Fabrication

2014.09.08

ハードウェアデザインの現場を覗く:あらゆる携帯電話やケースに接続できる薄型のマウント「Linkmount」

これまでにない形のクリップのアイデアを思いついた。3D プリンターでいろいろ検証してからレーザーカットで製作した。

私はToshi Sakaguchi。ロードアイランド州プロビデンスにあるPLUSTというデザイン事務所の共同創設者です。もう一人の創設者は親友でありビジネスパートナーのLukas Scheurerです。私たちは、Rhode Island School of Design(RISD)の工業デザイン科の卒業生です。

Crafts

2014.09.05

舞台裏:バーニングマンの準備

月曜日の大雨の前、一般開場の前、1万人を超えるMakerやアーティストが材料や機材とともにネバダ州のブラックロック砂漠に集まり、準備をしていた。

「早入り」パスは、バーニングマンの名物にもなっている展示物の製作を行う人々に渡される。ゲートが開く前に入るには、Makerにならなければいけない。または、Honarariumプロジェクトの一員になるか、公認テーマキャンプか、あなた自身の作品となるアートカーの製作に携わっていることが大切だ。

その時間は、20年前のバーニングマンを思わせる。

Electronics

2014.09.05

弱視の祖父のためのDIYオーディオブックリーダー

WillemのAudio Book Readerは、Raspberry PiとRFIDカードを使ってオーディオブックを再生する仕組みだ。

誰にでも、身体機能が老化した高齢の家族や友人がいる。そうした衰えは、医学的な奇跡でも起きないかぎり、我々にはどうすることもできない。私たちの中にも年を取れば、眼が見えなくなる人もいるだろう。そうなったら人生は終わりだと思えてしまう。普段私たちは、眼が見えることを当たり前に感じ、それに頼りきって毎日を過ごしている。そんな視力を失ったら、絶望するしかない。

Fabrication

2014.09.04

3Dプリンタとスマホで作る3Dヘッドマウントディスプレイ

Koike MakotoさんはOculusRiftが欲しくなったけど、品薄で買えなかったらしい。買えないなら作ってしまえ、ということで開発したのがこのスマホベースのHMD。スマホの画面を100円ショップのレンズ2個で立体視する仕組みで、ゴーグル全体は3Dプリンタで出力。ヘッドトラッキング機能もある。ソフトウエアはUnityベース。視野角に限界があるけれど、立体視については「3D酔する程度には、バッチリ立体に見えました」とのこと。

ソースコードを含む作り方の詳細がブログで公開されている。

Fabrication

2014.09.04

StratasysはAfiniaに対する訴訟でひとつの特許を取り下げた

最終章

去年の11月に、Stratasys(MakerBotが所有する会社)がMicroboards Technology, LLC(Afiniaデスクトップ3Dプリンターを販売している会社)を特許侵害で訴えたのを覚えておいでだろうか。4つの特許を侵害しているとしてStratasysがAfiniaを訴えたのだ(リンクは日本語版記事)。

これは単にStratasysとAfiniaだけの問題ではない。なぜなら、Stratasysの特許技術は多くのデスクトップ3Dプリンターも使用しているからだ。

Fabrication

2014.09.03

ローランド ディー. ジー.が新シリーズ「monoFab」発表。光造形方式の「ARM-10」と切削加工機「SRM-20」本日から発売

ローランド ディー. ジー.から、光造形方式の3次元積層造型機「ARM-10」、3次元切削加工機「SRM-20」の2機種が世界同時に発売開始されました。

ARM-10

ARM-10
光源となるプロジェクターからUV(紫外線)を照射し、樹脂を一層ずつ硬化させる方式を採用。複数の造形物を同時に造形することが可能になっています。また、硬化した樹脂を引き上げながら造形する「吊り下げ方式」を採用したことで、樹脂の使用量を抑えることが可能になったとのこと。

樹脂も専用のものを開発。

Electronics

2014.09.02

紙とペンで電子回路を描く「AgIC」— 電子回路を誰でも作れるようにしたい(Maker Pro Jp)

ペンで描いた線がそのまま回路になる、普通のプリンタから紙に電子回路がプリントできる、そんな未来を現実にしようとしている「AgIC」の清水信哉氏に話を聞いた。

第一印象は「ドラえもんの道具!」

はじめてさわってみたAgICのペンは、さわり心地も、描き心地も、本当に普通のマーカーペンの感覚だ。描いた線はすぐに乾き、通電可能になる。スイッチになる部分を丸く描いてそこから2本の線を伸ばした先にLEDの足を当て、スイッチ部分を折り曲げてボタン電池を挟めばLEDの光が点く。

Other

2014.09.02

Ogaki Mini Maker Faire 2014 Photo Report

去る2014年8月22日、23日の2日間、岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンタービルにて、Ogaki Mini Maker Faire(主催:Ogaki Mini Maker Faire 2014 実行委員会、共催:オライリー・ジャパン)が開催されました。2010年、2012年と、これまで2回のMake: Ogaki Meeting開催を経て、3回目となる今回のイベントには133組の出展者と5,500名の参加者が来場し、盛況のうちに終了しました。

まずは会場の様子をドローンに搭載したカメラからの映像でどうぞ。

Electronics

2014.09.01

抵抗は無意味だ:ハーバードのKilobotは自ら整列する

Bristlebotを作ったことがある人なら、振動ロボット、またはビブロボットと呼ばれるカテゴリーの人工生命がいかにシンプルでエレガントであるかは実感されていると思う。さてそのビブボットだが、集団になると凄いことになる。

2011年、ハーバード大学の研究グループがKilobotという超小型で安価な(50ドル以下)オープンソースの研究用ロボットを開発した。それは赤外線信号を使って集団をコントロールできる。

Electronics

2014.08.29

Sketching in Hardware

写真:Seth Hunter

2006年、私は年1回で開催するフィジカルコンピューティングツールのサミット、Sketching in Hardware を立ち上げた*。40人の優れたデザイナー、開発者、研究者、アーティスト、教育者が集まり、3日間にわたってハードウェア製品を、いかに簡単に開発できるようにして、環境やデジタルアートに応用しやすくするかを話し合う。

ハードウェアは今でも難しい(Hardware is still hard)。しかし、私はこのサミットを立ち上げたときから比較すると、ずいぶん状況は変化した。