Crafts

2018.06.11

1枚の合板から生み出されたコーヒーテーブル

Jeffrey Burkeは、我ら多くの仲間たちと同様、自分の技術に自信が持てずに悩んでいる。たしかに彼はプロの木工職人なのだが、コンテストとなると、いつも自分の技術では十分でないと感じてしまう(と彼は言っている)。そんなことはないよ、Jeffrey。あんたの技術は素晴らしい。バッチリだよ!

これは、Modern Maker Podcast主催による、Rockler Plywoodチャレンジに彼が出展した作品だ。本当に素晴らしいプロジェクトがいくつも出展されているので、このブログで他の出展作品が取り上げられても不思議はない。

Other

2018.06.08

「人は何かを作ることに飢えている」— 紙飛行機一本で生計を立てるプロの紙飛行機野郎、John Collinsインタビュー

紙飛行機野郎のJohn Collinsは、折り紙と航空力学を学んで、長年、紙飛行機のデザインを進化させてきた。彼の奥さんの名前をとった「Suzanne」は、2012年、226フィート10インチ(約69メートル)という距離を飛行してギネスの世界記録を更新した。

Maker Faire Bay Areaの翌週、JohnはMini Maker Faireと教育フォーラムに参加するためにリトアニアのヴァルニアスに飛んだ。

Crafts

2018.06.06

[MAKE: PROJECTS]簡単に作れてワークショップの題材にもなるLEDイヤリング

お洒落なイベントに行くので、光るイヤリングを作って欲しいと友人に頼まれた。それを作るには、軽いデザインを考えないといけない。しかし、同時に私は、電池を入れなくても日常的に使えるウェアラブルなものにしたいと考えた。そこで、小さな3ボルトのボタン電池とLEDを組み合わせて、いい感じになるまで遊んでみたい。そうしてできたのが、このデザインだ。

それ以来、いろいろな人にイヤリングを作ってきた。それぞれに、異なる色やサイズのLEDを組み合わせている。

Electronics

2018.06.05

Bunnie Huangが動画処理用開発ボードを訴訟込みでローンチ

常にイノベーションし続けるBunnie Huangが、今度は訴訟付きの(と言うか、訴訟がハードウェアにくっついた)プロジェクトを発表した。「NetTV2」は、オープンソースのFPGA開発プラットフォームだ。Bunnieはこれを、暗号化されていない動画規格を処理するために作り出した。現在このボードは、Crowd Supplyでクラウドファンディングを行っているのだが、これには訴訟が連動している。Bunnieは、電子フロンティア財団(EFF)の力を借りて提訴を行ったのだ。Bunnieはこう書いている。

Kids

2018.06.04

[受付終了しました]最優秀賞はMaker Faire Tokyo 2018にご招待!「こどもエンジニアもんだいかいけつアイデアコンテスト」開催!

■開催概要
「こどもエンジニアもんだいかいけつアイデアコンテスト」は、さまざまな問題を解決するための子どもたちのアイデアコンテストです。家族など身近な人や学校、地域、そして世界の問題への関心を高め、自分たちでも解決できるという視点と自信を子どもたちに身に付けてもらうことを目的としています。また、本コンテストのために考えたアイデアを、将来子どもたち自身が実現できるような教育環境を、大人たちが作っていくきっかけになることも目的としています。

Electronics

2018.06.04

レンタル電動スクーターをこじ開けたらParticle Electronが出て来たという話

他の都市と同じく、サンフランシスコもドックレス(専用の置き場 “ドック” を持たないスタイル)の電動スクーター・レンタルの普及拠点になっているため、夜になれば、歩道やアパートの玄関先などに、不法投棄に見えるけどじつはそうじゃない乗り物で埋め尽くされる。これを、道路の渋滞を緩和する健全な現象だと賞賛する人もいれば、街が汚れるだけだと感じている人もいる。ある行政担当者は、サービスを提供する企業にスクーターを歩道に置くことを認める許認可制度が確立するまでは、それらを排除することも考えているという。

Fabrication

2018.06.01

Aprilの夢の工房に作られた究極の作業台

前にも紹介したが、YouTubeで名を馳せるMaker、April Wilkersonは、テキサスに自分だけの工房を建設した。工事はほとんど完成して、今はマシンやツールや材料や消耗品などを揃えているところだ。

彼女はまたプロジェクトに戻ることが可能になるわけだが(それに、建物を建てたときに残る無数の細かい仕事も片付けなければならない)、そのためには大きな作業台が必要だ。壁にはまだ、物入れや、棚や、ツール整理用の設備ができていないので、作業台には、プロジェクトに使用するたくさんのツールや材料を整理しておける臨時の収納も必要だ。

Electronics

2018.05.31

顕微鏡用のスライドから切り出したガラスを使ったユニークな美を放つLEDキューブ

LEDキューブは美しいが、目新しいものではない。これまでにもたくさん見てきた。しかし、Instructablesのユーザー、mosiversが作ったこれには新鮮さを感じる。

見てわかるとおり、このLEDキューブは、何か透明なものを使って作られていて、それがユニークな効果をもたらしている。

Instructiblesで作り方がわかるが、顕微鏡用のスライドから切り出したガラス板に回路を載せている。ちょっと不安定な作り方なので、mosiversは、満足のいくまで何度も作り直すことを勧めている。

Other

2018.05.28

巨大企業を中から元気にするために集まった53名のメイカーたち-株式会社デンソー「デンソー技術会 DEES Maker College」メンバーインタビュー

企業のなかで部活やサークルといった形でメイカー活動に取り組むメイカーたちを取りあげる本連載。今回は自動車部品メーカーである株式会社デンソーの社内サークル「DEES Maker College(DMC)」の皆さんにお話を伺った。

DMCはMaker Faire Tokyo2017の会場でも展示を行っていた。一例を挙げると、時間をLEDで知らせてくれる歯ブラシやArduinoを組み込んだ自作の小型ドローン、魚の動きを再現した実際に水中を泳げるお魚ロボット、自律走行して迷路を走破するマイクロマウスなど、実に多種多様だ。

Other

2018.05.25

難民でいること、無抵抗でいること、惨めで、非力でいることの苦痛を忘れられる難民キャンプの中のメイカースペース

Liam Grace-Floodが世界のMakerカルチャーやメイカースペースを訪ね歩いた1年間の記録をお伝えする「オープンワールド」シリーズです。

ヨーロッパにこれ以上難民が入らないようにと、EUとトルコとの間で取り決めがなされてから2年になる。それでもまだ、ギリシャ中の難民キャンプには、いつ終わるとも知れない難民生活を送る人々が何千人といる。この問題は人々の意識から消えつつあるが、安全な場所を求める人たちの境遇は改善の見通しが立たないままだ。彼らの故郷はまだ戦争状態にあり、EUはかたくなに彼らを拒んでいる。