Electronics

2009.02.24

ヒューマニストのMakerのための読書リスト

William J. TurkelのDigital History Hacks サイトの記事だ(去年の12月)。2004年の12月、私はからくりや自動装置の作り方の研究とはどういうものかを知りたくてJoe MartinのTabletop Machiningという本を購入した。私には研究のための時間がたっぷりあることは明白だったが、博士過程を修了したばかりの私は、本を出すのは数年先のことと考えていた。そのため、マスターするのに10年や15年かかるような、まったく別のことを始めてみようという気になった。

Other

2008.09.17

求められている人材トップ10

4月に発表されたリストだけど、今でも状況は同じ。Manpower社が世界の4万2500人以上の労働者に対して行った最近の調査によると、こうした技能を使う職種は、アメリカが抱える人材不足がもっとも顕著に現れている分野だと言える。弱体化した求人市場では、優れた人材を求めて努力しているアメリカ国内の雇用主の割合は、2007年の半数である22%にまで落ち込んでいる。
その一方で、企業は有能な技術者や営業マンを求めて奮闘している。とくに、ベビーブーマーが大挙して現役を去る時代となった今、専門技術を持つ若い人たちを集める必要が増しているのだ。

Other

2008.07.31

刑務所のなかのMaker

Marc Steinmetzのフォトギャラリーは、身の回りの物から作られた脱獄用ツールの写真集だ。作りは雑だが、我々がまず直面しないであろう困難に対するエレガントなソリューションと言える。
– Patti Schiendelman
訳者から:すべて実際の囚人が作ったもの。この写真はドイツの監獄でラジカセのパーツから作った送信機だそうだ。通常のラジオで受信して、囚人同士のナイショの通信に使われたそうな。

Science

2008.07.29

シド・ミードとLEGOでできたスピナー

Boing Boing GadgetsのJoel Johnsonが、シド・ミードの前で完全なオタク少年と化した様子は笑えた。でも、ボクだってそうなったよ。ボクもシド・ミードの大ファンだし、彼の影響で工業デザイナーになろうと考えた時期もあったぐらいだから。BBtvの今回のエピソードでは、レゴ社から特別にプレゼントされた、映画「ブレードランナー」のスピナーのパトカーのレゴ版を見ながら語り合います。

Crafts

2008.07.16

人力パンツァー戦車

MAKE Flickr photo poolにポストされたVin Marshall(ペンシルベニア州フィラデルフィア)の記事より:
ボクたちは11日間で人力のパンツァーカンプワーゲンⅢ型戦車を作りました。これは、第2回Kensington Kinetic Sculpture Derbyに出場するためのものです(第1回は海賊船で出場しました)。しかし、ボクたちが会場に到着したときにはもうヘトヘトに疲れていて、あまり派手に動き回ることができませんでした。

Other

2008.05.16

ルーブ・ゴールドバーグ2008:インタビューとマシンの紹介(ビデオ)

先月、パデュー大学で行われたNational Rube Goldberg Machine Contest(全米ルーブ・ゴールドバーグ・マシン・コンテスト)のビデオができた。参加者の話はとても興味深く、彼らがマシンを操作する様子も面白い。1982年の懐かしのビデオゲーム BurgerTime以来、ひとつのハンバーガーをこんなにすばらしく無駄な手順で作られた機械はなかったね。

Science

2008.05.16

Maker Faireスティームパンクあれこれ

蒸気技師、オイル狂、発明家、ネオビクトリア調コスプレ愛好家、レトロ未来主義者、世紀末後のプラヤパイレーツ、ニューダンディーズ、そしてエレクトリックカウボーイがカリフォルニア湾岸地区で開かれたMaker Faireの会場で一堂に会した。移動式ビクトリア調城郭や、蒸気自動車、蒸気スクーター、演芸ステージ付き火を噴くバー、真空管式テルミン、屋外ビクトリア調リビングルームには、真鍮製パソコンのキャビネットや光線銃やゼンマイ式ギターや光るバイオリンなどがテーブルに置かれていた。3人の飛行船乗務員も参加していた。

Other

2008.05.03

Maker Day

3日、4日のMaker Faire開催を前に同じ会場でMakerのためのイベント「Maker Day」が行われました。Maker Dayの目的は、Maker Faire前にMaker同士がゆっくり話をする時間を作ることと、「Makerのための」セッションを行うこと。Makerが自分の立ち位置を確認したり、生計を立てる方法を考える参考になるようなプレゼンテーションが多数行われました。そのうちのいくつかを簡単に紹介します(以下、ちょっと遅れて会場入りしたため、席が後ろの方でした。

Other

2008.05.01

Make: Tokyo Meeting – かないのピックアップ "ウダー"

かつてギターを弾いていた宇田道信氏は、もっと効率的に音楽が演奏できる楽器が欲しいと感じ、ウダーを自作した。
ウダーは、見た目はとってもシンプルな楽器。左右の12面柱に螺旋状に巻かれたロープと呼ばれる圧力センサーを押して音を鳴らす。螺旋は1回転で1オクターブ。押す強さで音量も調整できる。じつに合理的な楽器だ。
現在はMIDIで音を出している。MIDI音源だからどんな音でも出せるわけだけど、宇田氏は素朴な縦笛のような音を選んで演奏していた。その音が、またこの楽器の雰囲気に合っている。

Electronics

2008.04.24

Make: Tokyo Meeting – かないのピックアップ "フッタウェイ"

フッタウェイ1号
サーボモーターで動くロボットはもういい! とエンジン(エンヂン)にこだわる KIMURA。非効率で危険そうで乗りにくそうで、いいことはひとつもないように見える二足歩行機械”フッタウェイ”のデモンストレーションを、取り囲む人たちは「なんだろう」という目で見入っていた。ブルルンブルルン、ガチャコンガチャコンと騒音を立てて歩く機械を、90度回転させるのに相当苦労していた。
いったい何なんだ? 

屋内会場ではフッタウェイで東京中を歩き回るビデオが、これまたガチャンガチャンと危険なまでに乱暴に歩くビデオモニター”テレビジョン”に映し出されていた。