Crafts

2013.03.19

刺繍する犬の驚異的作品が集まる基板刺繍展が恵比寿に

実物の基板刺繍には厚みやうねりやたわみがあります。情報量が多いんです。まだ見たことがない人はこの機会によーく目に焼き付けておいたほうがいいですよ。

Apple製品や基板、文字など自分が世界と交信するツールを「鉛」や「手刺繍」にて再構築し、マニアから熱い支持を集める「刺繍する犬」東京初の個展です。
Maker Faire出品時に各所で大いに話題になった新作「NeXT基板刺繍」(伝説のコンピュータ「NeXTcube」の基板を1年がかりで手刺繍で再現したもの)をはじめとした「Geek Handstitch」な作品群。

Crafts

2013.03.13

Niklas Royの紙製プロッター

スーパーMakerのNiklas Royは、このエクセレントなペンプロッターをボール紙と溶接棒と輪ゴムとテープと接着剤で製作した。紙だけで作られたインターフェイスが最高だ。
デジタルデバイスを紙で作るというワークショップを、オッフェンバッハのSchool of Art and Designで行ったとき、受講生から、機械も作れるかと聞かれた。私は前からプロッターが欲しかったので、ほとんど考えることなく、何を作るべきかが決まった。(中略)

インターフェイスとして、私は2つのロータリーダイアルとひとつのスイッチを作った。

Electronics

2013.03.08

How-To:ギターの指板を撮影する “Shredcam”

Fran Blancheは、フィラデルフィア出身の自称「コンサートMaker、ペダルデザイナー、エンジニア、アーティスト、ミュージシャン、ときどきラジオDJ、いまひとつのシンガー、そしてフルタイムのアホ」だ。そう遠くない過去に、Frantoneというオーダーメイドのギターエフェクターのメーカーを経営していた。すごいね。

彼女のブログには、YouTubeチャンネルとデザインを記したページなど、いろいろ面白いものが載っている。だけど、私がとくに気に入ったのが、Shredcamプロジェクトだ。

Fabrication

2013.03.07

CNCで工具の形をかたどった整理引き出し

ミネアポリスのMaker、Greg Flanaganは、工具用の整理引き出しを、木版をCNCで切り出して作った。最初に、仕舞いたい形に工具を並べて、それを写真に撮り、それをドローソフトでトレースしてアウトライン画像を起こした。最後に、そのデータをCAMソフトに読み込ませて、CNCルーターで切り出した。

穴あきボードに工具の形をマジックで描いて整理するやり方が、いつも気に入らなかった。工具が変わったときに、どうしたらいいかわからないからだ。これなら、すぐに板を切り直せば済む。

Crafts

2013.03.05

3Dプリントで作ったキヤノンのフラッシュディフューザー

写真のインターンがやっていた、フラッシュに紙をかぶせてテープでとめて光を散乱させる技を見た私は、キヤノンスピードライト580EX II用のディフューザーを作った。インターンが作った紙のディフューザーは、野外ラボの過酷な環境でのプロジェクト撮影で何日ももたなかった。彼がその紙を何度もリサイクル箱に捨てるのを見て、耐久性のあるディフューザーを作ってやろうと決めたのだ。性能のいいディフューザーの形について彼と話し合った後、私はAutodesk Inventorでそれをデザインして、Ultimakerで透明なPLA(生分解性のトウモロコシを原料とするプラスティック)を使って3Dプリントした。

Science

2013.03.01

13歳の女の子がキティちゃんを宇宙に打ち上げた

13歳のLauren Rojasが作ったサイエンスフェアのプロジェクトは、びっくりするほど高く舞い上がった。

カリフォルニア州アンティオックのコーナーストーン・クリスチャンスクール7年生の女の子が、3人の男性が高層大気圏に気球を飛ばすというVisaのコマーシャルを見た。そして彼女は、高度が気圧と気温に与える影響に関する仮説を証明するための実験をやりたいと思った。

「宇宙のことは、ずっと詳しくなりました」と彼女。

インターネットで有名人になったことで、予想外の勉強もした。

Crafts

2013.02.28

SENSELESS DRAWING BOT #2

11月に神田の東京電機大学跡地で行われた、SENSELESS DRAWING BOT高圧洗浄機バージョンのデモの様子です。vimeoに動画がアップされていたのでご紹介。次は夏の暑い日に海辺の街でやってほしい。

Electronics

2013.02.27

ブリザードによる3日間の停電を乗り切る

南部ニューイングランド地域に住む人はみな同じだが、我々も強烈なブリザードに襲われた。3日間停電しただけでなく、道路は倒れた木でふさがれたし(物資の供給ラインが絶たれた)、天然ガスのヒーターも電気が来なければ使えない。だから、その3日間をどうやって乗り切るかを考えなければならなかった。大変な事態だが、わくわくするチャレンジでもあった。

数日間停電することは、このあたりでは珍しいことではない。なのでうちでは普通に備えをしている。

Science

2013.02.22

「BIOART.JP ー バイオメディア・アート展」開催

20世紀終盤からの遺伝子工学や分子生物学の進歩と普及によって、生命に関する今日的なテクノロジを援用した芸術表現が盛んになりました。それらは一般にバイオ(ロジカル/テクノロジ)・アートと呼ばれ、前衛的なファイン・アートや現代美術のある種の延長として、あるいはアート&サイエンス、アート&テクノロジーの一形態として、メディア・アートとも密接な関係を持ちながら発展してきました。
生命を構成する細胞は、タンパク質を始めとする物質(アトム)でできているにもかかわらず、そこには遺伝子(DNA)というデジタル情報が含まれ、それが分裂、複製、交換することでリミックス、ミューテーションしていきます。