Crafts

2013.03.27

古いラッパがiPhoneのアンプに変身

テキサス州オースティンに住むアーティストでオーディオマニアのChristopher Lockeは、古い金管楽器をiPhoneやiPadのアンプに改造している。彼はそれをAnalogTelePhonographers(アナログ・テレフォノグラファー)と呼んでいる。アナログとデジタルが入り組んだ形でブレンドされた外観で、サウンド(下のビデオ)も素晴らしい。彼の作品は、オーディオ機器が洒落た箱ではなく、家具のようだったクラシックな時代を思い起こさせる。

Electronics

2013.03.26

Androidスマートフォンを測定器に変えるアプリたち

デジタルマルチメーターやオシロスコープと連携するリッチなユーザーインタフェイスとしてスマートフォンを活用する動きが広がっている。上の写真はSanwaのマルチメーターPC20からデータを取得してグラフ化する専用アプリのスナップショット。接続にUSBアダプタKB-USB20が必要となるが、ハードウェアへの投資は1万円台で収まる。測定値をプロットするだけでなく、値を監視してアラートを表示したり、メールで通知することもできる。現在はベータテスト中で無償だ。

Electronics

2013.03.26

Board Forgeのパーツ配置ロボット

Board Forge v1.0

レールとスライド

バキュームヘッド

パーツの列

バックエンド

たくさんのチューブ

有名なシカゴのハッカースペース、Pumping Station Oneとのコラボで生まれたBoard Forgeは、6人で起業した、業務用グレードのオープンソースのボード組み立てロボットを開発する企業だ。SXSW Createにて、私は創設者のJeff McAlvayと工業用電子回路の組み立て装置の一般化について話をしながら、プロトタイプのバージョン1.0の写真を撮ることができた。

Kids

2013.03.25

幸せになるためのHackschooling

タホ生まれの13歳、Logan LaPlantがネバダ大学で開かれたTEDxのステージに立ち、流ちょうに、自信に満ちた彼独自の教育スタイル「Hackschooling」の持論を11分間に渡って語った。ちょっと抜粋しよう。
ボクは特定のひとつのカリキュラムにしばられません。ひとつの特定のアプローチにこだわりません。ボクは自分の教育をハックしました。友だちや家族のネットワークを通じて、コミュニティにある機会を活かしました。ボクは、学ぶことを体験する機会を活かし、よりよい結果をより早く得るためのショートカットやハックを積極的に探しました。

Electronics

2013.03.22

トップ3Dサービス:パート1

正直に言おう。3D CADを習得するのは難しい。パーツを三次元的に操ったり視覚化したりできるように頭を鍛えるのは高度な技だ。では、どこから始めたらよいのだろう? うれしいことに、誰にでも使える3Dデザインのための無料ツールが多く出揃っている。ダウンロードすら必要のないものも少なくない。シンプルなウェブアプリでも、かなり使える。

そこで、3Dパーツを扱うためのリソースを集めて、2回にわたって紹介しようと思う。今週は、3Dプリントの最初の2工程となる3Dパーツの製作とスライシングのツールを紹介する。

Electronics

2013.03.21

日本を忘れない ─ 素晴らしいオープンソースプロジェクト

Onyx放射線探知機のプロトタイプ。有機EL画面とタッチボタンを装備。

2011年3月11日 — 史上5番目の規模の地震が日本の東北地方を襲い、15,000人以上の人が亡くなり(日本語版編注:厚生労働省の2012年9月の集計では18,877名)、福島第一原子力発電所の3つの原子炉でレベル7のメルトダウンが発生した。放射能への不安が高まり、ガイガーカウンター(放射線量を測る電離放射線探知機)の販売が急騰した。数十年の歴史を持つガイガーカウンターのメーカー、International Medcomなどは、一瞬にして在庫がなくなった。

Electronics

2013.03.21

3Dプリントが主流に

3D SystemsのAri Reichental

サンフランシスコのフォートメイソンで、プレゼンテーション、消費者向け電子製品、イノベーションの2日間のイベント、Engadget Expandが開催された。最初のパネルディスカッションは、3D Systemsの社長兼CEOのAri Reichental、カーネル大学工学准教授のHod Lipson、 Formlabsの社長兼CEOのMax Lobovskyを迎えての、「3D Printing Goes Mainstream」(3Dプリントが主流に)というテーマのものだった。

Science

2013.03.15

タコの正確な解剖学的モデルを3Dで作る

オランダで人気の科学雑誌、KIJKから、いくつかの物や動物の断面図を作ってほしいとの依頼があった。動物は好きに選んでいいとのことだったが、その候補の中にタコがあった。私にはアート作品をコピーする習慣がなく、手頃な写真素材をインターネットで探すこともできなかったので、近く(オランダ中部)の漁村ウルクへ車を走らせた。

私はまず競りに立ち会い、完全体のタコはないかと尋ねてみた。しかしそこでわかったのは、タコは定置網漁なので、競りにかけられるのは2週間に一度ということだった。