Electronics

2015.02.25

6軸ロボットアーム式3Dプリンターで蜘蛛の巣をプリント

業務用ロボットの多くは独自システムを採用しているが、この実験的マシンであるKUKAアームは、Arduino MEGAを使って6軸の3Dプリントをコントロールし、自然界に存在する形状を模倣している。

カスタムツールヘッド(3Dプリント・エクストルーダー)を装着したこのKUKAアームは、サイズは大きいが、よく見てみると、温度とエクストルーダーのコントロールはArduino MEGAで行なわれていることがわかる。Arduino MEGAは、デスクトップ3Dプリンターの生みの親であるRepRapコミュニティーのお気に入りだ。

Fabrication

2015.02.24

切削加工機×Arduino×ユーザーのアイデア ─「monoFabアイデアソンミーティング」レポート

2015年2月7日と8日、浜松町にあるローランド ディー.ジー.の東京クリエイティブセンターにて「monoFabアイデアソンミーティング」が開催された。(写真・文:今村 勇輔)

同社の切削加工機「SRM-20」は背面パネルを外すと(保証対象外となるものの)メインボードにアクセスでき、そこにArduinoを装着できる。ArduinoからSRM-20の状態を取得したり、SRM-20にさまざまな動作をさせたりするためのAPI関数も整備されている。この機能を用いて、「デジタル工作機械のある生活の楽しさを広げるには」というテーマでアイデアソンを行った。

Fabrication

2015.02.23

3Dプリント用フィラメントができるまで

3Dプリント用のフィラメントがどうやって作られているか、知りたくなったことはない? 我々は、まさにそれを作っている場所へ、楽しい工場見学に行けることとなった。3Dプリントに詳しい人なら基本的な知識はあるだろうけど、これを見れば、知らなかったことがいくつかあるはずだ。

テスト用製品の山。

その他の部品。

出荷準備完了。

エクストルーダーのキット。

乾燥したまま保存するパッケージ。

レーザーカットした部品。

他のブランドもある。

Fabrication

2015.02.17

600ドルのプリンターが2万ドルのプリンターに勝てるか?─ 仕上がりとコストを比較

インターネットとは本当に面白い場所だ。2人の見知らぬ同士が、驚きのオモチャを持ち寄って競争をしてくれた。こんな面白い話は伝えないわけにはいかない。かたやScott Hanselman。600ドルのPrintrbot simple metalを2週間前に買ったばかりだ。対するはBrandon Potter。2万2000ドルのStratasys Uprint SE +を所有している。彼らは同じファイルを使ってプリントを行い、その結果を公表した。

第一のステップは、双方のプリンターの性能比較だ。

Fabrication

2015.02.03

レザーマンの新型ウェアラブルツール

新しいウェアラブルが登場した。レザーマンのTreadだ。時計のベルトのような金属製のブレスレットで、六角レンチ、ドライバー、ワイヤーストリッパーなどといったマルチツールと呼ぶに相応しい機能が詰め込まれている。こいつは、ウェアラブルであること(MAKE英語版Vol.43を参照)、そしてツールであること(少なくともいくつかは)で、我々Makerの心のトリガーを引いてくれた。

素材はステンレス。レザーマンによると25のツールが用意されているという。価格は150〜200ドルと予想される。

Crafts

2015.02.02

その場で作れる3Dプリントシューズ

United Nudeは古くから最先端のデザインと建築をイメージさせる美観で知られる靴のメーカーだが、またまた新しいことをやり始めた。3Dプリントを使ったフロートシューズの販売だ。3Dプリントした靴自体はなにも新しいコンセプトではない。靴の世界では、コンセプトデザインを超えて、広く3Dプリントが活用されているのだ。

2014年の秋に発表されたデザインは、数年前の‘Lo Res’パンプスを思わせる。さらに2015年春夏コレクションのものと似たようなラインとパーツが使われている。

Fabrication

2015.01.30

3Dプリントした「スター・ウォーズ」スタイルの義手をストームトゥルーパーが少年にプレゼント

John PetersonがE-Nableと共同で開発し、3Dプリントしたクローン・トゥルーパー義手を装着するLiam Porter。

ある劇場に帝国軍のクローン・トゥルーパーの一団が現れ、あるスター・ウォーズファンにユニークな義手をプレゼントして驚かせた。Liam Porterは生まれつき左腕の肘から先がないため、高価な義手を使っていたのだが、それは彼が成長するごとに再調整が必要だった。Porterと家族ぐるみで付き合っていた友人がその問題を知り、3Dプリント技術を使って彼のための義手のデザインを始めた。

Electronics

2015.01.27

テーブルソーでボウルを作る

旋盤は面白い工作機械だが、旋盤を備えているガレージは少なく、一般的にはテーブルソーを持っている人が多いはずだ。そんな、テーブルソーだけを持っていて、木のボウルを作らなければならなくなった人のために、izzy swanが、自家製治具を使ったいい方法を教えてくれる。

彼の治具では、ボウルはハンドドリルを使って回転させるようになっている。木材を回転させながら角度を変えることができ、丸鋸の刃がボウルの外側をスムーズに削ってくれる。下のビデオはizzyが初めて試したときのもの。

Fabrication

2015.01.26

注目すべき5台の3Dスキャナー

Spinscan
2011年、3Dプリントの天才、Tony Buserが発売したのがSpinscanだ。オープンソースの3Dスキャナーで、レーザーとデジタルカメラで構成されている。後にMakerBotがこのアイデアを採用してクローズドソースのDigitizer 3Dを作った。うれしいことに、Spinscanはまだ販売されており、数多くのオープンソースのスキャナーに影響を与えている。ここでそのいくつかを紹介しよう。

FabScan
FabScanは論文用のプロジェクトとして始まったものだ。

Fabrication

2015.01.20

3Dプリントしたカスタム中敷き

3Dプリンターのメリットのひとつは、大きな市場に向けたものではなく、自分ひとりだけのためのものを作れるところにある。同じものを大量に作らなければ元が取れない従来の製造方法では、そんなカスタマイズは不可能だった。そんなカスタマイズの面白い例を紹介しよう。

Thingiverseのユーザー Gyrobot(Steve Wood)は、彼のブログシリーズの一環として、Filaflexフィラメントを使った靴の中敷きの作り方を紹介している。