Electronics

2012.10.19

iTurntable – デジタル音楽ドック

近ごろは、デジタルDJ用に、昔ながらの操作方法を模した接触式の入力デバイスが多くなってきた。その多くは、専用デッキの上にターンテーブルが退化した回転式エンコーダーが乗っかっているといったものだが、DJでなくても、昔のレコードプレイヤーのような操作感覚のデバイスが欲しいという方は、このチャーミングなiTurntableはどうだろう。Austin Yangが開発したiPhone用のドックだ。トーンアームをセットすると曲が再生される。ただし、トーンアームは針で溝をトレースするものではなく、前後の選曲をするためのもの。

Electronics

2012.10.18

Seth Godin講演「アートと科学と物作り」- World Maker Faire 2012にて

Seth Godinは、私の知るなかでもっとも面白い人のひとりだ。人気のビジネスコンサルタントであり、講演者であり、既存の考え方に対抗して、驚きの、人生をひっくり返す可能性のある真実を引きずり出す数々の著作がある。たとえば……
「ここに、葛藤すべき真実がある。アート(書くこと、関わること、導くことすべて)が貴重である理由は、ひとえに、そのやり方を教えることができないからだ。案内図があったとしたら、アートは存在しない。なぜならアートは、案内図なしに舵取りをする行為だからだ。

Electronics

2012.10.18

透明レジンを使った3Dプリントの光学的応用

Disney Researchは、カーネギーメロン大学と共同で3Dプリントした透明レジンを使った面白い研究をしている。光を誘導する「ライトパイプ」だ。詳しいことは、先ごろ発表された研究論文「Printed Optics: 3D Printing of Embedded Optical Elements for Interactive Devices」(プリント光学:インタラクティブデバイスのための光学素子を埋め込んだ3Dプリント)に書かれている(PDF)。

Electronics

2012.10.15

AdafruitのWebIDEがついに公開

Adafruitチームは、Raspberry Pi用の新しいプログラミングツール、WebIDEの開発をがんばってきたが、本日、公開されて使えるようになった。これはBeagleboneのCloud9 IDE/Node.JS/Bonescriptソリューションとよく似ているが、もっとフレンドリーな感じだ。ウェブブラウザをPiにポイントしてプログラムをするだけだ(大まかに言えば)。
ようやく、Raspberry Pi WebIDEのアルファリリースにこぎ着けることができました。そこで早速、免責条項。

Crafts

2012.10.15

ゴム動力式お絵かきマシン

シンプルなオブジェクトで複雑な動作を生み出すというものに私は惹かれる。オーク材の糸巻き、洗濯ばさみ、フェルトペン、ロウ、輪ゴムだけで能書きどおりの動作をするDrawing Machine(お絵かきマシン)を、ロンドンのAll Lovely Stuffが作った。設定をいろいろに変えることができ、輪ゴムを巻くだけで描画ができる。フェルトペンで自動的に描かせるアート作品にありがちな不完全な絵が出来上がるのだが、カオスの中に、なにか意味がありそうなものが見えたりして楽しい。

Crafts

2012.10.12

鳥載カメラ

Winged Migration(邦題「WATARIDORI」) というドキュメンタリー映画を覚えているだろうか? 鳥たちを幼いころからウルトラライトプレーンに慣れさせてガンの渡りの様子をフィルムに収めたというものだ。鳥たちは、飛行機を群れの仲間だと思っていた。そして今、映画製作者、John Downerは、航空写真を次なるレベルに引き上げた。鳥にカメラを取り付けるという方法でだ。
彼の作品「Winged Planet」は、Discovery Planetで放映される(編注:米国では10/6に放映済)。

Electronics

2012.10.11

ソーラー丸棒カッター

Alex Weberが作ったこの「ほとんど実用性はない」かもしれないマシンが大好きだ。この小さなマシンは、いわゆるソーラーエンジンを使ってモーターを駆動しています。ソーラーエンジンは、わずかな太陽エネルギーを集めて大型のコンデンサーに電気を溜めます。電圧が一定レベルに達すると、一気に電気を放出してモーターを回します。このエンジンは、小さなBEAMbotによく使われていたもので、ちょっと前まではけっこう有名でした。エンジンの作り方の詳細は、beam-wiki.orgで見ることができます。

Electronics

2012.10.11

KindleBerry Pi

先日ヨーロッパを訪れた際に、BC OSSの愛好家、Gef Tremblayは旅に連れて行った最低限のキットから、KindleBerry Piと彼が名付けたシステムを作り上げた。KindleとRaspberry PiをUSBでネットワークして、GNU Screenを使ってターミナルを 多重化している。普段から彼はKindleを単能端末として使っているのだが、なにがいいって、QWERTYキーボードが使えることだ。Kindleで3Gが使えるというわけではなさそうなので、本格的なモバイルとは言えないが、即席で作り上げた彼の知恵と機転は最上級だ。

Fabrication

2012.10.05

Bre Pettis講演 -「オープンソース消費家電の挑戦」OHSにて

これは、去る木曜日に、ニューヨークのOpen Hardware SummitにてMakerBotのCEO、Bre Pettis(ブリー・ペティス)が行った講演を書き写したもの。 公式に録画されたセッション3のビデオストリームを元にしている。すべての内容はここで見ることができる。Breが登場するのは1:20:41ごろ。
いやあ、大変な1週間だったよ。

(笑い)

私はMakerbotのBreです。先週、このマシンを発表したことで、ちょっとした騒ぎになりました。