Fabrication

2014.09.22

日常生活で使える3Dプリント:カメラ用具、歯磨き粉絞り出し器などなど

3Dプリントの話をするとき、よく聞かれるのは「でも、実用性はあるの? お人形やオモチャしか見ないけど」という質問だ。というわけで、「使えるプリント」と題した連載コラムを開始しようと思う。これから、実用性のある3Dプリント製品を紹介していく。

Glide Cam

この3Dプリントで作れるGllide Camは、カメラスタビライザー。買えばかなり高価なものだ。

Scorpion 鎖式自転車マウント

使わないときに自転車を壁に掛けておけるシンプルでエレガントなデザインだ。

Crafts

2014.09.17

ブラジル式DIYカーベキュー

ブラジルのフォルクスワーゲン整備工場、Wolks Gruppe Garibaldiは、古いフォルクスワーゲン・ブラジリアを、ラテンアメリカ伝統の肉料理、シュラスコのためのグリルに改造するという奇跡を成し遂げた。車のエンジンを使い、リヤタイヤからベルトで動力を伝え、肉を挿した串をゆっくり回転させる。この賢いグリルによって肉はすべての方向が火であぶられる。美味しくならないはずがない。

こんな「カーゲキュー」を自分でもやってみたいという方もいるだろうが、そのために自動車まるごと1台を犠牲にする必要はない。

Electronics

2014.09.16

音響ミラー:過去の軍事技術をアートで再現

写真:Signal

レーダーが発明される前、イギリス軍は接近する敵機を察知するための音響ミラーの研究を行っていた。画面に光が点滅するかわりに、戦略的に配置されたコンクリートのパラボラが周囲の音を集めて、飛行機のエンジン音など、遠くの音を聞こえやすくするという単純なものだ。

写真:アボッツクリフの音響ミラー。撮影:Andrew Grantham。

この魅力的で原始的で印象的な過去の遺物(これはまだイギリスの海岸に立っているのだが)の存在を知ったアーティスト、Tim Brunigesは、ギャラリーの中にこれのインタラクティブな一組を復元した。

Fabrication

2014.09.12

HasbroとShapewaysが提携を拡大:トランスフォーマーのファンアート(派生作品)などの販売が可能に

ファンが作ったトランスフォーマー“Trivia”。タブレットに変身する。(fakebusker83)

HasbroとShapewaysはHasbroのおもちゃをベースにしたアート作品で利益を上げようと考えている。

この発表は、この2つの会社の提携の拡大を示すものだ。去年、彼らは、独立系アーティストが『マイリトルポニー』関連の作品を superfanart.comで投稿、販売できるようにするサービスのジョイントベンチャーを立ち上げた。あの派手でカラフルな子馬たちをベースにしたアートの売り上げを分離することになる。

Fabrication

2014.09.11

Bre PettisがMakerBotのCEOの座を下りてStratasysの新部門を設立

Bre PettisはMakerBotのCEOを辞めて、親会社であるStratasysでThe Innovation Workshopという新部門を立ち上げることになった。2015年からは、2011年からMakerBotにいるJennifer LawtonがCEOとなる。

これは当初、3dprint.com での無名のタレコミから伝わった話だが、StratasysのCEO、David Reisの発表によって確認された。

StratasysおよびMakerBotは、MakerBotの人事異動を行います。

Fabrication

2014.09.09

美的でゴージャスな3Dプリントの義手

Evan Kuesterzは、他の学生と同じように、自分の専攻科目に退屈を感じていた。しかし、大型の3Dプリンターなどのクールなツールに出会ったとき、心がときめいた。Evanは、何度か見かけたある学生のことが気になっていた。気になっていたのは、彼女に左手がなかったことだ。そして、3Dプリンターを自由に使える立場にある彼は、ついに素晴らしい目標を見つけることができた。

ある日、彼は勇気を奮い立たせて彼女に近づき、自己紹介すると、自分のアイデアを話した。

Fabrication

2014.09.08

ハードウェアデザインの現場を覗く:あらゆる携帯電話やケースに接続できる薄型のマウント「Linkmount」

これまでにない形のクリップのアイデアを思いついた。3D プリンターでいろいろ検証してからレーザーカットで製作した。

私はToshi Sakaguchi。ロードアイランド州プロビデンスにあるPLUSTというデザイン事務所の共同創設者です。もう一人の創設者は親友でありビジネスパートナーのLukas Scheurerです。私たちは、Rhode Island School of Design(RISD)の工業デザイン科の卒業生です。

Fabrication

2014.09.04

3Dプリンタとスマホで作る3Dヘッドマウントディスプレイ

Koike MakotoさんはOculusRiftが欲しくなったけど、品薄で買えなかったらしい。買えないなら作ってしまえ、ということで開発したのがこのスマホベースのHMD。スマホの画面を100円ショップのレンズ2個で立体視する仕組みで、ゴーグル全体は3Dプリンタで出力。ヘッドトラッキング機能もある。ソフトウエアはUnityベース。視野角に限界があるけれど、立体視については「3D酔する程度には、バッチリ立体に見えました」とのこと。

ソースコードを含む作り方の詳細がブログで公開されている。

Fabrication

2014.09.04

StratasysはAfiniaに対する訴訟でひとつの特許を取り下げた

最終章

去年の11月に、Stratasys(MakerBotが所有する会社)がMicroboards Technology, LLC(Afiniaデスクトップ3Dプリンターを販売している会社)を特許侵害で訴えたのを覚えておいでだろうか。4つの特許を侵害しているとしてStratasysがAfiniaを訴えたのだ(リンクは日本語版記事)。

これは単にStratasysとAfiniaだけの問題ではない。なぜなら、Stratasysの特許技術は多くのデスクトップ3Dプリンターも使用しているからだ。

Fabrication

2014.09.03

ローランド ディー. ジー.が新シリーズ「monoFab」発表。光造形方式の「ARM-10」と切削加工機「SRM-20」本日から発売

ローランド ディー. ジー.から、光造形方式の3次元積層造型機「ARM-10」、3次元切削加工機「SRM-20」の2機種が世界同時に発売開始されました。

ARM-10

ARM-10
光源となるプロジェクターからUV(紫外線)を照射し、樹脂を一層ずつ硬化させる方式を採用。複数の造形物を同時に造形することが可能になっています。また、硬化した樹脂を引き上げながら造形する「吊り下げ方式」を採用したことで、樹脂の使用量を抑えることが可能になったとのこと。

樹脂も専用のものを開発。