Science

2013.11.15

新時代の化学実験セットを復活させるコンテスト

子どもたちにとって、化学実験セットは科学との最初の出会いであり、初めての実験を体験できるものだ。両親や教師にとっても、子どもと科学を語り合う最初のきっかけになる。アメリカ文化のなかで、化学実験セットは1950年代的な独特なオーラを放つものである、それは子どもたちの科学に対する理解と、なにより科学への興味を引き出す重要な存在だ。

そうした意味で、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団の、21世紀の化学実験セットを復活させるコンテストはいいアイデアだ。

Crafts

2013.11.15

すごーく小さい印刷工場

デザインスタジオ、Letterproeftuinは、この小さくてかわいらしい、しかし本当に使える印刷機械、The Smallest Printing Companyを作った。ショーモン国際ポスターフェスティバル2013に出展するための小さなポスターや本を印刷するためだ。

Crafts

2013.11.13

フォード・フィエスタのトランスフォーマー

イギリス人アーティスト、Hetain Patelが最初に所有した車は、父のお下がりの1988年型フォード・フィエスタだった。彼の最初の彫刻作品は、父と兄弟との共同製作により、この小型車を使ったトランスフォーマーだ。

彼のアート解説に、なぜ、とどうやってが簡潔に説明されている。
イギリスで、インド移民の両親の間に生まれた私は、親から車を譲り受けたことで、独立第一歩を迎えました。これは、私が所有していたものと同じ1988年型フォード・フィエスタを新しく手に入れ、最初の彫刻作品に仕上げたものです。

Crafts

2013.11.11

3D技術で歴史を甦らせる

3D技術の資質のなかで私がいちばん好きなものは、汎用性だ。じつに多方面で3D技術が利用されているのは、ご承知のとおり。私たちは常に、世界のクリエイティブな人たちと共に、よりユニークで、奇抜で、革新的な利用法を模索している。3D技術は真っ白な紙だ。そこから、そのツール自身と同じぐらい華々しいプロジェクトのアイデアが生まれてくる。とくに素晴らしいのは、キャンバスの上に描かれる絵に制約がないように、3Dにも制約がないように思える点だ。それは、使い方が限定されることが多い新しいオープンな技術やオモチャにはない特徴だ。

Science

2013.11.11

ドローン・シネマトグラファー、Chris Kippenberger

Chris Kippenbergerは、大好きな自動車や自転車の、その他の方法では撮影に大金がかかるか、または不可能な映像を、DIYドローンを使って撮り続けている。彼にとって、ドローンは単なる商売道具だ。それが目的ではない。Chrisは先週末、Drones & Aerial Robotics Conference(DARC:ドローンおよび飛行ロボットのカンファレンス)で、航空写真の作業グループに参加した。DARCで紹介されたChrisの作品に関する記事を抜粋しよう。

Science

2013.11.08

女性とサイエンス

ニューヨーク在住のアーティスト、Kim Hollemanは、今年のWorld Maker Faire New YorkでTrailer Parkと題する、トレーラーの中に公園があるという作品を展示して、エディターズチョイス賞と教育賞のリボンを6つ受賞した。

女性を科学の分野に進出させることを目的としたレポート、取り組み、コンペ、プログラム、あるいは、そもそもなぜ女性科学者が少ないのか、に関する文章を、私は毎日のように目にしている気がする。

Crafts

2013.11.06

Dr. シリコーン(私がどうやって思い悩むのをやめたか、そしていかにシロキサ結合を愛しているか)

編集者より:Samantha Roseはデザイナーとしての教育を受けた人物で、素材科学者ではない。しかし彼女はニッチな市場を発見し、その穴を埋めるべきだと考え、本物のMakerらしく、素材と製造に必要な事柄を必死に勉強した。私たちはWorld Maker Faire New Yorkで彼女と会い、彼女がプロのMakerとなるまでの話を聞くことができた。

私はキッチンの引き出しから「ヘラ」を出そうとした。なぜだか7つか8つあって、そこから選ぶことになった。みなさんも、引き出しの中はこんな感じだと思う。

Crafts

2013.11.04

Maker Faire Tokyo 2013 1日目 Photoレポート

Maker Faire Tokyo 2013、初日の様子を写真を中心にレポートします。

Z-MACHINESのステージ。ロボットバンド…なのですが、プログラミングされた演奏に加えて、リアルタイムでmidiを打ち込みライブをしています。ロボットの演奏に、人間の手技が加わることで、有機的な雰囲気の音になります。製作者による技術解説も聞ける、Maker Faireならではの贅沢なステージです。

「HAKUTO」のブースで実施されていたローバー(宇宙開発で利用される探索船)操作の体験。

Crafts

2013.10.25

新刊『ギークマム』は10月26日発売!

本書「ギークマム」は、コミック、SF、サイエンスなど、幅広くテクノロジーや空想の世界を愛し、我が子と分かち合いたいと思っている「ギーク」なママと家族のための書籍です。その中心は、家庭にある素材を使ってすぐに楽しめるユニークな実験・工作・体験活動。紙コップで作った要塞をスーパーヒーローになりきってこっぱみじんにすることや、ホラー小説の作文、親子で楽しむテーブルトークRPG、電子レンジでプラズマ発光、フィボナッチ数列と黄金比を取り入れたアクセサリ作りなど、その内容はユニークなものばかり。

Crafts

2013.10.25

WaterColorBotが生産へ

30以上のリビジョンを経て、Evil Mad ScienceのWaterColorBotが生産にこぎつけた。つまり、このデザインが、少なくとも今回のプロダクションランにおいて最終版ということだ。そう簡単に言ってしまうが、最終版の決断は非常に難しかったはずだ。メカニズム部分は最終版と決定するのがとくに難しい。モーターのスピードや部品の改良などは、際限なく続くからだ。どこで最終と決断すればいいのだろう。

私はEMSLのWindell OskayとMaker Faireで会い、デザインの最終版決定に関して、いい話が聞けた。