2008.12.18
遺伝的アルゴリズムで楽しむ
遺伝的アルゴリズムは、普通に解こうとすると難解で複雑な問題の、ほぼ最適な解法を探り出すシンプルな手段となる。進化の過程、突然変異、交配、選択圧をシミュレートすることで、プログラムは問題の解法を導き出す。
Seth Justは、Perlで書いたシンプルでカスタマイズ可能な遺伝的アルゴリズムについて教えてくれた。一連の問題が一組ある場合、各”個体”をランダムに初期化する関数、個体を変化させる変異関数、もっとも強い数を持つ個体を組み合わせる交叉関数、個体の強さを算定する適応関数を、ユーザーが定義できる。
2008.12.18
マシンの勃興 – 世界のロボット密度
IEEE Spectrum: The Rise of the Machines – 世界のロボット密度に関する記事(英語) -現在、世界中で100万台以上のロボットがあくせく働いている。とくに日本は、世界でもっともロボットの密度が高い。この電子工学の驚異が、1万人の工場労働者に対して295台も稼働していることになる。これは世界平均の10倍近くにのぼり、シンガポール(169)、韓国(164)、ドイツ(163)のほぼ2倍にあたる。
– Phillip Torrone
訳者から:日本人として誇るべきなんだろうか。
2008.12.17
MayaとArduinoでサーボを制御
ボクは3DアニメーションソフトのMayaを毎日使っていて、夜はArduinoを使ったプロジェクトに没頭している。視覚効果アーティストのDaniel Thompsonは、MayaとArduinoを組み合わせて、サーボモーターを動かすシステムを作った。ボクの2つの世界が合体したのだ!
この書き込みには、彼が使ったスクリプトについて書かれているが、その後、彼は、より高精度でキーフレームでも制御できるMaya Pythonプラグインを作っている。ここがすごく便利なところ。
2008.12.17
近宇宙のクマさん
MAKEの読者、James Coxonは、先日行われたケンブリッジ大学スペースフライトプロジェクトについて電子メールを送ってくれた。これは、大学生とSPARKS科学クラブの子供たちが共同で4つのテディベアをヘリウムを使った超高々度気球で打ち上げるというものだ。
この実験の目的は、飛行中、マイナス53℃の環境にもっともよく耐える素材を探し出すことにあります。それぞれの縫いぐるみには、11歳から13歳のSPARKSの子供たちがデザインした、異なる素材の宇宙服を着ています。
2008.12.16
妄想工作
先日のMake: Tokyo Meeting 02に参加していただいた乙幡啓子さんの本が出版されました。デイリーポータルZの掲載原稿を中心にした一冊で、MTM02でも展示されたサーモグラフィー・セーター、家具転倒防止邪鬼、アレシボマフラーの制作過程も収録。最終的な形に至るまでの試行錯誤、そして苦労話も楽しく読める、愉快な本です。
・妄想工作
・乙幡啓子 著
・廣済堂出版
・定価1,260円(税込)
・A5版/144ページ
下は目次です。
2008.12.16
2008年版オープンソースハードウェア製品完全ガイド(各種キット、プラットフォーム編)
編集から:Arduino編の続きです。
ArduinoベースのUAV – オープンソースの無人航空機
ArduiPilot – UAV 用ナビゲーション
ArduPilotは、オープンソースのArduinoプラットフォームをベースにした安価なナビゲーション専用オートパイロット。現在はベータ版。簡単に組み立てられるキットとして発売される予定(SMD部分は基盤にはんだ付け済み、その他のスルーホール用部品ははんだ付けが必要)。
2008.12.15
カルシウム・リアクター
カルシウム・リアクターとは無脊椎動物の飼育(とくにハードコーラル)に必要なカルシウムを水槽に供給する装置のこと。今までは「水酸化カルシウム」の粉末をRO水(ROフィルターを通した後の不純物の少ない水)で溶かして点滴をしていましたのですが、週2回の点滴作業がひじょーにめんどくさいのと水酸化カルシウム溶液(Ca++、OH-)を入れるとKH(HCO3-)が消費されるから、KHが沈殿して低くなってしまいます。
てー事で高カルシウムと高KHと低「手間」水槽にしようと思って制作しました。
2008.12.15
1-key-keyboardプロジェクト
とっても面白いプロジェクトだ。AVRマイクロコントローラーを使って1キー・キーボードを作っている。このキーボードの使い道、いくらでも思いついちゃうな。1キー・キーボードは、インタラクションデザイナーとして、”安くて早くて簡単なプロトタイプ”を作る必要に迫られ、思いついたものです。Abobe Flashなどのスクリーンベースの簡単なデモの製作では、物理アクションのプロトタイプを作りたい場合は、よく使う方法は、目的のキーボードのアクションを登録することです。
2008.12.15
視覚障害者のためのiPhoneケース
視覚障害者用に作られた、このシリコン製のiPhoneケースに注目だ。Core77より。
ポルトガルを中心に活躍するデザイナー、Bruno Fosiは、目に障害がある人でもiPhoneを使えるようにするケースの試作品を開発した。シリコンケースには、指で触ってわかるように、ロゴやアイコンや文字などがエンボス加工されている。それでもタッチスクリーンが機能するように十分に薄くできている。文字を音声に変換する機能と併せて使えば、目の見えない人にも大きな可能性が広がるというわけだ。