Crafts

2013.07.10

メルクリンの古いZゲージをArduinoで命あるレイアウトに

「これをドイツで買ったの」と、鉄道ショーで私に近づいてきたLynnは言った。「これでジオラマを作ってくれる人を探しているんだけど」

数日後、私は彼女の家を訪れ、彼女のメルクリンミニクラブ(Zゲージ)のセットと、線路とアクセサリーを見せてもらった。1978年に父親へのお土産として買ったのだそうだ(当時は市販の鉄道模型ではZゲージが最小だった)。お父さんが亡くなり、鉄道セットは彼女の元へ戻ってきた。彼女は、それが走っているところを一度も見たことがないのだが、彼女の引退パーティーまでに運転してみたいと言うのだ。

Crafts

2013.07.05

昔のオランダのMaker事情

私たちはMakerムーブメントを、インターネット、メイカースペースの普及、安価なデジタルツールの登場などによって後押しされた現代の現象だと思っている。しかし、物作りは今に始まったことではない。人は常にものを作ってきた。Jan van CappelleのMakerとしての経歴は、彼が同じオランダ人、Leonard de Vriesが1947年に著した「The Boys of the Hobby Club」を読んだときに始まる。これは、少年たちがメイカースペースを、そのような名称もない時代に作るという物語です。

Crafts

2013.07.02

洗濯洗剤の作り方

非毒性で、生分解性で、一回かぎりの使い捨ての靴下が登場するまで、人は洗濯を強要された。それは大変な仕事だった。時間のかかる作業であり、多くの資源も消費した。
しかし、簡単なDIYプロジェクトで洗濯洗剤を自作すれば、洗濯のコストを劇的に減らすことができる。

大変そうに聞こえるかもしれないが、洗濯洗剤を自分で作ることには、いくつかの意味があり、試してみる価値がある。市販の洗剤は高い。大量に使うのにガソリンの2倍もする。自作をすれば大幅な経費の削減になる。それに、市販の洗剤よりもずっと環境にやさしいものが作れる。

Science

2013.07.02

サーキットベンディング・バクテリアの燃料電池シンフォニー

メキシコシティで活躍するアーティストでnomadic plants(遊牧植物)のMaker、Gilberto Esparzaが戻ってきた。Lincoln Reimagine Projectとのコラボレーションで、先月、パームスプリングで開かれたTEDActiveで下のビデオを発表した。メキシコの川の汚染を話題にするために、Esparzaは川の水を採取して、サンプルごとの音の違いを示そうとしている。言うなれば、環境モニターディスクジョッキーだ。

Crafts

2013.06.28

砂で作った住宅街

デザイナーのChad Wrightは、Master Planという名前の心に訴える作品を作った。サンドアート用の型を使って、郊外の住宅街を再現した。それは波に流される運命にある。私はオレンジカウンティーで育った。南カリフォルニア郊外にLevittownの弟子たちに寄って作られた無秩序に広がる住宅街だ。アメリカンドリームのシンボルである、隣近所と同じの規格化された住宅に住んでいた。店員だった父は、幼稚園の教師をしていた母と、1970年に勤め先のJC Pennyで知り合った。

Crafts

2013.06.26

Neuro Knitting ─ 脳波模様のマフラー

アーティストデュオのVarvara GuljajevaとMar Canetは、MTG研究者のSebastian Meallaと協同で非侵襲脳波ヘッドセットで記録した脳波を模様にしたマフラーを作った。バッハの『ゴルトベルグ変奏曲』を聴いたときのリラックスした状態と興奮した状態の脳の活動と、認知的負荷を測定し、データをオープンソースの編み機、Kniticで模様に変換する。
Neuro Knittingはパーソナルな生成的デザインと製造の革新的方法を提示します。

Crafts

2013.06.25

メイカースペースをMakeする:ビジネスモデルを作ろう(2)

(日本語版編注:Part.1はこちら)

6. 工具のメンテナンス / 消耗品
工房の運営には大量のお金がかかる。刃は鈍るし、ベルトは切れるし、溶接のガスは切れるし、いろいろある。Asylumは3年間やってきて、ひと月にかかる経費が500〜1,000ドルというところで落ち着いてきた。酷使される設置面積750平方メートル、30万ドル相当の機械の消耗品にかかる経費は、月に1,300〜1,700ドルだ。この例をもとに、スペースの広さと工具の数でスケールすれば、だいたいの経費が割り出せるだろう。

Science

2013.06.10

Joy Divisionの『Unknown Pleasures』3Dプリント版

私は、Joy Divisionの1979年の伝説のアルバム『Unknown Pleasures』(アンノウン・プレジャーズ)と、その象徴的なアルバムカバーが大好きだ。そのカバーの絵は、音声の波形だとずっと思っていた。レコードの一部の音を図形化したものだろうと。しかし、つい先週、それをデザインしたPeter Savilleのビデオを見て、それが1967年に世界で初めて発見されたパルサー、PSR B1919+21(略してCP 1919)からの電波だということを知った。

Crafts

2013.06.07

3Dプリントに着色する方法

Colleen Jordanはアトランタで活躍する工業デザイナーでWearable Planterの共同創設者。

3Dプリントは、今やデザイン、アート、クラフト、テクノロジーの世界で重要なキーワードになっている。私たちは、すべての宝飾品を3Dプリンターで作っている。そして3Dプリントでいろいろなものを作ってくる中で、私たちは素材の色や外観を変える方法をたくさん学んできた。3Dプリントは、積層造形法とも呼ばれるが、CADファイルとして作られた形状を、素材を薄く重ねることで立体に仕上げていく。

Electronics

2013.06.07

オシロスコープのTwitter表示機

NYC Resistorの4th Annual Interactive Show(第4回インタラクティブショー) に出展されたひとつが、このクールなベクター表示Twitterクライアントだ。「I」の付くツイートをスキャンして、それをオシロスコープに表示する。あまり知られていないことですが、1940年代の主要なTwitterクライアントは、このDuMont Labs 208Bのような陰極線管のベクター表示でした。15×12キャラクターの解像度は、140文字のツイートに最適です。