Fabrication

2014.07.16

Discov3ry:3Dプリンターを食品プリント用にグレードアップ

Discov3ryは、標準的なフィラメント式3Dプリンターで使えるペーストエクストルーダーだ。家庭用の3Dプリンターに興味を持って観察してきた人なら、近年登場したペーストエクストルーダーのことを知っているだろう。アイシング、チョコレート、シリコン、セラミック、はてはコンクリートまで、ペースト状の素材をノズルから押し出すシステムだ。しかし、市販されているものは少ない。

Discov3ryのアプローチはちょっと違う。既存の3Dプリンター用のアタッチメントとしてペーストエクストルーダーを提供しようという考え方だ。

Crafts

2014.07.15

Drawn – 3Dプリント家具

Drawnは家具などの大物の3Dプリントを行うサービスだ。

Sylvain Charpiotとそのビジネスパートナー、Samuel Javelleは、家具や雑貨など大きなものを3Dプリントするサービス、Drawnをフランスに立ち上げた。Sylvainは起業家精神を持つ技術者で、Samuelはデザイナーで発明家だ。

Drawnの3人目のメンバーはGalatea(ガラテア)だ。彫刻家ピュグマリオーンが恋に落ちた作品の名前をとった大型の3Dプリンターだ。

Electronics

2014.07.14

3DプリンターでUFOライトを再現

去年、私はSketchUpをダウンロードして、落書きをして遊んでいた。何か特別なものを作ろうとしていたわけではない。クイーンズで開かれたMaker Faireを見に行って、ものすごい刺激を受けた。その後、ニューヨークのMakerBotのショップを見に行き、ぶっとんだ。

そして、何かクールなものを作りたいという気になった。自分が打ち込めるものは何か、私は1週間ほど考えた。SketchUPとCADの使い方をもっと勉強したくなった。MakerBotと3Dプリントのこともよく知りたくなった。

Crafts

2014.07.11

クレートスタッキング:びっくりDIYスポーツ

写真:John Orbon/Park Day School

Liam McNamaraは、名前からしてクレイジーなDIYスポーツ、クレートスタッキング(箱重ね)の提案者であり推進者。彼は倉庫などでのイベントやEast Bay Maker Faireでこの競技を主催してきた。会場にはロープなどの登山器具が完備され、競技者が何十フィートもの高さに牛乳のケース(クレート)を積み上げながら登っていく間に、巨大なジェンガのようにクレートが崩れても安全なようになっている。

Electronics

2014.07.11

自転車用レーダー「ikubu」の開発裏話

これが市場調査というものだ。Franz Struwigは、後ろから来た車に引っ掛けられるのを恐れて車道の反対側を自転車で走る男に出会った。南アフリカのステレンブーシュでレーダー装置のスタートアップ、iKubuの創設者でありマネージングディレクターを務めるStruwigは、そこに彼らの製品のニーズがあると感じた。

そうして生まれたのがBacktrackerだ。ハッキング可能な自転車用後方レーダーだ。オープンなAPIを使い、現在クラウドファンディング中だ。

Fabrication

2014.07.08

カナダ初のSTLファイルの知的所有権侵害訴訟に学ぶ

DJI Phantonクアドコプター。写真提供:flickr ユーザー Adam Meek

先月、3Dprintler.comはカナダで初めてのSTLファイルの知的所有権侵害訴訟に関するブログ記事を掲載した。それが本当にカナダで始めての STLファイルの知的所有権に関する訴訟なのか、それがカナダの法律に違反することなのか、私にはわからない。しかし、これはアメリカの法律から見たデジタルファイル、3Dプリント、そして知的所有権について考えるいい機会になると思う。

Fabrication

2014.07.01

3Dペンの3Doodlerで作った飛行機が飛んだ

3Doodlerは3D落書きにも、ラジコン飛行機の製作にも使える

3Doodlerのことを聞いたことがある人も多いだろう。ハンドヘルドの3Dプリンターとして使えるというものだ。しかし、それで作れるものは、せいぜい、文字通り三次元の落書きぐらいなものだろうと考えている方も少なくないと思う。しかしそれは違う。本当に飛ぶラジコン飛行機も作れてしまうのだ。

骨組み、モーターマウント、操縦翼面は、すべて3Doodlerペンで作られている。翼の表面もこいつでカバーしているように見えるが、そこにはLITESPANというフィルムが貼られている。

Fabrication

2014.06.20

より速く、より精細に、Formlabsが旗艦3Dプリンターをアップグレード

Formlabsの新しい3Dプリンター、Form 1+

デスクトップ型ステレオリソグラフィー(SLA)プリンターのメーカーとして知られているFormlabsは、メジャーアップグレードとなるForm 1+を発表した。より高速で、細かいプリントが可能になる。

Formlabsの主任エンジニア、Ian Fergusonによれば、この新しいプリンターは「新しいレーザー、新しいコントロールシステム、何十もの部品の精度と品質の改善」が加えられたという。

新型プリンターの価格は、現行のForm 1と同じ3,299ドル。

Fabrication

2014.06.13

Kickstarterがルールを単純化。その理念を守るために。

Maker Faireに集合したKickstarterの利用者たち。写真:Julio Terra

2007年のEG Conferenceにて、Kevin Kellyは聴衆にこう言った。ウェブが登場してまだ5000日も経っていないと。すべてのアクセス、すべてのコンテンツ、すべての情報は、その短い期間で利用できるようになったことを彼は思い出させてくれた。とくに印象的だったのは、だれも驚かなかったことだ。人間の時間の感覚とは、なぜか主観的になりがちだ。

Fabrication

2014.06.09

ローコストハウジングの時代

ラベリングを除いて、従来どおりの工法のように見えるけど、Homebuiltの住宅は違う。

低所得者層向けのプレハブ住宅を買おうとすると、あれこれ困難がつきまとう。住宅の価格は安いが、そのために資金を調達しにくい。住宅の直接の価値が低いので保険がかけられない。通常の工法で建てられた家は、所有者に長期にわたる価値を与えるが、プレハブ住宅は所有者を下向きスパイラルに陥れる。Dennis Michaudはそこに納得がいかず、何とかしたかった。その結果として生まれたのが、法規制に準拠した手作り住宅キットの会社、Homebuiltだ。