Crafts

2014.12.17

コカコーラを蒸留して真水に戻す装置

アーティストのHelmut Smitsは、ごくごくありふれたものを使って、驚くべき作品を生み出している。彼の最新作は、ありふれたものを別のものに変換するというもので、The Real Thingと題された、コカコーラを蒸留して真水に戻す装置だ。

Smitsは、このオリジナル版を2006年に作っている。コカコーラを手で濾過して真水にするというインスタレーションだ。今回は、アムステルダム大学の修士課程で学ぶMartien Würdemannの協力で、蒸溜する方式を考えた。

Crafts

2014.12.11

CNCルーターで作った “工学的すぎる” 指輪ボックス

自分のCNCルーターを持っていて、大切な人が美しい指輪を入れる箱を探していたとしたら、どうする? もしかしたら、この工学的すぎる指輪ボックスなんてどうだろう。下のビデオでは、どのように使うのかがわかる。いちばん下の、作る工程を示した写真もぜひ見てほしい。

作者は、Redditのブログにこう書いている。「これまでCNCマシンや3Dモデリングソフトをいじったことがありませんでした。学習目的としては、最適なプロジェクトじゃなかったかもしれないけど、うまくいきました!」ほんとうにうまくいったと思う。

Crafts

2014.11.28

「スター・ウォーズ」ファンが作ったアホみたいに細かい段ボールのミレニアムファルコン

素晴らしい体験だった! 私は子どものころにミレニアム・ファルコンをいくつも作ったが、最後に作ってから30年がたった。アニメーションアーティストとして長年働いてきた今(更年期にさしかかり)、今だったら本気で作れそうだと考えた。そこで、ミッション達成! 地下室に置いてあった箱をほとんど使って、全長1.5メートルのファルコンを見事に作りあげた。妻も大喜びしてくれた! 🙂

Thomas Richnerは職業を変えた方がいいのではないか。R2-D2やミレニアム・ファルコンなど、段ボールをリサイクルして別のものを作るという才能はきっと商売になる。

Crafts

2014.11.27

美しい飛行機風デスク

机が欲しければ、当たり前だが、いつだって買える。普通の四角い机なら作ることもできる。なんなら、角を丸くしたりもできる。しかし、上の写真のようなアルミ張りのエキゾチックな飛行機風デスクもありだ。

ピカピカに磨かれて非常に美しい仕上がりだ。当然のことながら、ここまで仕上げるのは大変な仕事だ。imgurに掲載された資料のpart 1によれば、part 1の最後までで60時間を費やしているという。早くpart 2が見たい。そこでは仕上げの工程が見られるはずだ。

Kids

2014.11.17

スター・ウォーズのポッドレーシングをドローンで再現

ドローンを飛ばすのが大好きな人は、森の中でレースをしてみてはどうだろう。

ヘクサコプターやクアドコプターなどのドローンは、飛ばすだけでも楽しいが、障害物の間を飛ばせば、まったく新しいテクニックの世界が開ける。一機数百ドルという機体をクラッシュさせては大損害だが、これらはプロ用ラジコンカーのようにパーツの交換ができるようになっている。

障害物の中を飛ばすリスクをよく知っているフランス・アルプス地方のドローン愛好家のプロ集団、Airgonayクラブの面々は、3週回るコースをデザインした。

Fabrication

2014.11.10

和菓子 “練りきり” を出力する3Dフードプリンターを高校の授業で開発 ― 東京工業大学附属科学技術高等学校 門田ロボテク [MFT2014出展者紹介]

日本の伝統の和菓子“練りきり”を3Dプリンターで

東京工業大学附属科学技術高校は、日本で唯一の国立の工業高校だ。2年生になると「応用化学」「情報システム」「機械システム」「電気電子」「建築デザイン」の5つの分野を選択し、3年生は各分野ごとにテーマを選んだ課題研究を行う。今年の機械システムのチームが研究テーマに選んだのは、「和菓子を出力する3Dフードプリンター」。ちまたの女子のあいだでは樹脂製の「デコスイーツ」が大人気だが、こちらはちゃんと食べられる生菓子“練りきり”だ。

Crafts

2014.10.27

磁性流体を作ろう

磁性流体が動くところを見るのは本当に面白い。磁石を使って液体をコントロールするなんて、最高に楽しい。強磁性流体は、強磁性粒子と液体を含むコロイド懸濁液だ(液体にはおもに油が使われる。鉄と水を混ぜるとどうなるかおわかりだろう)。

磁性流体の作り方には大きく二通りある。お金のかかる方法(100ドルほどのトナーカートリッジと植物油を使う)と、ちょっと手間がかかるが安い方法だ。こちらは約10ドルでできる。用意するものは、カセットテープ10本ほど、アセトン、薬品に強い容器(これが重要)、ラップ、植物油、磁石だ。

Crafts

2014.10.24

毎年ハロウィンで自販機などの動かない物にこだわって化ける少年

RedditユーザーのMoobyTheGoldenCalfは、息子のために作ったこの自動販売機のコスチュームで、お菓子をあげる側ともらう側というハロウィン伝統の立場を逆転させようとしているようだ。実際にお菓子が出てくることはないが、歩く自動販売機にお菓子を入れてやるという光景は、なんとも詩的だ。

前面には、子どもたちが走り寄ってお菓子を持っていかないようにアクリルの板が張ってあります。右側のスロットはお菓子を入れるところ。ここから入ったお菓子はマシン下部の“PUSH”と書かれたところに溜まる仕掛けになっています。

Crafts

2014.10.21

3Dプリントで作った電気自動車、Local MotorsのStrati

私たちはMakerConで行われたLocal Motorsの創設者で CEOのJay Rodgersの講演のあと、その自動車協同製作プラットフォームについて詳しい話が聞きたくて彼に会った。Local Motorsでは、自動車、オートバイ、トライクなどを協同製作するとき、デジタル工作機械を無料で開放している。さらに、いかしたカーボンファイバー製の3Dプリント版電気自動車、Stratiについても聞かなければならない。

Crafts

2014.10.08

日本人が作った木製ロボットアーム

Kinohagurumaの木製ロボットアームは歯車とレバーで作動する。

子どもだけでなく大人でも、誕生日プレゼントにオモチャをもらうとうれしい。ビデオゲームや新しい自転車や新しい洋服といったプレゼントが多いが、運がよければKinohagurumaのようなお父さんがいて、7歳の息子の誕生日のために木のロボットアームのような芸術的なものを作ってもらえるかもしれない。

このアーティストは、いくつもの歯車とレバーをドリルと糸鋸で手作りしている。