Fabrication

2012.03.24

新刊『Making Things Move』

動く機械を自分の手で作りあげることには、大きな満足がともないます。本書は、デザインやアートを学ぶ学生向けの講座がもとになった、動くモノを作りたいと考えている方のためのメカニズム入門書です。機械に関する知識がほとんどない読者を対象に、ネジや歯車など基本的な機械要素とその背景にある物理法則、材料の特性、部品の結合方法、トルク、エネルギーなどについてわかりやすく説明し、その後、モータの制御や各種の要素を組み合わせたメカニズムについて解説します。

Fabrication

2012.03.23

Makerビジネス ─ シャキーン! テレビゲームの郷愁漂うライト

タッチセンサのスイッチで点灯し、同時にあの懐かしいゲームの音がする。(写真:Adam Ellsworth)
Makerスペースで湧き出たアイデアから、懐かしい魔法が甦ることがある。これは8bitlitの共同開発者、BryanとAdamのメッセージだ。コンセプトからプロトタイプ、さらに小規模ながら生産体制が整うまでに、彼らは2カ月を要しなかった。彼らのマリオブラザース風ペンダントライトは、間もなく販売が開始される。「シャキーン!」
去年の暮れ、Bryanはレーザーカッターでプロジェクトを切り出したり、建具で遊んだり、勉強したりと盛り上がっていた。

Kids

2012.03.23

未来の技術家庭科は車でやってくる

MakeとMaker Faireの精神をお弁当屋さんのトラックに積み込めるぐらいにまとまれば、子供たちに物作りを教えて回れるんじゃないかな?
これはスタンフォード大学のデザインチームが投げかけた質問だ。去年の秋、私たちは、スタンフォードのd.schoolで知り合ったプロダクトデザイナーのPrat Ganapathy、Eugene Korsunskiy、Aaron Peckと会った。

Electronics

2012.03.22

World Wide RomeにMakerが集合

私は今、ローマで開かれているイタリアのMakerムーブメントの発展と貢献を支援するためのカンファレンスに参加している。今朝はChris AndersonとMassimo Banziが講演を行い、午後は私が行う。ホストはRiccardo Luna。World Wide Rome – the Makers Editionの主催者だ。カンファレンスは美しいローマの旧水族館、Acquario Romanoで行われている。
Andersonは、イタリア文化におけるデザインの重要と、その専門性が、すべての人がデザイナーになる新しい世界を理解するうえでの焦点になると語った。

Electronics

2012.03.22

無限の彼方へビデオ振り子

Jonathan BraininのPendulum Video(ビデオ振り子)は、現在製作中の脅威的なビデオ彫刻だ。ビデオモニタに向けたカメラの映像がモニタに映し出される。そのモニタの前で、振り子に取り付けられた2つめのモニタが揺れる。すると、画面に美しい振り子の連続映像が映し出される。このほかのバージョンのJonathanのビデオもなかなか美しい。

Other

2012.03.21

少量をひんぱんに作る – イギリスが考える製造業の未来

Makerビジネス、Tinker Londonの創設者のひとり、Alexandra Deschamps-SonsinoがMade Northで行ったプレゼンテーションは面白かった。どこでも問題になっている伝統的な製造業の衰退に関する話だ。工業の話をすると、ほとんどの人は、ロマンチックな側面ばかりを見て、そもそも私たちが「物を作ること」を止めてしまった理由を見ないように思える。工業が栄えた時代がうまくいっていた理由のひとつには、子供を働かせることに良心の呵責がなかったという点がある(これについてはLewis Hineが詳しく述べている)。

Other

2012.03.19

IAMAS「Public-ation」展は3月23日から

IAMASの小林さんから今週末に開催される「Public-ation」展のご案内をいただきました。
2012年3月23日(金)より25日(日)までの3日間、IAMAS(情報科学芸術大学院大学×岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)ユビキタスインタラクション研究領域の展覧会「Public-ation」を六本木のアクシスギャラリーにて開催します。Make:
Tokyo Meetingなどで展示した作品の最新版と、今回初めて展示する作品の計十数点を展示する他、2つのトークイベントと3つのワークショップを開催します。

Kids

2012.03.19

退屈している暇があったら何かやれ

World Maker FaireのJoey Hudy。写真提供:Aaron Fedor/Cognizant Technology Solutions
Joey Hudyのホワイトハウス訪問は大統領に大きな感銘を与えた。Joeyが披露した Extreme Marshmallow Cannonもさることながら、大統領の驚きは、名言入りの彼の名刺にあった。これは本日発表された、ホワイトハウスのイベントに関するオバマ大統領の感想だ。最後に、数週間前、まさにこの部屋と隣の部屋で開かれた私の大好きなイベント、ホワイトハウス・サイエンスフェアについて話そう。

Electronics

2012.03.19

How-To:導電性インクを作る

導電性インクを使ったクールなプロジェクトがたくさんあるが、導電性インクって、どこで売ってるんだ? ということで、そこからDIYしてしまおう!
シカゴのハッカースペース、Pumping Station: Oneのメンバー、Jordan Bunkerは、この化学プロジェクトに乗りだし、 UIUC(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)が考案した作り方を簡単に実行できる形にまとめた。導電性インクには無数の楽しい使い道があります。なかでも、電子回路を手早く描いていくという用途は大変に魅力的です。