Fabrication

2014.11.10

3Dプリントしたレゴ用アクションフィギュアのリグ

日本のアニメのロボットが好きな人なら、自分でも作りたいと思ったことがあるはずだ。しかし、本当に作ることは不可能だと悟ったとき(なるべく早く悟るべきだが)、模型を作ろうと考える。プラモデルの細かいペイントをする根気も技術もない人間には、レゴでロボットを作るという選択肢がある。

ところが、レゴは人間型のメカロボットを作るにはあまり適していない。ただ、パーツをはめ込みやすくした人型のフレームを3Dプリントできれば、ずっと簡単に作れるようになる。下のビデオのようにね。

Fabrication

2014.11.07

HPが3Dプリンター「Multi Jet Fusion」を発表

写真:3Dprint.com

HPは、独自ハードウェアでの3Dプリンター市場への参入を予告していたが、本日、その実物が明らかになった。業務用の3Dプリント産業をターゲットにしたMulti Jet Fusion Printerだ。

HPはプリント業界の新参者ではない。独自の技術やアイデアをその分野に提供している。そのプリンターは、結合剤と粉体を使う方式なのだが、数種類の結合剤を用いることで、大まかな構造と表面のディテールを作り出すという。フルカラーでのプリントが可能で、複数の素材の組み合わせを試すことができる。

Fabrication

2014.11.06

秋葉原に出現した超強力なモノづくり施設

すでに報道などで目にした人は多いと思いますが、DMM.make AKIBAの設備はスゴイです。オープニングパーティーのガイドツアーに潜入し、5億円を投じたとされる「ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設」を見てきました。

チップマウンター、オシロスコープ、電波暗室といったエレクトロニクス系設備の充実ぶりに注目が集まってますけれど、ソフトなマテリアルを扱いたい人にとっても有用な設備が備わっています。

Fabrication

2014.11.05

独占公開:Inventablesの新型3Dカービングマシンは夢のCNCルーターだ

Inventablesは、CNCルーター加工を工房の作業台の上で行いたいと考えた。そして彼らは、スタイリッシュなCarveyという新型マシンを発表してその夢を叶えた。

CNCフライス加工やルーター加工は、積層造形法よりも前から工業を支えてきた。しかし、Inventablesの創設者、Zach Kaplanが呼ぶところの「3Dカービング」は、3Dプリンターと違って、いまだデスクトップ上では活躍していない。その理由としてすぐに思い浮かぶのは、それを使いこなすには工学的知識が必要であることと、削り屑と騒音の問題だ。

Fabrication

2014.10.31

Formlabsから3Dプリンター用の2つの機能性素材(インベストメント鋳造用と弾力のある素材)が登場

Form 1+ SLA 3DプリンターのメーカーであるFormlabsは「機能性レジン」シリーズを発表した。これまでは、少ない色が選べる程度だったが、これからはインベストメント鋳造用のモデルを作ったり、柔軟なモデルも作れるようになる。

広報資料によると、次の2種類のレジンがある。

Castable Resin(キャスト用レジン)は、灰も何も残さずにきれいに燃えてしまうレジンだ。細部までくっきりとした、表面もツルツルな型が作れる。

Fabrication

2014.10.29

貧困地域に3Dプリントで住居を提供する高さ6メートルのWASP 3Dプリンター

新しいイタリアの企業が、貧困地域に3Dプリントで住居を提供するための巨大なポータブルマシンを披露した。

このプロジェクトは、3DプリンターメーカーのWASPがMaker Faire Romeでその技術を公開した。建物をプリントするこのプリンターは高さが6メートルという巨大さで、3本アームのデルタマシンだ。WASPのCEO、Massimo Morettiによれば2時間で設置可能。地元産の土と繊維質を使って、安価に家を建設できるという。これによって、一般的なレンガを使った四角い建物よりも、自然に馴染む形の家が造れると、彼は解説している。

Fabrication

2014.10.24

3Doodlerでヘクサコプターを作る

この段階ではまだなんだかわからないが、この星形のフレームが空を飛ぶことになる。

ヘクサコプーターのドローンは今や珍しいものではなく、どこでも飛んでいる。Parrot、Tarot、DJIといったメーカーでも生産されている。キットも販売され、3Dプリント版も存在する。さらに、アニメーターのLouis DeRosa(Plasticity Productions)のように、3Dプリントペン、3Doodlerを使ってヘクサコプターを作る人間も現れた。そう、彼はヘクサコプターを“描いた”のだ。

Fabrication

2014.10.22

自走式CNC、3Dプリントされたダフトパンクのヘルメットなど / Maker Faire Rome2014

今年のMaker Faire Romeの会場となったローマのAuditoriumは音楽施設で、展示会用の施設というわけではない。そのため展示が広い敷地内のあちこちに広がり全エリア見るだけで大変だったが、一通り見た中で印象に残ったものとイタリアのMakerたちの様子を簡単に取り上げたい。

自走式CNCミリングマシン、GOLIATH。オープンソースでドリルの他にペンやカッターなどにも持ち替えることができ、自走式なのでスペースの制約を受けずに加工を行える。

Electronics

2014.10.22

ロケットサイエンティストのArduino at Heart

The Carbon OriginsのApolloデータロガーボード。

これは、モハベ砂漠に移り住み、家を買い、それを白く塗って、そこを即席の研究室に仕立て上げた学生グループの話だ。そして彼らは外へ出てロケットを打ち上げる。

Carbon OriginsのAmogha Srirangarajanに聞く。

しかし、彼らがNeptune 2ロケットを打ち上げたとき、問題が発生した。
「ロケットが爆発したんです。原因はわからない。

Crafts

2014.10.21

3Dプリントで作った電気自動車、Local MotorsのStrati

私たちはMakerConで行われたLocal Motorsの創設者で CEOのJay Rodgersの講演のあと、その自動車協同製作プラットフォームについて詳しい話が聞きたくて彼に会った。Local Motorsでは、自動車、オートバイ、トライクなどを協同製作するとき、デジタル工作機械を無料で開放している。さらに、いかしたカーボンファイバー製の3Dプリント版電気自動車、Stratiについても聞かなければならない。