Electronics

2015.03.27

なぜNew York Times紙にR&Dラボがあるのか

New York Times社の「リスニングテーブル」を囲んでAlexis Lloyd(左)とJane Friedhoff(中央)の話を聞くNoah Feehan(右)

Noah Feehanは、ドライバーやデジタルオシロスコープやハンダ吸煙器が散らばる作業場にいた。デスクには未完成の回路プリンターが置かれている。ナノシルバー粒子とアスコルピン酸入りのインクのカートリッジを装填している。これは、紙に電子回路を印刷するためのプリンターだ。Feehanと彼の仲間たちはこの部屋を出たり入ったりしながら、プリンターを作っている。

Electronics

2015.03.24

ArduinoとAndroid Wareを使った「開けゴマ」で開くインターネットドア

“OK GOOGLE, OPEN SESAME”

Dheera Venkatramanは魔法が使えないという問題を抱えていたので、正気の人間なら誰もがそうするように、プログラムを勉強した。その結果、彼はとてもシンプルでわかりやすいシステムを作った。Android Wareを装着して「Ok, Google, open sesami」(開けゴマ)と言えば、ドアが開くというものだ。

上のビデオでも見られる彼のハックは、ArduinoとAndroid Wareを使って現実世界とうまくつなげた好例だ。

Fabrication

2015.03.20

オープンソースケミストリー:Autodeskが3Dプリンター用レジンのレシピを公開

去年、Autodeskが新しい Sparkプラットフォームを発表したとき、彼らはそれをオープンソースにしてユーザーが手を入れられるようにすると約束してくれた。そして今週、彼らは大きな一歩を踏み出した。Ember SLA 3Dプリンターで使用するレジンの調合法を公開したのだ。ほとんどのメーカーはレジンの内容を秘密にしている。ユーザーはその「魔法のドロドロ」がなんであるかも知らずに機械に注いでいるのだ。だが、オートデスクはその秘密を公開した。これによって、ユーザーは機械の仕組みについてより理解を深めることができるだろう。

Electronics

2015.03.19

Arduinoでちょっと長めの音楽を再生する方法

Shinichiro Nakamuraさんの音楽再生ライブラリ”A tiny MML parser”がArduinoでより使いやすくなるようアップデートされた。MML(ミュージック・マクロ・ランゲージ)のデータを狭いSRAMではなく、Flashメモリ側に配置できるので、かなり長い曲も再生できる。詳しくは下記のページをどうぞ。

CuBeatSystems – Arduinoでも扱いやすくするために’A tiny MML parser’をアップデートしました (ついでにスーパーマリオも演奏してみました)

ソースはMITライセンスで公開されている。

Fabrication

2015.03.17

Raspberry Piで作ったキュートなゲームボーイ風ハンドヘルドゲーム機

「Adventure Time」(日本語版編注:カートゥーン ネットワークで放映されているアニメーション)のファンで、自分だけのBMO(ビーモ)が欲しいと思っている人は多いんじゃないかな。BMOとは、ちょっと変わった生きたゲームマシンのキャラクター。知らない人は下のビデオを見ればわかる。あきらかに、ゲームボーイがベースになってるBMOは、子どものころにゲームボーイで遊んだ人が懐かしい目で昔を振り返ったときに見えてくるデジタルの友だちだ。

Mike Barrettaは、あのバラ色の楽しい日々を単なる思い出にしておきたくはなかった。

Electronics

2015.03.16

Arduino戦争:グループ分裂、そして新製品の登場

Arduino.orgのZero Pro(左)とArduino.ccのArduino Zero(右)

家族の中で仲違いすることほど悲惨なことはない。たとえそれが、何年ぶりかでクリスマス休暇のために集まっただけの家族だったとしても、それがどこにどんな影響を及ぼすか知れない。

現在、Arduino LLC(Massimo Banzi、David Cuartielles、David Mellis、Tom Igoe、Gianluca Martinoによって2009年に設立された会社)は、Gianluca Martinoが設立したArduino Srlに対して訴えを起こしている。

Electronics

2015.03.13

Raspberry Piの3歳の誕生パーティー

Raspberry Piが、イギリス、ケンブリッジ大学William Gatesコンピューター科学研究所において3歳のお祝いを行ったことは、注目すべき話題だ。2日間にわたるRaspberry Piの3歳の誕生祝賀会には、およそ1,400人が訪れた。その多くは家族連れで、子どもたちといっしょにワークショップや講演会やデモや業者による店舗を見てまわっていた。もちろん、お誕生会なので、風船もあった。マイラー樹脂のRaspberry Piの文字型の風船まであった。そして、ピザに、Irration Aleという名前のラズベリー風味のビールも出た。

Electronics

2015.03.12

Edisonモジュールの小さな友達 Henryボード

インテルEdisonモジュールは小型で高機能だが、そのままでは使いにくいため、何らかの基板に接続する必要がある。その「何らか」のひとつとして納得度が高いと感じたのがこれ。モーションコントロール株式会社とランニングエレクトロニクスが共同開発した『FRISKケースに入るEdison用ベース基板 Henry』だ。

基板上のUSBシリアル変換ICを経由してPCを接続することにより、Edisonのコンソールを開くことができる。また、MPU-9250(9軸モーションセンサ/温度センサ)を搭載しているので、この基板だけでもいろんな実験ができそうだ。

Electronics

2015.03.11

いらなくなったスキーから弓を作る

冬も終わりが見えてきた。今シーズンで引退させようと思っているスキーをどうするか。または、スキーよりもアーチェリーをやりたいと思ってるかも知れない。どちらかはともかく、スキーから弓を作るテクニックを紹介しよう。もともとはクロスカントリー用のスキーを使っていたのだが、ダウンヒル用のスキーのほうが剛性が高く性能のいい弓ができるようだ。

このスタイルの弓は「テイクダウン・ボウ」と呼ばれている。狩りへテイクダウン(持って行く)からではなく、不要なものを分解(テイクダウン)して作り直した弓だからだ。

Crafts

2015.03.06

ウェアラブルな作品の製作に欠かせない12のツール

Social Body Labでは、ウェアラブル・エレクトロニクス・プロジェクトのプロトタイピングに便利なツールをつねに探しています。ここに、2014年に私たちが見つけたお気に入りのツールを紹介しましょう。

LilyTiny + LED ストリング
動的な光るパターンを作りたいが、プログラミングは難しくてできないという人に最適な近道が、SparkfunのLilyTiny ボードです。点滅、パルス、滑らかな鼓動など、4つのコントロールパターンがあらかじめプログラムされています。