Crafts

2013.03.13

Niklas Royの紙製プロッター

スーパーMakerのNiklas Royは、このエクセレントなペンプロッターをボール紙と溶接棒と輪ゴムとテープと接着剤で製作した。紙だけで作られたインターフェイスが最高だ。
デジタルデバイスを紙で作るというワークショップを、オッフェンバッハのSchool of Art and Designで行ったとき、受講生から、機械も作れるかと聞かれた。私は前からプロッターが欲しかったので、ほとんど考えることなく、何を作るべきかが決まった。(中略)

インターフェイスとして、私は2つのロータリーダイアルとひとつのスイッチを作った。

Electronics

2013.03.08

How-To:ギターの指板を撮影する “Shredcam”

Fran Blancheは、フィラデルフィア出身の自称「コンサートMaker、ペダルデザイナー、エンジニア、アーティスト、ミュージシャン、ときどきラジオDJ、いまひとつのシンガー、そしてフルタイムのアホ」だ。そう遠くない過去に、Frantoneというオーダーメイドのギターエフェクターのメーカーを経営していた。すごいね。

彼女のブログには、YouTubeチャンネルとデザインを記したページなど、いろいろ面白いものが載っている。だけど、私がとくに気に入ったのが、Shredcamプロジェクトだ。

Fabrication

2013.03.07

CNCで工具の形をかたどった整理引き出し

ミネアポリスのMaker、Greg Flanaganは、工具用の整理引き出しを、木版をCNCで切り出して作った。最初に、仕舞いたい形に工具を並べて、それを写真に撮り、それをドローソフトでトレースしてアウトライン画像を起こした。最後に、そのデータをCAMソフトに読み込ませて、CNCルーターで切り出した。

穴あきボードに工具の形をマジックで描いて整理するやり方が、いつも気に入らなかった。工具が変わったときに、どうしたらいいかわからないからだ。これなら、すぐに板を切り直せば済む。

Crafts

2013.03.05

3Dプリントで作ったキヤノンのフラッシュディフューザー

写真のインターンがやっていた、フラッシュに紙をかぶせてテープでとめて光を散乱させる技を見た私は、キヤノンスピードライト580EX II用のディフューザーを作った。インターンが作った紙のディフューザーは、野外ラボの過酷な環境でのプロジェクト撮影で何日ももたなかった。彼がその紙を何度もリサイクル箱に捨てるのを見て、耐久性のあるディフューザーを作ってやろうと決めたのだ。性能のいいディフューザーの形について彼と話し合った後、私はAutodesk Inventorでそれをデザインして、Ultimakerで透明なPLA(生分解性のトウモロコシを原料とするプラスティック)を使って3Dプリントした。

Science

2013.03.01

13歳の女の子がキティちゃんを宇宙に打ち上げた

13歳のLauren Rojasが作ったサイエンスフェアのプロジェクトは、びっくりするほど高く舞い上がった。

カリフォルニア州アンティオックのコーナーストーン・クリスチャンスクール7年生の女の子が、3人の男性が高層大気圏に気球を飛ばすというVisaのコマーシャルを見た。そして彼女は、高度が気圧と気温に与える影響に関する仮説を証明するための実験をやりたいと思った。

「宇宙のことは、ずっと詳しくなりました」と彼女。

インターネットで有名人になったことで、予想外の勉強もした。

Crafts

2013.02.28

SENSELESS DRAWING BOT #2

11月に神田の東京電機大学跡地で行われた、SENSELESS DRAWING BOT高圧洗浄機バージョンのデモの様子です。vimeoに動画がアップされていたのでご紹介。次は夏の暑い日に海辺の街でやってほしい。

Electronics

2013.02.27

ブリザードによる3日間の停電を乗り切る

南部ニューイングランド地域に住む人はみな同じだが、我々も強烈なブリザードに襲われた。3日間停電しただけでなく、道路は倒れた木でふさがれたし(物資の供給ラインが絶たれた)、天然ガスのヒーターも電気が来なければ使えない。だから、その3日間をどうやって乗り切るかを考えなければならなかった。大変な事態だが、わくわくするチャレンジでもあった。

数日間停電することは、このあたりでは珍しいことではない。なのでうちでは普通に備えをしている。

Science

2013.02.22

「BIOART.JP ー バイオメディア・アート展」開催

20世紀終盤からの遺伝子工学や分子生物学の進歩と普及によって、生命に関する今日的なテクノロジを援用した芸術表現が盛んになりました。それらは一般にバイオ(ロジカル/テクノロジ)・アートと呼ばれ、前衛的なファイン・アートや現代美術のある種の延長として、あるいはアート&サイエンス、アート&テクノロジーの一形態として、メディア・アートとも密接な関係を持ちながら発展してきました。
生命を構成する細胞は、タンパク質を始めとする物質(アトム)でできているにもかかわらず、そこには遺伝子(DNA)というデジタル情報が含まれ、それが分裂、複製、交換することでリミックス、ミューテーションしていきます。

Electronics

2013.02.18

Breathing Bike ─ 空気清浄器付き自転車

北京の大気汚染が話題になっている。先月、北京の大気質指標は755を記録した。これは計測器の針を振り切る値だった (最高値は500に設定されている)。この大きな問題に対するMatt Hopeの防衛策が、Breathing Bikeだ。中国の首都を走りながら、空気をきれいにしてくれる自転車だ。

自転車の荷台に取り付けられているのはイケアのゴミ箱。後輪の発電機によって、これがプラスに帯電する。ここでプラス電荷をおびた大気汚染物質は、内部のマイナス電荷を帯びたエアークリーナーに引きつけられる。