Crafts

2014.02.24

すべてのアートはMakerによって作られた

私がメトロポリタン美術館で“コンピューター係”として勤め始めたころ、美術館というのは、壁に整然と絵が並べられている静かな場所だと思っていた。そして芸術というものは、ひとりの天才によって作られた意味のわからないものだと思っていた。そのうち、光を通すピンホールのあるシンプルな箱、“カメラオブスキュラ”のことを知った。この装置は日食の観察などに使われていたのだが、17世紀にはすでに肖像画家がこれを利用して写真のようにリアルな絵を描くようになっていた。私は「それってズルじゃない?」と思った。

Science

2014.02.20

雪関連プロジェクト10本と雪に関する科学、ビデオ、アート

冬はまだ終わらない。だから、遊んでしまおう。私のように雪が大好きな人も、雪解けが待ち遠しい人も、雪ってビックリするほど面白い特徴を持っていることは認めるでしょう。そこで、MAKEのアーカイブから、雪に関するプロジェクト、雪の科学、Makerが製作した雪のビデオ、美しい雪のアートなどを拾ってみた。

上の写真は雪の専門家でカリフォルニア工科大学教授のKen Libbrechtが撮影したもの。

プロジェクト
コンボ・スノーガン

雪が降らなくてガッカリしている人も、寒い地域に住んでいれば雪が楽しめる。

Fabrication

2014.02.17

Todd Schlemmerの3Dプリント製カメラ

究極のピンホールカメラと言えばプリントに限る。Todd SchlemmerはこのPINHE4D型カメラをデザインした。35mmフィルム対応だ。Tinkercadでモデリングし、Printrbot Plusで出力した。

最新型のP5は、大判4×5ピンホールカメラだ。これはハーマンのIlford Titanをもとに作られている。標準的な大判4×5のフィルムホルダーが使えるように設計されていて、90mm、画角70度と、150mm、画角46度のレンズがある。

Crafts

2014.02.17

David Paganoが選んだブリックフィルム10本

「ブリックフィルム」を撮り続けているDavid Paganoが、自身の作品に加えて、いろいろな人のブリックフィルム作品を紹介します。(編集部)

ある意味、『The Lego Movie』(邦題『LEGOムービー』3月21日公開予定)は、ブリックフィルムを撮り続けている世界の作家たちへの、大きなラブレターだ。インタビューを見ると、監督はそれを意図していたようだ。そこで、映画を見にいく前にチェックしておくべきレゴのアニメーション作品10本を紹介しよう(順不同)。

Kids

2014.02.12

Roarockit – DIYスケボーキット

Roarockit Skateboard Companyは、単なるスケボーショップではない。我々はホイールもトラックもハードウェアも売ってない。最新のスケートシューズもウェアも売ってない。デッキを作ってるわけでも売ってるわけでもない。それなのに、なぜこのトロントの小さなDIYビジネスが12年も続いたのか。

ここにはツールと材料と技術があり、誰もが自分だけのカスタムスケートボードやロングボードや、そのほかの木工品が作れる。私たちの方法は、学校の教室でも、放課後の活動でも、コミュニティの集まりでも使われてきた。

Crafts

2014.02.10

自転車工房のドールハウス

ボクはミニチュアが大好きだ。自転車も大好きだ。だから、このミニチュア自転車工房の写真に出くわしたとき、どれだけ魅了されたかおわかりだろう。この写真は、redditのユーザー、sponge_worthy82がアップロードしたものだ。キャプションにはこう書いてあった。
私の叔母は趣味でドールハウスを作っています。これは叔母の最新作。小さな自転車のチェーンです。

Electronics

2014.02.05

雪中のドローン:ナイキの「Never Not」撮影の裏話

MAKE本社で初めてのドローン招待大会を開いたとき、ロサンゼルスの映画製作者、デザイナー、ドローン専門家からなるグループ、Drone Dudesの面々に会えた。彼らのクライアントには、アウディ、Spy Optics、ナイキなどが名を連ねている。彼らは、ドローンでなければ撮影できないショットを売りにしている。雪が大好きな私は、彼らがカナダの山中で撮影したナイキの新しいスノーボードムービー「Never Not」の裏話がとくに興味深かった。雪の中のドローンだって? 私は話を聞かないわけにはいかなくなった。

Crafts

2014.01.22

3Dプリント用モデリング術トップ10

Kacie Hultgren(通称:PrettySmallThings)は、ブロードウェイの舞台デザイナーとして3Dプリンターを利用しているが、「クラッチパース」や「ジップトップバッグ」など、びっくりするようなものも作っている。彼女は『2014 Ultimate Guide to 3D Printing』のテストチームのメンバーでもある。

ジップトップバッグ(SmallPrettyThingsより)

Kacieのプリント術
45度ルール
45度ルールは覚えておくこと。

Crafts

2014.01.16

3D Systemsの驚きの発表:デスクトップでチョコレート、セラミック、フルカラーパウダーの 3D プリントが可能に

プロシューマー向けデスクトップ3Dプリンター、ChefJet Proでプリントしたチョコレート。

この発表で、3D Systemsは、プロシューマー向け3Dプリントの世界で一歩先に進んだ様子だ。昨日は2つの新しい熱融解積層式プリンター、Cube 3とCubeProについて報告したが、今日は、最高にエキサイティングなプリンターを発表して、デスクトップでできることを大きく塗り替えてしまった。それは、シュガープリンターのChefJetシリーズ、セラミックプリンターのCeraJet、フルカラーのパウダープリンター、CubeJet、そして、触感入力デバイスTouch だ。