Fabrication

2014.06.20

より速く、より精細に、Formlabsが旗艦3Dプリンターをアップグレード

Formlabsの新しい3Dプリンター、Form 1+

デスクトップ型ステレオリソグラフィー(SLA)プリンターのメーカーとして知られているFormlabsは、メジャーアップグレードとなるForm 1+を発表した。より高速で、細かいプリントが可能になる。

Formlabsの主任エンジニア、Ian Fergusonによれば、この新しいプリンターは「新しいレーザー、新しいコントロールシステム、何十もの部品の精度と品質の改善」が加えられたという。

新型プリンターの価格は、現行のForm 1と同じ3,299ドル。

Crafts

2014.06.20

テスラが特許を公開

Tesla Motors(テスラモーターズ) は、CEOであり創設者であるElon Muskのブログ記事を通して、電気自動車を作りたいという人に対して、今後、一切の特許権を主張しないと発表した。

「私たちが高性能な電気自動車の製造に道を拓いたとしても、知的所有権の地雷原が私たちの背後で他の業者を阻んでしまっては、私たちの目的とは正反対の結果を導いてしまう」とMuskは書いている。

Crafts

2014.06.19

時を可視化する機械

真壁友さんの作品は時を可視化する機械。時刻を知るためではなく、力強い歯車や振り子の動きから時間の流れを感じるための機械です。作品だけでなく、なんとCNCフライス盤から自作している。CNC切削に関するノウハウはブログにまとめられています。

Kids

2014.06.10

病院でMini Maker Faire

健康をメイクしよう! 2014年5月28日水曜日、我々がブルックリンのMaimonides医療センター Mini Maker Faireに到着したとき、そんなバナーが掛けられていた。50年前、この同じ病院で、エイドリアン・カントロウィッツ医師はカナルストリートで買ってきた電子メトロノームを改造して、世界初の埋め込み型ペースメーカーのプロトタイプを開発した。改造したAMトランスミッターで、もっとも低い周波数に合わせてペースメーカーの動作のデバッグを行い、病院の心臓移植手術の先端的な研究を推進させた。

Fabrication

2014.06.09

ローコストハウジングの時代

ラベリングを除いて、従来どおりの工法のように見えるけど、Homebuiltの住宅は違う。

低所得者層向けのプレハブ住宅を買おうとすると、あれこれ困難がつきまとう。住宅の価格は安いが、そのために資金を調達しにくい。住宅の直接の価値が低いので保険がかけられない。通常の工法で建てられた家は、所有者に長期にわたる価値を与えるが、プレハブ住宅は所有者を下向きスパイラルに陥れる。Dennis Michaudはそこに納得がいかず、何とかしたかった。その結果として生まれたのが、法規制に準拠した手作り住宅キットの会社、Homebuiltだ。

Kids

2014.06.06

子どもたちがヒーローに変身する紙のアーマースーツ

2011年のクリスマス、How-Lun Chenのサンディエゴの家に紙箱が積み上がってる様子を想像してほしい。彼がインターネットで注文したプレゼントの空き箱だ。彼は、それをリサイクルに出すのではなく、何かクリエイティブなことに使おうと決めた。「息子のために、シンプルな兜と盾と剣を作ってやったんです。彼は大喜びで遊んでくれました」と、How-Lun は振り返る。

それから彼はデザインを練り直し、やがて今の形に到達した。ノーズプロテクションもあるし、金属質の塗装も施し、光るLEDの宝石も埋め込まれている。

Crafts

2014.06.04

宇宙時代のガーデニング:アクアポニクス、ハイドロポニクス、エアロポニクス

最先端のDIYを育てる我々としては、最新のガーデニングテクノロジーも気になるところだ。そこで、魚との共生や土のかわりに空気を使う方式など、Maker革命へ向けて機が熟した3つの科学的栽培技術を紹介しよう。

アクアポニクス:植物 + 魚

Kijani Grows

アクアポニクスは、魚と植物の両方を、互いに水を融通し合って育てる方式だ。魚の排泄物が植物の肥料となり、植物が魚の餌になる。この技術はすでにホビイストでも試せるほどに成熟している。

Crafts

2014.06.03

庭がなくても家庭菜園

土地はなくても食物は育つ。

私はいつも、友人や家族や知らない人たちに家庭菜園を始めるよう勧めている。しかし現在のところもっとも多く聞くのは、「やりたいけど庭がない」という言い訳だ。その心配はもうない! ここに、1インチ(2.5センチ)だって土地を使わない家庭菜園のDIYアイデアを紹介しよう。ちょっとの工夫と手間をかければ、引っ越しの際に持って行ける菜園だって作れる。

自動水やりプランター
地下かんがいプランター(SIP)は、植物の下に水を溜めておくところがあるので、1週間に1度だけそこに水を入れるだけで、毎日水やりをしなくて済む。

Crafts

2014.05.28

ルーク・スカイウォーカーのバイオニック義手を作る

Dean KamenのDEKA Armの販売をFDA(米国食品医薬品局)が認可した。一般に、親しみを込めて「ルークアーム」と称されるロボット義手だ。『帝国の逆襲』でルーク(・スカイウォーカー)中佐が失った腕にロボットアームを取り付ける有名なシーンにちなんで、そう呼ばれている(手術した医療ドロイドは、私の記憶が正しければアクションフィギュア2-1Bのやつだ)。

FDAによれば、このルークアームは「筋電電極からの電気信号で同時に複数の動力を制御する初めてのロボットアーム」だと言う。

Crafts

2014.05.27

SFCに「Fabspace」オープン。第1号作品はデジタル刺繍ミシンを使った似顔絵トートバッグ

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のメディアセンター(図書館)に、「Fabspace」がオープンした。Fabspaceには、3Dプリンター6台、3Dスキャナー2台、カッティングマシン2台、ベーパーカッター1台、デジタル刺しゅうミシン2台が設置されている。

メディアセンターにこのようなFab機材が導入されたのは昨年度から。昨年は3Dプリンター4台を稼働させてきた。「すべての学生が自由にFabできる」この環境をつくった旗ふり役は、環境情報学部の田中浩也准教授、筧康明准教授、水野大二郎専任講師らだ。