成されるデータ壁画

菅野創とyang02のSEMI-SENSELESS DRAWING MODULESが札幌の地下道で動いている。多数の垂直プロッタが動き回って自動生成する描画パターンは、人の多さや騒音量、その日の気温、湿度といった環境のコンディションによってリアルタイムに変化する。

この作品は札幌国際芸術祭2014の一部で、他の作品とともに地下歩行空間「チ・カ・ホ」で見ることができる。上記の動画では人々が行き交う会場の様子もわかる。会期は9月28日まで。会期末の頃には濃厚なデータ壁画ができあがっているだろう。